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夏休み最終日
夏祭りに来た
るな
うり
るな
そういうるなの手をぎゅっと握る
るな
うり
るな
るな
…顔…
うり
るな
しばらく食べたり遊んだりして
疲れてきた頃
うり
るな
うり
るな
るな
うり
るなが指さしたベンチは
人並みから少し外れた
夜景が見えるベンチだった
るな
うり
冷たい空気が流れて
少し肌寒くなる
ベンチに置いていた2人の手が
少し触れる
目線が絡み合って
なんだか次のステップに進めそうな気がして
るなの頬に手を添える
るなの肩が一瞬ビクッとしたけど
了承の意なのか
目を閉じる
そして唇を重ねる
繋いでいた手を強く握りしめる
それにまたるなが俺に合わせて
また強く握る
浅いキスから深いキスへと
次のステップへと進もうとした瞬間
ヒュ〜ドンッ
花火の音で目が覚める
くっつけていた唇と体を
咄嗟に離す
るな
うり
……
2人の間に気まづい空気が流れる
でも…これで良かったのかもしれない
俺たちは
ゆっくりとステップを踏んでいきたいから