先生
先生
先生
俺たちが通う高校は「自称進学校」
そのため校則が厳しく、先生たちは古い考え方をしている人が多かった
しかし
そこに現れた1人のギャル
彼女の名前は
前川 陽菜乃 (まえかわ ひなの)
先生
先生
先生
陽菜乃
陽菜乃
陽菜乃
咲希
咲希
ゆかり
先生
ゆかり
ゆかり
先生
先生
ゆかり
ゆかり
ゆかり
先生
先生
咲希
咲希
陽菜乃
先生
先生
シャオロン
鬱先生
シャオロン
鬱先生
シャオロン
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
ゾム
鬱先生
ゾム
鬱先生
ゾム
シャオロン
ゾム
こいつらはダチの鬱とゾム
俺はシャオロン
いたって普通の高校2年生…
と、言いたいところだが
俺は昔から霊感が強く、よく見えていた
そんなこと言ってもまあ誰も信じてはくれない
トントン
シャオロン
トントン
シャオロン
トントン
シャオロン
トントン
ゾム
鬱先生
シャオロン
シャオロン
トントン
トントン
トントン
シャオロン
このお方は3年のトントン先輩
俺が所属している野球部の部長で
生徒会の副会長をしている
確かどっかのお寺のお坊さんの息子だとかなんとか…
寝坊で怒られるのはもう何度目か忘れてしまった
陽菜乃
陽菜乃
トントン
トントン
陽菜乃
シャオロン
シャオロン
俺はこの生活が好きだった
先輩から可愛がられてる自信はあったし勉強もまあまあ出来るし
それに…
好きな人もいるし
陽菜乃
咲希
陽菜乃
ゆかり
咲希
陽菜乃
シャオロン
俺は前川陽菜乃のことが好きだ
別に告白なんてする気はない
ただ同じクラスで、近くで見られるだけで俺は満足だった
こんな生活が続けばいいと思ってた
ずっと……
高校2年の夏
夏休みに入る前のことだった
母
シャオロン
シャオロン
母
母
シャオロン
母さんが俺の腕を引っ張って、無理やりテレビの前に出された
画面に映ったのは
大きく大破した車と、多くの警察官だった
アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
シャオロン
母
アナウンサー
シャオロン
シャオロン
母
母
シャオロン
母
母
好きな人が死んだ
もうこの世にはいない
その現実が耐えられなかった
心にぽっかりと穴が開いたような状態のまま
思い足取りで学校に行った
ざわ……ざわ……
いつにも増して学校はザワついてた
それもそうだ
彼女は先生たちには当たりが強かったものの
後輩や先輩、もちろん同級生にも気さくに話しかけて
学校中の人気者だった
ゾム
シャオロン
ゾム
シャオロン
話が進まない
こんなに重い雰囲気になったのは初めてだった
足が重い
前に進んでるはずなのに、全ての時間が止まっているみたいに
みんなの動きが遅い
ゆかり
ゆかり
ゆかり
咲希
先生
シャオロン
ゾム
彼女と仲が良かった2人は、目を腫らして泣きじゃくっていた
先生らも2人の状態に驚き、困りながら対応していた
いつもなら、3人で先生に怒られながら廊下を歩いているのに
彼女がいない廊下は…
静かだった
鬱先生
シャオロン
鬱先生
鬱先生
鬱先生
シャオロン
そう思いながら、ふと彼女の教室に目を向けた
シャオロン
シャオロン
シャオロン
おかしい
彼女は亡くなったはず
なのに
前川陽菜乃は、そこにいた
鬱先生
鬱先生
周りなど気にせず、俺は彼女の席へと向かった
いつものように彼女は座っている
存在しているかのように
生きているかのように
シャオロン
鬱先生
俺の声に気づいた彼女は、目を開いてこちらを見た
驚きながら
そして
嬉しそうに
彼女は俺にこう言った
陽菜乃
陽菜乃
コメント
2件
ありがとうございます。
息抜きとして、これから短編の物語を投稿します。 「ばいばい恋心」の更新は、この物語完結後に連載再開いたします。