この作品はいかがでしたか?
504
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ないくんに悟られないように俺は涙を拭ってリビングに戻った
少し引っかかるような言い方
気づかれてないのだろうか
少しばかり疑問を抱きながらないくんの真向かいに座った
数十分後、会議が終わった
時間が過ぎるにつれて胸あたりに少しばかり痛みを覚える
バレたくないという一心で痛みに耐える
早く帰ってくれと思いながら
玄関のドアが閉まった音が聞こえた後俺はその場に崩れた
苦しいという気持ちと、バレたくないという気持ちが葛藤している
いや、バレたくないのではない
〝 自分自身が受け入れられない 〟 のだ
そうでなければ多分みんなに相談しているし、自分一人で解決しようなんて思わない
頭では分かっていても自分が〝 心臓腫瘍 〟という事実を拒否しているだけだ
痛みが少し和らいだ
そのまま夜ご飯をとばして俺は何もしないまま自室に向かった
今は冬
白い息を吐きながら家へ向かう
俺は少しりうらに疑問を抱いた
明らかに普段のりうらとは違った
少し顔色が悪かったし、口数も少なかった
体調不良なのだろうか
それとも何かあったのか
いつもは相談してくれるりうらが今日は違った
相当言い難いことだったのだろうか
考えれば考えるほど分からなくなる
そう、自分にも言い聞かせて無理矢理自己解決しそのまま早足で家に帰った
やっぱり信じられない
自分が病気だということが
事実と心情が上手く混ざり合わなくなるほど俺は苦しむ
俺は、後どのくらい生きられるのだろうか
こんなに苦しむならもういっその事… 何て悪い発想をしてしまう
でも、早くこの苦しみから解放されたい
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
( 主˙꒳˙ )
コメント
1件
(ノ゚ο゚)ノ オオォォォー 続き待ってまーす((((っ・ω・)っ