ー13年前
レイン=イザベル
レイン=イザベル
その言葉を聞き、私は心底喜んだ
ベルノルト=イザベル
その赤子は、天使のような愛らしい顔をしていた
その時、雷のような衝撃と共に『カルゴ』という名が頭に思い浮かんだ
ベルノルト=イザベル
レイン=イザベル
ベルノルト=イザベル
ベルノルト=イザベル
天使のような子だ
だからきっと素晴らしい個体値だと信じていた
だが…
ベルノルト=イザベル
レイン=イザベル
ベルノルト=イザベル
レイン=イザベル
個体値は最悪なものだった
ベルノルト=イザベル
だがスキルは最強だ
ベルノルト=イザベル
ベルノルト=イザベル
当時、ただの庶民であった私はそう判断することしか出来なかった
ここにいれば平凡な人生を歩むだろう
そう思ったのだ
ベルノルト=イザベル
ベルノルト=イザベル
そうして、私はカルゴと妻を一緒に家から追いやったのだ
ちなみに
その過去を知って、無理にでも伯爵のところに連れ戻そうとした部下がいた
が、
伯爵は拒否してそいつをクビにした
このような過去があったため
カルゴと妻は私に会いたくないのだろう
ベルノルト=イザベル
ベルノルト=イザベル
私は常にカルゴを追い出したことを後悔し、
妻に心から謝罪をしている
ベルノルト=イザベル
ベルノルト=イザベル
伯爵がどれほど悔やんでいることも知らずにカルゴは……
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
俺は、なぜ父さんに捨てられたのかを知っている (正確には全く知らない)
そして、俺と母さんを苦しめた父さんを恨んでいる
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
『会いたい』
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
今日は俺の誕生日
13歳になる
この国では、13歳になると自分のスキルを鑑定され
それに見合った職業を授かることができる
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
カルゴ=イザベル
…と呑気なことを考えているが、
これからカルゴが波瀾万丈な人生を歩んでいくことを誰も知らない。
…………
いや、父親しか知らない。
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
ぽゆんくりん
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