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唯乃は涙をこらえながら、童磨の胸を押し返した
唯乃
しのぶ
しのぶは一歩一歩近づき手を取ろうとする
童磨の腕の中で、空気がぴりりと張り詰めた。 次の瞬間、童磨の声が低く落ちる
童磨
童磨
童磨
胸の奥が締め付けられた。
唯乃
童磨はふっと笑みを戻した。けれど、それはどこか底が抜けた笑みだった。
童磨
童磨
童磨は唯乃を強く抱きしめ直す
童磨
童磨
しのぶは刀を構え静かに言う。
しのぶ
童磨としのぶ。 二人の間に緊張感が走ったのがわかる
唯乃は2人に引っ張られているような居心地で息が詰まった
童磨はしばらく黙って唯乃を抱きしめたまま、しのぶを見下ろしていた。 その瞳の奥には、笑みとは裏腹に、深い影が宿っている。
童磨
童磨
童磨
童磨
唯乃
唯乃
唯乃
童磨
童磨
彼はふっと顔を上げ、しのぶを見据える
童磨
しのぶ
童磨
童磨
童磨
そう言うと、童磨は片腕でしっかり抱いたまま、もう一方の扇をすっと広げる
童磨
唯乃
童磨
童磨
童磨
扇の先が光を反射し、空気が凍る。 しのぶの刃と、童磨の扇。
唯乃
童磨はにっこり笑ったまま、扇をひらりと振った。 冷気が走り、床の板が一瞬で白く凍り付く。
童磨
童磨
唯乃
唯乃
童磨
童磨
唯乃
童磨
童磨
童磨
しのぶ
しのぶ
童磨
童磨
童磨
童磨
童磨は耳元で囁きながら、ひどく甘やかな声音で続ける
揺れる心のまま、童磨の胸にしがみついてしまう。 (……怖い……でも……この腕の中は……あったかい……)
童磨
童磨
凍てつく空気と、揺れる心の中で──依存はさらに深まっていった。
主
主
主
コメント
11件
フォロー失礼します 続き待っています!
お疲れ様です🫡
好きすぎる🫶フォロー失礼します!