治
治
凛久
角名
角名
光希
朝学校に着くとノートに齧り付きながら嘆いてる光希がいた
凛久
角名
凛久
光希
光希
凛久
治
凛久
そう、今日はテスト初日
中間テストだから教科数は少なめ。それが理由なのか、みんな勉強してないみたい
凛久
角名
凛久
光希
治
角名
凛久
凛久
治
凛久
治
治
角名
凛久
凛久
治
凛久
治
角名
光希
治
光希
角名
治
凛久
治
凛久
角名
治
光希
こんな感じで治主催で、謎のゲームが開催された
治と光希は盛り上がってるみたいだけど、角名は少し冷めた目で2人のことを見てた
治
光希
治
光希
角名
凛久
治
凛久
そんな感じで始まったテスト
赤点取ると補習があるから、バレー部のみんなが取らないことを祈る
凛久
1日目のテスト終了
凛久
光希
凛久
光希
凛久
光希
光希
凛久
光希
凛久
光希
角名
角名
光希
光希
角名
治
凛久
光希
凛久
光希
凛久
凛久
角名
角名
治
治
角名
治
凛久
角名
光希
そうして、私たちは勉強会をすることになった
ちょっとワクワクしてるのは、友達とこう言うことをするのが初めてだったからかもしれない
角名
角名
凛久
角名
凛久
光希
角名
凛久
治
光希
そんな感じで席に着いて勉強を開始した
治
凛久
治
治
凛久
治
光希
治
角名
治
光希
凛久
治
凛久
治
凛久
治
光希
角名
角名
光希
角名
凛久
角名
治
光希
凛久
凛久
治
光希
凛久
角名
治
光希
光希
凛久
凛久
凛久
角名
それから私たちは問題を出し合ったり、教えあったり、明日のテストに向けての勉強をとにかくやった
治は数2と生物を徹底して、角名はとにかく論評、光希は言うまでもなく数2を猛勉強
私は、3人に教える合間に単語の復習と、要点をまとめたノートを眺めていた
治
凛久
光希
凛久
角名
凛久
ひと段落ついたところで、少しだけ休憩することになった
凛久
角名
そう言ってから、私が飲み物を取りに行こうとした時、聞き覚えのある声が聞こえた
クラスメイト
角名
声元に目をやるとクラスメイトの一軍女子の中でも王女の座に座る子がいた
凛久
角名
クラスメイト
角名
クラスメイト
角名
クラスメイト
角名
凛久
治
光希
クラスメイト
クラスメイト
治
クラスメイト
クラスメイト
光希
光希
クラスメイト
凛久
クラスメイト
クラスメイト
凛久
クラスメイト
角名
クラスメイト
凛久
治
光希
角名
角名
凛久
場の空気は最悪に最悪を重ねたような酷く重たい空気だった
私の怒りも沸々と湧き上がってきてて、黙っているのも屈辱で仕方ない
これ以上突っかかってくるなら、多分私は黙ってられない
角名side
ツラツラと話すクラスの女子
さっきから出てくる言葉にはどこか悪意が隠れていて、場の雰囲気は最悪だ
俺の機嫌も、最悪
大切な人が、馬鹿にされているから
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
角名
角名
クラスメイト
クラスメイト
凛久
光希
治
角名
角名
治
クラスメイト
こんこんと怒りが湧き起こる
思い切り睨んでも、治と俺がなんて言ってもヘラヘラ笑って悪魂を吐いてくる
怒りを抑えつけるよに拳を強く握った
クラスメイト
今度は何を言い始めたのかと思ったら如月の中学時代について話し出した
光希
治
治なんて、俺なんかよりもキレてるのが分かりやすくて、ガン垂れてる
なのにも関わらずクラスメイトはペラペラと話を続けた
クラスメイト
光希
一気に如月の顔が青ざめて勢いで立ち上がった衝撃でガタンと机が揺れた
凛久
角名
治
凛久から出てきた言葉はあまり芯を感じられなくて、無意識に出てきた言葉だと思う
治も怒った顔をしてるけど、どこか驚いた表情をしているように見えた
だけど、なにより、如月がこんなにも動揺してるのにみんな驚いた
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
光希
そんな如月の言葉を無視して女は話を進めた
クラスメイト
光希
クラスメイト
角名
治
その発言に、俺も治もちゃんと心当たりがあった
凛久がまだ転校してくる前の話
如月は確かに、学校に来てない期間があった
凛久が転校してくる1週間前くらいに学校に初めて顔を見せてきたんだ
もちろん、理由なんて何も知らなかった
担任もあえて話をしてないようだったから、特に突っ込む人もいなかった
凛久とは相当仲良いと思ってるし、もしかしたら話したのかなって思ってたけど、反応を見る感じ何も言ってなさそう
凛久
光希
如月の顔はどんどん曇っていって、声のトーンも少しずつ下がっていく
嫌がってるのなんて誰がみてもわかる
治
治の驚きの表情も薄れて、怒りだけの顔に変わる
凛久も、怒りの表情が真顔の奥底に隠れているように見えた
クラスメイト
クラスメイト
光希
光希
凛久
治
角名
凛久も俺も治も、多分初めて聞いた、如月の関西弁
怒ったところも、全員初めて見たと思う
今まで、如月は俺たちにヘラヘラとした一面ばかり見せてきていたから、余計に心臓が跳ねた
如月の大きな声で、空気が揺れる
光希
バッと口を塞いで如月は目を見開いた
まるで、言ってはいけないことを勢いで口走ってしまったような動きだった
光希
光希
治
角名
凛久
光希
光希
そう言ってから机に広がっていた教科書やノートをザッとカバンの中に入れて逃げるように如月は走っていった
クラスメイト
一連の流れを見ていた元凶はボソッと嫌味のように言葉を溢した
凛久
凛久
凛久
凛久
凛久のガチギレモードに火をつけたみたいで、口調も悪くてテンポも早い
その圧に、クラスメイトは少し後ずさる
クラスメイト
凛久
凛久
凛久
凛久
凛久
クラスメイト
凛久は低い声でそう言ってから自分の教科書を片付け初めた
角名
凛久
凛久
治
角名
凛久
凛久
角名
治
凛久
クラスメイト
顔をタコみたいに真っ赤にしたクラスの女子はギャーギャーと騒ぎながら席の方に戻って行った
凛久
角名
治
凛久
凛久 side
息が上がるまで走って、走って、やっとの思いで自分の教室まで辿り着いた
呼吸を整えてから教室の扉を開けた
すっかり日が落ちて、オレンジ色に変わった教室内に、たった1人の親友が机に伏せていた
やっぱり、忘れ物なんて嘘で、あの場から逃げる口実に過ぎなかったのだろう
凛久
あくまでも忘れ物をしたという設定を守りつつ近づきながら話しかける
当の本人は顔は上げてくれないけど、伏せるのはやめて、起き上がった
光希
光希
光希
凛久
光希
光希
凛久
凛久
光希
覇気がない返事に、いつものような明るさは全く感じられない
それでも、声のトーンはいつもみたいで、なんだが無理に演技してるように見えた
凛久
光希
光希
光希
そう言って光希は自嘲気味に笑った
凛久
光希
光希
光希
光希
凛久
光希
私の発言に驚いたのか、光希は顔をあげて私のことを見てきた
その顔に、いつもの明るい色はなかった
凛久
光希
凛久
光希
凛久
凛久
光希
凛久
凛久
光希
凛久
凛久
凛久
光希
凛久
凛久
凛久
凛久
凛久
光希
凛久
凛久
光希
光希
光希
そう言ってから光希は薄く笑った
少しだけ戻った可愛らしい笑顔に心の中でホッとした
凛久
光希
凛久
凛久
そう言って、私は光希に手を差し出した
光希は一瞬だけ目を丸くしてから私の手を控えめに握り返した
光希
凛久
大切で、手放したくない、たった1人だけの“親友”
何気ない日々を過ごす中で、気に止めることもしなかったことが、今になって蘇ってくる
光希が、関西人なのに関西弁を使わない理由
運動ができるのに、帰宅部な理由
理系科目が苦手なのに、理系にいる理由
不登校、だった理由
考えれば考えるほどたくさんある
自分のことを多く語らないところ
治や角名がいるから話の話題はたくさんあって、話すことも少ないけど
それでも、光希から出てくる話はいつも推しの話だけだから、気にしなかった
いつも明るくて、よく笑ってる、でも、どこか一線引いて遠目から見てることがある
なんだかんだ、責任を感じやすい性格もしてると思う
治のあの一件があった時の光希の拒絶の仕方は、思い返せば普通ではなかったと思う
私は、本当に何も知らなかったんだ。
大切な人なのに、大好きな人なのに、そんな人に限って、何も知らなかった
悔しい思いが溢れそうになる
でもそれは、話してこなかった光希が悪いことじゃない
だから、いつか光希が全て話してくれる日まで、私はちゃんと待とうと思う
そして、その時には私も、隠していることも全部話せたらいいな…
光希
凛久
凛久
光希
次の日
2日目のテスト終了
角名
凛久
休み時間に入った途端、角名がガッツポーズをしながら真顔で寄ってきた
角名
角名
凛久
凛久
角名
凛久
凛久
角名
光希
光希
光希
凛久
光希
凛久
光希はテスト用紙を持ったままピョンピョンと跳ねて喜んだ
ちなみに、昨日のことは治と角名には触れないでもらってる
光希が時期を見計らって話すと言っていたこともちゃんと伝えたら、わかったと一言だけ言って終わった
光希のテンションもいつも通りで明るいし、笑顔もある
治
凛久
治
光希
光希
角名
治
角名
凛久
凛久
凛久
角名
光希
凛久
治
治
角名
凛久
光希
角名
光希
角名
治
そうして今日も勉強会になった
この調子だと、テスト期間全部勉強会になるんじゃないかな
凛久
そうしてついに迎えた通知表返却日
治
凛久
角名
光希
治
治の声を合図に私たちは一切に通知表を裏返した
角名
治
光希
凛久
凛久 最低得点 82点 角名 最高得点 85点 宮治 最高得点 68点 光希 最高得点 85点
角名
角名
凛久
治
光希
光希
凛久
角名
治
凛久
角名
凛久
凛久
角名
光希
凛久
凛久
光希
角名
凛久
光希
治
そう、稲荷崎は来週から夏休みだ
凛久
角名
光希
凛久
凛久
角名
凛久
角名
角名
凛久
治
光希
そうして始まる、私たちの長い夏休み
その長い夏休みの中に、幾つもの試練があることを、私たちはまだ知らない
凛久
光希
角名
治
光希
凛久
ぬしぱる
ぬしぱる
ぬしぱる
ぬしぱる
ぬしぱる
ぬしぱる
ぬしぱる
ぬしぱる
ぬしぱる
ℕ𝔼𝕏𝕋
コメント
6件
最高すぎる🫶
久しぶりにコメント失礼します! テスト…うっ、頭が…現文も数2も無理…高校の勉強大抵無理…うがぁ…。 あー勉強会良いよねっっって思ってたらこんな所にくそやろうがいやがったか…ちょっと半径50メートル以内に近づかないで頂けます⁇⁇ 光希ちゃん…君も経歴激重friendsだったか…頼むから凛久ちゃん共々報われてくれ… 今回もときたまキレつつ読ませていただきました!主様、体調に気をつけてゆっくり執筆を!
続き待ってました‼️笑 ゆっくりでいいので頑張って下さい✨➰💕