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仮面の人間
エイ
仮面の人間
仮面の人間
仮面の人は勝手に何かを納得 したように話をする
仮面の人間
フォックス
エイ
フォックス
フォックス
フォックスは僕の名前には興味がないようだった
そのまま話を進める
フォックス
フォックスは腰からバッチのようなものを取り出し、僕に渡す
鮮やかな配色のバッチだった
横を向いた狐を様々な色が取り巻いている
フォックス
エイ
フォックス
町を渡り歩きながら 名前は聞いたことがあった
奇人変人を集め、劇をする
最悪な劇団と呼ばれる
とある劇団......
フォックス
フォックス
フォックス
フォックス
エイ
エイ
フォックス
エイ
フォックス
エイ
フォックス
フォックス
フォックスと名乗った仮面の人間の声が一段明るくなる
エイ
エイ
フォックス
フォックス
フォックス
フォックス
フォックス
エイ
フォックス
フォックス
エイ
フォックス
フォックス
エイ
エイ
フォックス
フォックス
フォックスの言葉には、そうなると思わせる何かがあった
その言葉が真実になるような気がした
エイ
だから同意せざるを得なかった
フォックス
フォックス
フォックス
フォックス
エイ
フォックス
フォックス
頷いた僕にフォックスは拍子抜けしたような声をあげた
フォックス
エイ
フォックス
フォックス
フォックス
エイ
フォックス
フォックスは短く答えた
何かが変わる
そんな予感がしていた
一年間、止まったようだった僕の時間が
人生の秒針がカチリカチリと、また動き始めた気がしていた
フォックス
エイ
銅貨6枚、全財産と引き換えにバッチを渡される
フォックス
フォックス
フォックス
エイ
仮面の中でフォックスは、はにかんでいるのだろう
その声音は嬉しそうだった
フォックス
エイ
フォックス
フォックス
フォックス
この時僕はエイという少年から違う存在になりたいと思った
エイ
フォックス
フォックス
フォックス
エイ
フォックス
フォックス
エイ
フォックス
フォックス
フォックス
フォックスは腰を屈め、僕の顔を覗き込んだ
フォックス
艶めかしいその囁き声に ドキリとしてしまった
アファル
アファル
フォックス
切り替えるかのようにパンパンと自分の衣服をはたき
フォックスは屈めた腰を元に戻す
フォックス
フォックス
アファル
フォックス
フォックス
フォックス
アファル
フォックス
フォックス
フォックス
アファル
フォックス
どうでもいいと思っていた人生
そこに一筋のレールが敷かれたような気分だった
フォックスは不思議な人だ
男なのか、女なのか 年齢すらも検討がつかないのだ
それなのにフォックスの言葉は信じてしまう、肯定してしまう
放つ言葉を相手に信じさせる力
それがフォックスの能力なのかもしれない
出会ってから数分しか経ってないにも関わらず
この人なら、と
この人なら僕を新たな世界に立たせてくれると信じてしまう
フォックス
フォックス
フォックス