この作品はいかがでしたか?
1,732
この作品はいかがでしたか?
1,732
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
本編へGOー‼‼‼
黄side
朝が来た。
黄
僕は赤の金色の柔らかな髪をなでる。
いつもだったら、「なぁに~?黄ちゃん?」優しく微笑んで振り返る君は びくともしない。
黄
何で気付いてあげられなかったんだろう。 僕は、自分の事で精一杯だったんです。 いつも隣にいたのに。
黄
赤は…。初めてできた、大切な友達だから。
黄
また、赤と歌いたい。 一緒に笑いたい。
黄
黄
つい、そんなことを考えてしまう。
視界が涙で滲んでいく。
黄
無駄な願いだと、分かっていても……。
青side
青
赤が前から元気がないのは分かってた。 でも…、「赤なら大丈夫だろう」と片付けてしまう自分がいた。
青
赤は、死にたいの……? 僕は…。赤に「生きて」とも、「もう、休んでいいよ」とも言えない。
だって、死ぬ事と同じように、生きることも辛い事だから。
でも…。赤がいなくなるのは悲しい。苦しい。悲しい。辛い。
青
赤は…、大切な人だから。
矛盾しちゃうけど… 僕は、赤が生きていてくれる、ただそれだけで幸せなのに。
桃side
桃
俺は、赤の手をぎゅっと握る。
ほんのり、君の手から俺の手に伝わる熱が、「生きている」とういうことを 俺に伝えてくれる。
桃
何で、あの時、強く赤に当たってしまったんだろう。
桃
桃
どこにもぶつける事の出来ない、後悔の波が押し寄せてくる。
でも、今はこんな事を思っても無駄だ。 赤の、回復を待つしかない…。
桃
君は、「死にたい」って言う。
桃
俺は、
赤に
生きてほしい。
タン、タン、タン、タン、タン……。
俺は、永遠に伸びる階段をひたすら登り続ける。
自分の足音が辺りに響き渡る。
赤
…、この階段、どこまであるんだろう…?
そう思った瞬間、急に目の前が開けた。
赤
ピカッッと光が強く降り注ぐ。
目を開けると、あの長い階段が消えていた。
赤
俺は最後の階段の1歩を踏み出した。
ピッ、ピッッ………ピ
橙
心電図の音が、さっきからおかしい。 弱々しく、不規則に鳴っている。
赤
黄
赤が苦しそうに息をし始める。
桃
青
紫
これがお別れなんて、信じたくない……
主
主
主
主
主
主
主
次回予告は… 秘密にしときます🙊
主
コメント
9件
連載ブクマ失礼します
フォロー失礼します
めっちゃ待ってます!