空を見上げるといつも君がいる
空を見ると私は笑顔になれる
でも半分は悲しい
どうしていなくなっちゃったの?
そら
私はそら16歳の高校1年生
そら
私の恋人は去年亡くなったんだ。病気で
そら
やっぱり1年経っても忘れられない。どうしたら?
そら
私の親友えりかはいつも優しい言葉をかけてくれる。
そら
今日も
えりか
大丈夫だよ。私がついてる
そら
ありがとう
えりか
無理に忘れようとしないで
そら
私は涙が1滴でた
するとえりかは無言で私にハンカチをさしのべてくれたのだ
そら
ありがとう
そら
( 私はそっと笑顔をえりかに向けたのだ )
えりか
じゃあ今日はまなぶと近くにいられるように屋上でご飯食べようか!
そら
うん!
私とえりかは屋上に行った
私には優しくささやきかける恋人のまなぶの声がかすかに聞こえたのだ
まなぶ
心配しないで
まなぶ
俺はいつもえりかのこころのなかにいるんだから
まなぶ
だから安心して
えりか
どうかした?
そら
ううん
まなぶの声は私にだけ聞こえたんだ
そら
今私の心の中でまなぶが話しかけてくれたの
えりか
よかったね
そら
うん!
私はその時思った
自分がおばあちゃんになったら天国でまなぶと一緒に心の中で生きようと
えりか
じゃあお昼ご飯食べようか
そら
うん!







