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！ＡＴＴＥＮＴＩＯＮ ‽.この物語は、実際の国や人物とは一切関係ありません。 ‽.政治的、挑発等の意図は一切ありません。 ‽.エスニックジョーク、又はブラックジョーク等が含まれています。 ‽.ショッキングだったり、グロテスクな表現等が含まれています。 ‽.オメガバースの要素が含まれています。 ‽.無理して最後まで見ないでください。任意のタイミングでブラウザバックを推奨します。 ‽.読了後のクレーム等は一切受け付けていません。 以上のことを理解したうえ、お読みください。
アメリカ
鼻歌を歌いながら、夕暮れの道を歩いていく。 今日はいつになく機嫌がいい。 今日行った飲食店の店員がすッげぇフレンドリーな奴で、夕暮れまで喋ってしまった。しかもサービスとか出してくれたし、お得感も幸福感もすごくて、機嫌がいいというわけだ。
....まァ、そんな俺とは裏腹に、 何故か、周りのみんなはピリピリした雰囲気だけど。
うーん、why? 俺なにかしちゃったかな？いや、特になんもやらかしてない気が....
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ！
アメリカ
アメリカ
でも電話は出ないと大体あとでうるさいので出る
アメリカ
言い終わるか分からないうちに、 返答は帰って来た。
イギリス
イギリス
はァ？ 意味が分からなかった。
アメリカ
説明を頼もうとしたが、 俺の声なんか聞こえない様子で、親父は続けた。
イギリス
そうしないと......？ 親父のいつにもなく真面目な声のトーンに命令口調。 なんだかただ事じゃない気がしてきて、俺は喉をごくりとならし、次の言葉を待った。
だけど、数秒、親父は言葉を詰まらせたみたいに黙って。その後、
イギリス
と、さっきの威圧感が嘘のような弱々しい声で言葉を紡いで、電話は切られた。
俺は意味がわからなかった。
突然あんなことを言い渡されても、俺の頭ではすぐに理解が出来なかった。 日帝から離れなきゃいけない理由もわからないし、 親父が何故あんなにも真面目に、あんなにも弱々しく俺に警告をしてきたのか？ 親父はなんであんなになったんだ？
不思議とかけなおす気にはなれなくて、 ...いや、かけなおす勇気が無くて。
アメリカ
と思い、スマホから視線を外して前を見ると。
前方7メートルほど前。 人影が見えた。
大日本帝国
大日本帝国
空気が冷えた。
俺は黙って日帝を凝視していた。 日帝は笑っていた。
いたって普通の日帝だ。 いたって普通の日帝だと思った。 だけど、なんか、違う。
「逃げなさい。」
親父の言葉が頭に浮かんだかと思うと、 目の前にいる日帝のひとみが、だんだんどす黒くなって ...だんだん、不気味に見えてきた。
逃げなきゃ
本能的にそう感じた。 いつもの日帝じゃない。 まるで別人かのような風格で、目の前の日帝は突っ立っていた。
今にも闇に飲み込まれてしまいそうだ。 唾をごくりと飲み込んだ。 生理的な汗が出てきた。
逃げなきゃ
本能的にそう思った。
....でも、足が、動かない。
目の前の日帝はニコニコと笑っている。 でも俺はそれどころじゃなかった。 恐怖で足が動かない。
逃げなきゃ
一人パニックになってしまいそうだ。
そんな中、日帝が口を開いた。
大日本帝国
大日本帝国
日帝は笑顔のままだ。
逃げなきゃ
大日本帝国
急に、日帝の声がずっしりと重く頭に響いた。
日帝がゆっくりこちらに歩いてくる。
逃げなきゃ
やっと、片足だけ後ろに下がった。
アメリカ
やっと、一歩、後ずさりが出来た。
だけど、このスピードで、歩み寄る日帝から距離を取れるわけがなかった。 日帝はもうすぐそこまで来ている。
日帝がポケットから何かを取り出すのを俺は見逃さなかった。 日帝は薬のカプセルを取り出したようだった。 俺は瞬時にそれが何かを悟った。
スイミンヤク。
逃げなきゃ！！！！！
やっと後ろを振り返って、 俺は駆けだした。
だけどそのスピードは遅く、 もう追いつかれそうだった。 後ろからの気配が、急に凄く重いものに変わった。
アメリカ
アメリカ
涙が浮かんで、 視界がにじんだ。
刹那。
ダァンッ！！！！！
銃声がしたと共に、後ろから、日帝が「痛ッ、」とうめいたのが聞こえた。 思わず後ろを振り向くと、日帝は、血の出る手を抑えていた。 誰かが、日帝の手を撃った。
理解した途端、 後ろから誰かが俺の襟を掴んで引いた。 俺はそのまま後ろにバランスを崩した。 そしたら、その誰かが俺の身体を受け止めて姫抱きしたかと思えば、日帝から距離を置くように駆けだした。
アメリカ
”誰か”の動きが止まったかと思うと、 その"誰か"は、俺の顔を覗いてきた。
俺は目を丸くした。
卍
コメント
2件
ドロドロになりつつある(* 'ᵕ' )☆
ナチ!?アメリカ助かって良かったけどナチが助けに来ると思ってなかった､､､！ 続きが楽しみです！
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