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「俺達の秘密の関係。」

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「俺達の秘密の関係。」

3 - 「俺達の秘密。1/4」

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2021年07月03日

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執事、言いづらいか?

はい、少しだけ、ですが、

赤、今度でいいんじゃねぇか?

それだったら意味ない、

え?

それだったら意味ねぇんだよ!!

執事は、すぐに忘れる、

俺との約束だって、

他にも色々。

今、覚えてる今、言わないと忘れる、

それが俺の執事、紫だよ。

赤、

赤様、

紫くん、

言お?

!?

橙くん?

ここで隠してても、

得ないで。

喋ってもいいって言われてる時に

喋らんと、いつ喋るん?

橙くん、

赤さんの言う通り、紫くんは言ったことを1ヶ月も覚えてられない、

そういう人や。

でも俺は、そんな紫くんに惚れてしまった、

それはどう頑張っても消せない、

事実やろ。

紫くんだけに任せん。

俺は、紫くんの彼女やからこそ、

頑張らなあかん、そう思うねん。

ゆっくりでええから、紫くん、

一緒に喋ろ?

ありがとう、橙くん、

そうだよね、

一人で悩んでもいい事ないよね、

赤様、橙くんと一緒でもよろしいですか?

説明をさせて貰っても。

うん。

お願い、知りたいの、

真面目な執事が惚れた、

''橙''という男のことを。

はい。

話させて頂きます。

俺、紫は昔、

いじめられていた。

最悪な親の元で育ち、

暴力も毎日のように受けていた。

そんなある日、

親は遂に、俺を捨てた。

それを拾ってくれたのが、

橙くんのお父さんだった。

橙くんのお父さんは、

子供保護施設の責任者だった。

そこで俺は育ち、

世界は最悪人達だけじゃないんだって

優しい人達もいるんだって、

初めて知った。

俺は、橙くんのお父さんに憧れてた。

いつか、俺も子供達を保護する仕事に就きたいと思った。

それを、橙くんのお父さんに言ったら

「そうか、分かった。俺の後継ぎ、 紫がしてくれ。」

最初は混乱してた。

でも、理解した瞬間、

嬉しくて堪らなかった。

「俺で良ければ、是非、 やらせて下さい!!」

それを聞いた橙くんのお父さんは、

今までで見た事もない程、

笑顔だった。

「良かった。じゃあ、こいつも紹介 しとかないとな。」

そう言った瞬間、

天使が舞い降りてきた気がした。

「は、初めまして、橙と言います。」

と言いながら、ブルブル震えてる

少年が居た。

「こいつは橙、俺の息子だ。」

「人見知りな奴だが、 仲良くしてやってくれ。」

「橙、怖がらなくてもいいぞ。」

「紫は、悪い奴じゃねぇから。」

それが、俺と橙くんの出会いだった。

それから俺は、

子供保護施設の責任者 として働いていた。

橙くんは、副責任者として、

俺の隣で働いていた。

橙くんは気づいてなかった みたいだけど、

スタッフ全員、橙くんのこと、 狙ってたよ。

まぁ、全員、俺が睨んで やったけどね♪

しばらく経ったある日、

俺は、赤の国の王子、 赤様専属の執事として、

任命され、

俺と橙くんはバラバラになった。

それでも俺は、橙くんを 忘れられなかった。

俺は、密かに橙くんの 行方を探していた。

そして遂に、

橙くんはライバルである、

桃の国の王子、桃王子専属の執事 をやっているという情報を掴んだ。

そして、もう二度と離さないために、

橙くんに告白をした。

橙くんは泣きながら、 でも、嬉しそうに、

OKしてくれた。

それからは、赤様が

桃王子に会いに行くのを口実に

俺達はイチャイチャしていた。

というのが、

俺達の秘密です。

「俺達の秘密の関係。」

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