森の奥の情報屋

たまには昔の話をするか...

数年前、とある所に二人の兄弟がおりました。

兄は勉強はできましたが、体が弱く、運動が出来ませんでした。

それに比べ、弟は、運動も勉強も、なんでも出来ました。

親は弟だけを可愛がり兄はストレスを当てる道具にしました。

兄は、これが普通だと自分に言い聞かせているため、なにも、疑わず虐待を受けてました。

親は、弟だけを学校に送って、兄には、勉強をさせました。

とある日、弟の授業参観で、兄はひとりぼっちになりました。

その後

親と弟は帰ってきませんでした。

その後兄は森の奥へ行きました。

その時、兄が持っていた能力が暴走し、森の奥に一軒家が出来ました。

名前は、

『永遠の孤独』

そして、その兄の名は...

冬乃雪...

ひとりぼっちの情報屋...

...僕の過去の情報って...

本になってたのか...

一番最初に落ちてきたのが僕の能力のだよね...

どこだろう....

あ、これだ！

名前は...

『永遠の孤独になったものへ』

この本は、永遠の孤独の説明書です。

この能力の効果は

1.その場に情報が溢れる館を作る
2.その中に入ったら管理者(能力の持ち主)は扉からしか出られず
来た人は、管理者が返すまで彷徨う事しか出来ない
3.管理者は、永遠に死ぬ事がない。
20歳になってからは老いることも無い。

そして、この能力が発動したらどんな能力によっても対抗できない

そして、その能力が暴走して他の人も巻き込んだ場合、

不老不死にはならないが、管理者と同じく扉からしか出れない。

意外とここって人来ないんだよなぁ...

僕ここからあまり出ないし。

そういえば外の世界に情報が欲しいとか言ってた組織が...