テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
とても長くなるので皆さん 心の準備をして読んでください! ⚠️注意⚠️ 兄弟パロ OD有 嘔吐表現有 過呼吸表現有 すち嫌われ ↓ 最後は仲良しこよし
すち視点
昔は皆仲良く暮らしていた。 父さんも母さんも弟達だって いつも笑って、いつも仲良くて、 こんな幸せでいいのか。 そう思う時があった
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
みこと(小学1年生)
母
父
暇72(小学2年生)
LAN(小学4年生)
いるま(小学3年生)
いるま(小学3年生)
すち(小学5年生)
母
すち(小学5年生)
暇72(小学2年生)
暇72(小学2年生)
いるま(小学3年生)
いるまちゃんとひまちゃんは 2人でブランコに行った いつも一緒に居て、 仲良さそうにいつも話している
みこと(小学1年生)
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
LAN(小学4年生)
すち(小学5年生)
すち(小学5年生)
すち(小学5年生)
すち(小学5年生)
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
みこと(小学1年生)
LAN(小学4年生)
こさめちゃんは ルンルンとした様子で俺の手を 引っ張っていた
父
すち(小学5年生)
すち(小学5年生)
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
すち(小学5年生)
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
母
みんな遊び疲れて 眠そうにしている。 いるまちゃんとらんらん、俺で ひまちゃん、みこちゃん、こさめちゃん の手を握って歩く
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
すち(小学5年生)
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
いるま(小学3年生)
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
すち(小学5年生)
こさめちゃんが躓いてしまって 道路の真ん中に転んでしまった
母
右を見ると車がものすごい速さで こちら側へ走ってきた
父
母
俺とこさめは恐怖で 全然足が動かなかった。 なのに...俺とこさめは助かっていた
すち(小学5年生)
すち(小学5年生)
後ろに振り向くと、血だらけの 母さん、父さん この状況を見て夢だ。 そう言い聞かせた
モブ
モブ
モブ
LAN(小学4年生)
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
すち(小学5年生)
暇72(小学2年生)
いるま(小学3年生)
みこと(小学1年生)
みんなは悪くない。 そう、全て俺が悪いんだ、 あの時何も動けなかった、長男なのに こさめちゃんを助けようと 動きもしなかった。 なのに、声が出ない。
すち(小学5年生)
モブ
モブ
モブ
すち(小学5年生)
雨乃こさめ(5歳 幼稚園)
みこと(小学1年生)
みこと(小学1年生)
みこと(小学1年生)
LAN(小学4年生)
いるま(小学3年生)
みんなは、ずっと涙を流していた。 俺を除いて。 この日から俺たちの生活は全て 狂った。
〜現在〜 すち→高校2年生 LAN→高校1年生 いるま→中学3年生 暇72→中学2年生 みこと→中学1年生 こさめ→小学6年生
すち
暇72
すち
雨乃こさめ
いるま
LAN
みこと
あの日から俺は喋ることも、 泣くことも、怒ることもしなくなった そのせいで弟たちには 『親のこと大切に思ってなかったの?』 『俺たちのことも 何も考えてないんだろ』 『あの時、お前が動いてたら、』 そんなふうに勘違いさせてしまった
すち
すち
すち
もう母さん、父さんはこの世にいない。 "親がいない""長男が殺した" そう言う噂が 学校全体に広まっているらしい みんなが俺を嫌いになったのは そのせいでもあるのだろう。 だって、みんなはそんな 酷いこと言わないもん... ...そう、だよね。
すち
すち
すち
2階に向かって大きな声で みんなに言う。 そうすると
LAN
LAN
2階からは物が倒れる音、 らんらんの俺に対する怒鳴り声。 そりゃそうだよね...w しょうがないしょうがないっ!
すち
すち
すち
そうやっていつも 俺が俺に思い込ませてる。 毎日、毎日毎日毎日。 じゃないと、 俺が俺で無くなってしまうから
すち
2時間後、そろそろみんなが お腹空くだろうと2階にやってきた。 らんらんもきっと、少しは 落ち着いてくれているだろう
雨乃こさめ
暇72
みこと
いるま
すち
無視ですよね。やっぱり 俺はもう居ない方が...
すち
自分の頬をペシペシと叩いて 気分を上げようとする。 らんらん...ごめんね、 開けるね
すち
すち
LAN
俺が部屋に入ったことに 気づいたらんらんは 俺の方にクッションを投げ、 睨みつけてきた
すち
すち
すち
みんなは俺がいると 気分が下がるんだ、そうだ らんらんに説得するように話す
LAN
すち
LAN
返事をしてくれた。 それだけでもほんとに嬉しい そんな小さな喜びは少し感じるだけで、 昔のことを思い出してしまうけどね。 昔は仲良かったんだなぁ、 『ありがとう』なんて、 毎日のように言われてたな
すち
すち
さっき1階で聞いた 物が倒れる音。 その音に、このガラスも 巻き込まれていたのだろう。 らんらんの部屋は、 クローゼットは倒れていて、 布団もぐしゃぐしゃ 掃除が好きならんらんの部屋 とは思えないほど とても惨めな光景だった
すち
俺が目にしたのは 大事に保管されている 昔の家族写真だった。 今とは真反対で、 みんな笑顔で、幸せそうだ。 同じ俺、同じ家族なはずなのに、 何故こんなにも違うのだろう。 あの事故がなければ、 この写真と共に成長していたのだろうか
すち
すち
すち
俺が、俺が醜いんだ。 なのに、家族、いや、 世界そのものが 醜く見えてしまって、 そんな自分も嫌いになってくる。 家族にも嫌われて、 自分が自分を嫌ってしまったら どうなってしまうのだろう。
すち
余計なものは触らず、 綺麗にする。 ただそれだけを考えながら 掃除をするはずだったのに、 らんらんの部屋には 思い出が沢山詰まっていて、 見ずにいられなかった そのせいで掃除が終わるのは 遅くなってしまった
すち
すち
毎日の思いを吐き出すように 自分のベッドに倒れ込む 毎日、弟には無視されて、 平日にはクラス全員からの 冷たい目線を浴びて どこに行っても逃げられない 日々が続いていた
すち
もう逃げてしまいたい、 でも死ぬのは怖い。 なら、薬、リスカ、? そういうのに頼ってしまえばいいのだと 俺は気づいた
すち
ネットで知った ODを今すぐしたい。 学校でも、ネットでも、 『やめましょう』 そう書いてあっても、 おれの心はもう 壊れていて、 そんな指示には従わず、 すぐに玄関へむかった
弟たちは 俺がどこに行こうとしているのか 気にならず、 心配もしていないだろう。 俺はすぐに買いたいものを買って、 家の方向に進んでいく
すち
すち
ガタンッ
すち
もうこの辛い気持ちから 今すぐに逃げ出したくなって、 家に帰ってきた時も 流石に皆驚いていた。 そんなのは関係なく俺は部屋に 素早く入って、 大量の薬を飲み始めた
すち
初めて薬を過剰摂取した為、 急激な吐き気に襲われた。 俺はすぐにトイレに向かった
すち
すち
辛い、こんなに戻して... 息も苦しい... なのに、頭がふわふわして... この感じ...癖になる、
すち
すち
やっと吐き気が収まって来て... 息も整えていく 最初はやっぱり慣れていないからか 少し辛かった でも、この辛さはまだマシ。 いつものあんな生活、 それと比べたらこれっぽっちも 辛くない
すち
雨乃こさめ
雨乃こさめ
暇72
いるま
みこと
LAN
すち
こさめちゃんとらんらんが 心配してくれるなんてね、 俺なんかもう心配されてないと思ってた まだ、希望はあるのかな... そんなこと勝手に思うから どんどん辛くなっていくんだ
すち
頭がふわふわしてきた、 体も重くて、暑い、 急に、効いてきたのかな? さっき吐いたのに... これ、やば... 力がどんどん入らなくなる。 そう感じて、弟たちを無視して 部屋へ戻る
暇72
いるま
すち
手足が痺れてきて、 力が入らなくなった。 普段だったらこんな風になったら 不安でいっぱい。 なのに今は違う、それもなんだか 楽しくて、嬉しくて、 またしたい、 そんな気持ちになる
すち
自分でも狂ったような 笑いをしていると思った もう、自分が自分じゃなくなってて、 嬉しかった。 逃げる方法を見つけたから 母さん、父さんごめんなさい。 俺もう壊れちゃったみたい
すち
笑ってる。笑ってるはずだよ。 でもなんで、なんで視界が 歪んでいるの、 なんでズボンが濡れているの? 分からない。何が起こってるのか。
すち
すち
1回やっただけなのにもう俺は 依存してしまったようだ。 またあの快感に戻りたい。 もう辛い気持ちはいやだ。 だから逃げるんだ。 自分のために、誰も心配しない
すち
あの時からの記憶が無い、 気絶したのか...? ご飯、作らないと... これくらいはしないと 俺に何も残らないから。 でもダメだ。力が入らない。 体が拒否してる。 俺は、行ったらダメなのかもしれない。
すち
すち
すち
嫌われていい。 もう嫌われて、いいはずなのに、 いやだ、もっと楽しくお話したい、 でも俺にはもう無理なんだ。 どうしたらいいのッ...
すち
嫌なことを考えると 胸が苦しくなる。 それが嫌で、また薬にたよる。 また大量の薬を飲んで、
すち
すち
がちゃッ
いるま
いるま
いるま
すち
いるま
いるま
危なかった。 全ての証拠は捨てたから バレなかった。 気づいて貰えなかった。
すち
さっきから頭がぼーっとして、 何度も指を切ってしまう。 痛い。
すち
すち
ぼやけたキッチンを見ていると 部屋が傾き始めた。 がたんッ...
いるま視点
いるま
暇72
LAN
いるま
いるま
みこと
雨乃こさめ
暇72
いるま
暇72
暇72
暇72
確かに、昨日の夜 元気だとか言っといて 様子がすごく変だった。 声をかけても 急に部屋に戻って、 歩いてる時の不安定感がえぐかった 流石の俺達も心配な気持ちは 少しあった。 なんでかって"家族"だから
いるま
LAN
LAN
みこと
あのことがあってから いつも無口で話していなかった みことが話しだした
みこと
みこと
みこと
みこと
みこと
みこと
雨乃こさめ
雨乃こさめ
雨乃こさめ
弟の2人は こんなに自分の意見は言ってこなかった だからなのか、すごく俺は 心に響いた。 すち、何もしてないのに 弟に嫌われて、 どんな気持ちだったんだ...?
がたんッ...
LAN
暇72
1番すちに冷たい態度をとって、 怒鳴っていたあのらんが キッチンからの物音を 聞いた瞬間に立ち上がって 駆けつけて行った
LAN
LAN
いるま
らんの目からは涙が零れていた きっとらんの今の感情は ぐちゃぐちゃだろう。 心配、悲しみ、 自分への怒りの気持ちが らんの脳内いっぱいに溢れている きっと。 俺は、今のらんをみて そう感じた。
暇72
暇72
あぁ、この光景。 見たな、昔にも。 ごめん。ごめんな、すち。 俺らが、決めつけちまったから...
病院に着き、 医者からの言葉待つ俺たち。
モブ
LAN
みこと
モブ
暇72
モブ
モブ
モブ
記憶喪失... 俺たちのことも、覚えていない場合も あるということだ。 俺たちは神に祈ってすちを 待たなければならない
いるま
雨乃こさめ
モブ
1日目の面会はいるまとこさめ 2人は心配した顔で すちの顔を見ていた。
雨乃こさめ
雨乃こさめ
いるま
いるま
いるま
雨乃こさめ
いるま
いるま
2人はずっと涙は止まらず 自分を責めて、 すちが目覚めるように 願っていた。
2日目の面会はみことと暇72 悲しいような、怒ってるような、 そんな顔ですちを見ていた
みこと
暇72
暇72
みこと
みこと
みこと
暇72
暇72
暇72
2人は自分を責めるような 言葉を吐いて、 大粒の涙を流していた。
3日目の面会はLAN 何を言えばいいのか、 どう声をかければいいのか よく分からない。 そんな気持ちのまま面会に来た
LAN
LAN
LAN
LAN
LAN
LAN
冷静のように見えるが 心のなかはぐしゃぐしゃで 今すぐにも泣き出して しまいそうな顔だった
すちが倒れてから 1ヶ月経った。 俺たちは毎日、 絶対にすちを見に 病院に足を運んでいた
いるま
みこと
LAN
雨乃こさめ
雨乃こさめ
暇72
こさは毎日のように 自分を責め続けていた 俺たちも今までずっと 自分を責めるようなことは 口に出していた でも俺は気づいた 誰も悪くないって
みこと
みこと
いるま
そう言ってるけど 俺も内心不安だ。 1ヶ月経っても すちの体は動きもせず ずっと同じ形で 白いベッドで寝ていた。 その姿を見るたびに すちは一生目を覚まさないのではないか そんなことを考えていた。
暇72
雨乃こさめ
LAN
もう20分が経過していた なつが帰ろうと言ったあと 俺たちは重い足を動かして 入口の方に向かった。 でもみことは...
みこと
いるま
みこと
みことは大きく首を横に振って ずっとすちのそばに 座っていた。 みことはすちが起きる。 そう信じて待っているのだろう。 俺たちはみことの姿を見て そう感じた。
LAN
暇72
雨乃こさめ
いるま
俺達も、みことに続いて すちが起きることを 待っていた。 すちのためなら どれだけ時間が経っても 待ち続ける。
暇72
LAN
雨乃こさめ
みこと
いるま
俺たちはすちをこうしてしまった ことに悔しみが溢れて、 前も向いて居られなかった ついにみんな下を向き始めてしまって 重い言葉を全員吐き捨てていた
すち
雨乃こさめ
暇72
LAN
すちの声が ほんとは小さく聞こえるはず 矛盾しているが そのすちの声は 俺達には大きく聞こえた
すち
いるま
みこと
すちの方を見ると 薄く目を開き始めていて、 俺たちの方を見ると 悲しそうな、そんな顔をしていた。 その顔を見て、俺たちは すちにどれだけのことをしたのか どれだけすちを苦しめてしまったのか、 ごめんな...すち。
LAN
雨乃こさめ
みこと
暇72
いるま
すち
すち
すちは許すことは出来ない そうに決まっている あんな態度で、 あんなに怒鳴って、 すちは自分を責め続けていただろう 何も悪くないのに、 弟には無視されて、 今更謝っても遅いと思ったのに、
すち
すち
すち
すち
雨乃こさめ
LAN
みこと
いるま
暇72
こさめはまだ小学6年生 薬に頼る。そんなことはまだ知らない でも俺たちは知っていた だからすちが薬に頼ってしまうほど 抱え込ませてしまったことを知った
雨乃こさめ
すち
すちは昔みたいな優しい笑顔で こさめにすちがやったことを 教えていた。 それを聞く俺たちも、 すちがどんな気持ちだったのか がよくわかった
雨乃こさめ
雨乃こさめ
暇72
LAN
みこと
いるま
すち
すち
すち
すち
すち
すち
すちは涙を流しながら そう俺らに言ってきた。 そんなの...
暇72
いるま
雨乃こさめ
LAN
みこと
すち
1週間後 すちの退院がようやく決まった 俺たちはワクワクしながら すちを待っていた。
雨乃こさめ
いるま
みこと
暇72
暇72
みこと
LAN
いるま
すちの退院祝い。 そのために1週間ずっと準備してきた 部屋を明るく飾り付け、 ケーキ作り、 苦手なことも、すちのためなら そう思うと簡単だった がちゃッ
雨乃こさめ
すち
雨乃こさめ
すち
すち
みこと
暇72
いるま
LAN
すち視点 俺たちは昔のように笑い合った その状況が何よりも 俺にとっての幸せで、 帰ってきたんだ、、、 そう思った
LAN
すち
すち
いるま
すち
すち
雨乃こさめ
みこと
暇72
すち
すち
すち
俺は嬉しさのあまり みんなを抱きしめてしまった 嫌じゃないかな? そんなことは気にならず 思いっきり感謝を伝えた
いるま
すち
俺たちはこれから 毎日仲が良く、笑いあって、 昔と同じような暮らしに戻るんだ。 母さん、父さん、 2人はこんな俺たちをきっと 見守ってくれてるよね? 俺は今、とても幸せです!
LAN
いるま
みこと
雨乃こさめ
暇72
LAN
すち
LAN
LAN
すち
すち
あのお祝いから 学校でも変な噂は無くなって、 家も毎日笑い声がいつも響いた 俺は、どれだけ嫌なことがあっても 家族が居場所なんだ、 そう思うことができるようになった。
コメント
5件
まって、マジでやばい好きすぎるよー‼️読んでるだけで大号泣😿💖最終仲直り出来てよかった。リクエスト答えてくれてありがとう❤️🔥またよろしくね!