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第1章 すべての始まり
出会い
私はいつもモヤモヤしていた
なんというか、、
日常に満たされてないような。
いつもムカムカしてて反抗的で、ひねくれてて...
そのくせ臆病で。
毎日毎日私はなにかを探してた。
私のために輝いてくれるなにか
私を満たしてくれるなにか
私は『子供』という世界に取り残されて__
みんなに置いて行かれて...
私は闇に包まれたまま、
『臆病』と言うものに呪われていた。
そんなとき、君に出会ったんだ___。
ー夏ー
まさに受験シーズン。
周りは期待と共に不安を抱えて猛勉強!
でも私は勉強なんかしない。
けしてしないって訳でもないけど
行く学校は決まってるから、
そう、市内でレベルの低い私立高校。
危機感がないと言うか、危機感を持てない。
「ちょっとー、真奈美そろそろ真面目に勉強しよ?」
「いいのいいのー、私は私立行くんだから。」
励ましてくれるのは
三編みを方に斜め掛けして
綺麗に黒く染まり、
いかにも『優等生』って感じ。
まぁ、優等生なんだけど...
私はちょっとした問題児で成績もレベルの低い方だ。
私よりはるか高い伊織を見上げて返事した。
「ていうかどうしたらそんな成績取れんの」
「だから、それは勉強しないと!」
「まぁそうだよね...」
伊織は美人で優しくて頼りになって、
私のお姉ちゃんって感じ。
正直頼りっぱなし
「でも髪だけは黒く染めなよー?」
私は元々髪が茶色がかってて、
印象がある。その印象が消えると
私はただの地味な女子になってしまう。
「うん。分かってる」
「学生証の写真撮る前には染めるから。」
「バカ。そう言う問題じゃない」
「真奈美一応受験生なんだからね!?」
「うん、わかったよ。」
「よお、伊織達!」
「へへっ、焼きそばパン手に入れたぜっ」
「嘘!翔大ありがとぉー」
「はい、真奈美!」
「あ、伊織ありがとー!」
翔大は天然で、私と同じで背が低い所がみんなに 可愛さをもたらしている。
「真奈美、高校どこ行く?」
「真奈美は私立だってー」
「はぁ!?お前俺と一緒の所に行くって言ったろ?」
それはずいぶんと前の話だ。
確か小2の頃だっけ?
天然のくせにその事だけ覚えてるなんて
「しゃーね、俺と一緒に東高見学行かねーか?」
「真奈美!いいじゃん!行きなよ。」
「どーせ私には無理だよ。」
「だいじょーぶ!私伊織様がサポートしますから!」
「わかったよ...」
「お前彼氏探しでもしながら見学すればいいじゃん」
「カッコいい人いるかな」
「真奈美、そう言う話には乗るよねw」
確かにそうだ。
私は以前に何度も付き合ってたけど
まともな"付き合い方"をしたことがない。
付き合う意味を知らない。
だから、また素敵な人に意味を教えてほしい。
「じゃあ明日土曜日の午後にここの正門に集合な。」
「おっけー」
次の日約束通り集合場所に向かった。
「ごめん、待った?」
「あー、全然。」
「行くぞ。」
「うん。」
私は翔大の荷台にまたがった。
そしてゆっくりと進み出す。
夏の微風が私の肌を撫でる。
「どれくらいで着くの?」
「10分くらいじゃないか?」
「早く行きたい...」
私は『早く見学したい』
と言うより、
『早くカッコいい人を探したい。』
そっちの気持ちが断然多い。
「着いたよ」
「やったぁ」
「あれ、リボンどこだろ。」
「はぁ!?お前家出る前に整えて来いよ」
「付ける余裕がなかったの。」
嘘つけ。自分でも分かってるくせに
ただ、浮かれてただけなのに。
こう言うときだけ嘘を付いてしまう。
「さ、入ろうぜ。」
「うん。」
これがすべての
始まりです
どうもこんにちは!
作者の恋雨ですっ♪
今回は小説風に書いてみたんだけど
どうですかね
個人的に私はこっちの方が書きやすいなぁ~と思います。
では、これからもどんどん書いていくので
よろしくお願いしますねっ✨