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ナギ

図書館…!

ナギは目を光らしている

トキ

ナギちゃんもしかして図書館好き?

ナギ

そうですね
元々読書が好きなので

スイ

ぽいよねー!

ヒナ

誰か〜!
この上に紙があるんだけど取れない!

ナギ

取りますよ

ナギ

はいどうぞ

ヒナ

ありがと!ナギ姉!

ナギ

どういたしまして

ナギがにこやかに笑う

トキ

尊いッッッ

カイメイ

良かったねw

トキ

もう今日死んでもいいや…

カイメイ

言い過ぎw

ヒナ

文長ッ!

ヒナ

まぁ読むねー!

7つの本を探せ そして、共通テーマに沿った2人を探せ 1、入口から左に3列目の1番奥の棚の上 2、1番左端の手前の棚の1番下 3、真ん中の棚の真ん中の入れ場所 4、あ行の最後の本 5、作者順で1番最後の本 6、司書台の上に乗っている本 7、司書台の上に乗っている本

アマネ

なんか最後、2つ同じじゃない?

ヒナ

そうだよね…

チヅキ

うーん
司書台一旦行ってみる?

ヒナ

そうする!

カイメイ

じゃあ手分けして探そっか

カネヒコ

だな

カイメイ

勝手に振り分けてもいい?

スイ

すいは大丈夫!

カイ

ボクもー!

トキ

大丈夫でーす!

カイメイ

よし、決めるね

1、カイメイ 2、カネヒコ 3、スイ・ナギ 4、トキ 5、カイ・アマネ 6・7、チヅキ・ヒナ

カイメイ

これでいい?

カネヒコ

俺は大丈夫

アマネ

僕も大丈夫です

トキ

……無理

スイ

え?

トキ

ナギちゃんと別なんて……

スイ

あーそういうことねw

ナギ

いいじゃないですか
私と一緒にいたら探さないでしょう?

トキ

それは……そう

ナギ

じゃ、これでいいですね

トキ

えぇ……

カイメイ

もーほんとにw

カイメイ

じゃ手分けして探そっか

スイ

はーい!ナギちゃん!行こ!

ナギ

はい

アマネ

カイ

カイ

はいはーい

カイメイ

えっと〜ここら辺かな…?

カイメイ

これかな?

カイメイ

案外あっさり見つかるなー

カネヒコ

こ……れか?

カネヒコ

まあいっか
持っていったらわかるっしょ

スイ

真ん中の列の真ん中ー?

スイ

数えるのめんどくさーい!

ナギ

頑張ってください

ナギ

頑張ったらきっと部長が褒めてくれますよ

スイ

!!

スイ

じゃあ頑張る!

トキ

なんで俺一人なのー……

トキ

さっさと見つけて戻ろ

トキ

これかな多分

アマネ

カイ?

カイ

んー?

アマネ

なにしてんの…?

カイ

え、立ち読みならぬ座り読み

アマネ

馬鹿?
探してよ

カイ

あ、その本?見つかったよー!

アマネ

はぁ?
早く言って?

アマネ

まぁありがとう

カイ

どーいたしまして!

チヅキ

司書台にはー……

ヒナ

2冊の本!

チヅキ

このふたつだよね

ヒナ

多分!あらすじ見た感じテーマ一緒っぽいし!

チヅキ

じゃあみんなのいるとこ戻ろ!

ヒナ

うん!

カイメイ

よし、みんな戻ってきたね

カネヒコ

じゃ、共通テーマ探すか

ヒナ

司書台の方はね〜あらすじ読んだ感じミステリーっぽいよー!

アマネ

じゃあミステリー?

ナギ

いえ、多分違いますね

トキ

え?なんで?

ナギ

カネヒコさんが持ってきてくださったのが恋愛小説なので

カネヒコ

え!?
ぜんっぜん見えないけど?

ナギ

一応全部読んだことあるんですよ
ここに集まってる7つの本

トキ

ええ!天才!?
女神だね!

ナギ

気色悪いですよ

カイメイ

じゃあさナギ
ここのやつに共通するものってわかる?

ナギ

えっと多分ですが

ナギ

姉弟ものです
姉と弟の

ナギ

どの作品にも、主人公に姉がいたり、弟がいたり、またはその両方か主人公だったりします

チヅキ

はえー
やっぱ知識豊富だよねナギちゃんは!

ナギ

ありがとうございます

カネヒコ

じゃあ、それに共通する2人を探せばいいんだな

カネヒコ

……この中で姉か弟がいる人ー

カイメイ

俺、一人っ子

スイ

すいもー!
従兄弟だけ!

チヅキ

自分は兄ですね
その上には誰もいません

ヒナ

アタシ妹が2人だけだから違うー!

ナギ

私も一人っ子ですね

トキ

ボクは兄が3人と、妹が2人です

アマネ

多くない?

トキ

まぁボクの家系は昔から多いからねー

ヒナ

そういえばアマネくん、姉がいるって言ってたよね?

アマネ

ヒ、ヒナちゃん…!

ヒナ

あ!ごめん……
言っちゃダメだった?

アマネ

まぁどうせ言おうとしてたし大丈夫だよ

アマネ

まぁヒナちゃんが言ってくれた通り僕は姉が1人います

アマネ

で、そして
その姉が……

アマネ

”カイ”です

カイ

ボクでーす!

ヒナ

え、え!?うそ!?

アマネ

ほんとだよw

カイメイ

そこ血縁関係だったんだ……

カイ

そうだよー!
ちょっと似てるでしょ?

カイ

目とか、髪のはね具合とか?

トキ

じゃあやっぱ一緒に住んでる?

カイ

いや?別居してるよ

アマネ

あのクソ両親のせいでね
死ねって感じですね

カネヒコ

両親に対しての相当な恨みを持ってるねww

カイ

まぁ当たり前に殴らッ

カイ

ゴホンッ

カイはわざとらしく咳払いをした

ヒナ

え?今聞こえちゃいけないような単語が……

アマネ

気にせずに鍵を探そー!!

カイメイ

お前らもかよ……

カイメイ

というか、鍵ってどうなるんだろ

ナギ

確かに……
お2人なにか共通のもの持ってませんか?

カイ

あー……あるとすればペアネックレスかヘアピン?

カイ

ヘアピンはさすがに違うと思うけど……

アマネ

じゃあネックレスか

アマネ

でも、あれ完全に鍵の形じゃないよ?

ヒナ

さっきちらっと見たけどなんか丸い穴があってはめる感じだったよ!

スイ

そんなのがあるの!?

ヒナ

そそ!

アマネ

じゃあそれかやっぱ

カイ

ねあれくっつけたら丸になるよね

アマネ

確か

カイメイ

まじか……てか、製作者怖くねこれ

カイ

それな思った

カチカチとペアネックレスをはめる音が聞こえる

アマネ

ん、出来た

カネヒコ

よし、ドアのところまで持っていこう

アマネ

はーい

カイ

はーい

ドアの前に立った

カイメイ

じゃあ俺がせーのって言うから

カイメイ

2人同時に押し込んでね

カイ

了解ー!

アマネ

分かりました

カイメイ

じゃあ、せーの!

ガチャという音が聞こえた

チヅキ

お、開いたかな

カネヒコ

2人ともありがとな

アマネ

いえいえ

カイ

どーいたしましてー!

アマネ

ありがとうね
”姉さん”

カイ

カイ

こちらこそ!

ヒナ

よし!次で最後だー!!

スイ

やっと出れる……

カイ

暗ッ!

カイ

何ここ……

ヒナ

真ん中に紙が落ちてるよ!

ヒナ

行ってくる!

カイメイ

あ、多分そこ滑るよ

ヒナ

へ?

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