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ヾ(>y<;)ノうわぁぁ! 最高すぎる! 久々に見れて楽しかった! だけど...ブルー!どうしてええぇ 語彙力も神だし! もう最高! 投稿は無理なく自分のこと第一だからね! 私も頑張らなくては!
ずっと見れてなかったしコメントできてなかった ごめん…… ブルー君……何で……何でこんなことに…… あの黒ずくめ絶対許さん、僕がぶっ○してやる!それもできるだけ苦しめて苦しめて、生き地獄と言っても足りないくらいにな!!
新作〜!!いえぇーい!! 立て続けに…今回レッドは運が良かったから〇されなかった…けど…その代わりに… 黒ずくめの人物が患者さん達を〇そうとしてるんだね…もしかして前に過去が書いてあった人?気になりすぎる!! ブルーの〇に方が惨すぎて…うぅ…辛い… ここまで伝えてくる夢羽の表現力が神すぎるって…
人の気配がしない夜の闇の中
ある人物がすまない病棟を睨んでいた
全身黒い服でいかにも怪しい人物、そいつが睨んでいた
月明かりに反射した瞳は血のように赤く光っている
そう言葉を溢すと、黒い奴は音を立てないようにそっと移動しながらすまない病棟に近づいていった
額に青筋を浮かべながらゆっくりと確実にすまない病棟へ向かっていった
ここに怪しい影が迫ってきていることなど露知らず、ここの患者や先生達は皆眠りについていた
重症棟にいるレッド以外は
Mr.レッド
Mr.レッド
そう独り言を零してレッドは耐熱性のエアコンに触れる
Mr.レッド
Mr.レッド
ピッ、とエアコンを消し今度は窓の取手に手をかける
ガラガラガラー
Mr.レッド
レッドは目を瞑りこの部屋に入ってくる風を全身で受け止める
風が赤い赤い髪をなびかせカーテンをはためかせる
Mr.レッド
Mr.レッド
Mr.レッド
Mr.レッド
レッドがこうしてエアコンを切り、夜風に当たれるなんていつぶりだろうか
本当に小さい時…まだ奇病が発症していない時には毎日のやうに当たっていたが
Mr.レッド
数分ばかり星を見つめた後、窓を開けっ放しにしてレッドはベットに横たわった
いつもより気分がいいせいか直ぐに眠りについた
一方その頃黒い人物は既に病棟の敷地内まで入っていた
そう言いながら黒い人物はスタスタと敷地内を歩き回る
瞳が窓が空いている部屋を映すと、驚く程の身体能力で3階にある空いている窓まで飛び乗った
そう言って窓から床に飛び降り、足音一つ立てずに眠っているレッドに近づいていく
黒い人物は穏やかに眠っているレッドの 方へと向かい、右腕を掴__
ジュッッッ
黒い人物がレッドの腕を掴むと同時に掴んだ手から火が上がった
火をすぐに消火し声をなるべく殺していたためレッドは起きなかった
普段は超高温の部屋で過ごしているものだから防護服が部屋に入るときは必須だった
しかし今はレッドの調子が良く、暖房も消しているため防護服をつける必要はなくなった
だから黒い人物も気づかずレッドを素手で触ってしまったのだろう
笑いで漏れそうになる声を必死に抑えながらレッドの病室を後にする
そして…ブルーの病室へと防護服を着用し向かう
黒い人物は不気味な笑みを浮かべ続けていた
そう言い放ったあと、部屋の右端っ子についているエアコンのリモコンに目線を向ける
ピッ
エアコンの冷房を消した
ゆっくりと扉を閉め、黒い人物はブルーの部屋を後にする
そして防護服を元の場所に戻し、病棟から立ち去った
闇に照らされ黒い人物の瞳は血のように赤く光っていた
…………
うーんなんだか、暑い?
いやいや、無わけないって
だってここ-50℃だぞ?
暑いわけが…
きっと気の所為だ
いや…気の所為じゃない!
Mr.ブルー
息が苦しい
身体が発熱したように暑くてうまく動けない
Mr.ブルー
Mr.ブルー
Mr.ブルー
身体が動かなくてじっとしている内にもどんどん部屋は暑くなり、ブルーの身体も狂ってゆく
Mr.ブルー
呼吸が荒くなり心拍数も跳ね上がるように早くなった
ドッドッドッ
Mr.ブルー
苦しくて声も満足に出ない
ボタンを押そうにも押せない
Mr.ブルー
Mr.ブルー
ブルーは少なからず自分の死を感じていた
元々―50℃でしか過ごせない体がどんどん暑くなってゆく部屋に耐えれるだろうか
きっと無理だ
すまない先生達がここに到着した時にはすでに_____
手遅れだろう
Mr.ブルー
ドクドク、バクバクと心臓が音を立てる
そしてついに恐れていたことが…
Mr.ブルー
Mr.ブルー
Mr.ブルー
Mr.ブルー
Mr.ブルー
Mr.ブルー
Mr.ブルー
Mr.ブルー
グシャ
あまりの体温の暑さに血管が破裂する
大動脈も、静脈も
グシャ、という音とともにブルーの意識は途切れた
そして2度と目覚めることはなかった
すまない先生
バンッと勢いよく扉を開けて声を上げたのは防護服姿のすまない先生
それに続き、アリス先生、サリン先生も防護服を着た姿でブルーの部屋に入った
アリス先生
サリン先生
3人が到着した時には手遅れだった
白いシーツが紅にそまり、ポタッポタッ、と聞きたくもない音を立てている
すまない先生
アリス先生
サリン先生
3人は顔面蒼白
すぐにでも逃げたい空気感がしばらく続いた
その後、エアコンが止まっていることに気づいてブルーの死因を知った
膝から崩れ落ちる3人の目の前には、苦しみ歪んだ顔で死んでいったブルーが横たわっていたのだった