あの日から私は毎日山で唯子ちゃんと遊ぶようになった。
晴香
ねぇ、唯子ちゃん。
唯子
ん?
晴香
友達になってくれてありがとう😊
唯子
こちらこそ!
唯子
というか、唯子と晴香ちゃんはもう親友だよ!
晴香
うん!そうだね!
ある日
お母さん
大変よ!
晴香
え?何、どうしたの?
お母さん
ピアノの発表会、急に明日になったんですって!
晴香
えっ!?
晴香
発表会って来月じゃないの!?
お母さん
とにかく、明日、晴香だけいったん東京に帰りなさい。
晴香
分かった!
次の日
山
晴香
唯子ちゃん!
唯子
どうしたの?
晴香
実は、今日急にピアノの発表会をする事になっちゃって、いったん帰るね!
晴香
明日には戻って来るよ!
唯子
…ボソッ
晴香
え?なんて?
唯子
やだ…帰らないで!
晴香
何?どうしたの?
フラッ
晴香
(あれ、めまいが…)
唯子
ごめんね、少し眠ってて
晴香
え?……眠…る?
唯子ちゃんに頭を触られた瞬間、強烈な眠気が襲って来た…
バタンッ
唯子
ごめんね……晴ちゃん
ーーーーーーー
晴香
ん…
お母さん
晴香!目が覚めたのね!
晴香
え?お母さん……
晴香
ピアノの発表会は?
お母さん
もう終わったわ。
晴香
え?嘘……
お母さん
晴香ね、山で倒れてたのよ。何があったの?
晴香
……覚えてない
お母さん
そう…
お母さん
あっ!
晴香
どうしたの?
お母さん
そういえばね、晴香が乗るはずだったバスね、落石事故が起きたのよ!
晴香
え!?
お母さん
乗客全員…重症みたいよ…
お母さん
晴香が無事でよかった…泣
晴香
泣かないで?
お母さん
ごめんね…
お母さん
ご飯にしましょ
晴香
うん!
晴香
(そういえば、唯子ちゃん、どうしたんだろ……明日、山に行ってみるか!)
ーーーーーーーーーーーーーーー
次の日
晴香
あれ?いない……
それから結構待ったが来ない。
それから私は、ご近所さんに唯子ちゃんの家を聞いたが、そんな子いないよと言われるばかり。
仕方なく家に帰ると、母がアルバムを見ていた。
お母さん
あっ、晴香お帰り!
晴香
ただいま〜何それ?アルバム?
お母さん
そうよ。ひいおばあちゃんの☺️晴香はひいおばあちゃん見たことないわよね?
晴香
うん!見せて見せて!
晴香
えっ?
お母さん
どうかしたの?
晴香
これって、ひいおばあちゃん?
お母さん
そうよ。唯子ひいおばあちゃんよ☺️
そこには唯子ちゃんがうつっていた。
晴香
(嘘…!唯子ちゃんが私のひいおばあちゃん?)
そして、次の日もまた次の日も山に行ったが唯子ちゃんは現れなかった。
唯子ちゃん、いや、ひいおばあちゃんは、人見知りで友達を作るのが苦手な私に声をかけてくれ友達を作る勇気をくれ、
私がバスに乗るのを阻止してくれた。そのおかげで今私は無傷だ。
晴香
お母さん……
お母さん
?
晴香
私…お墓行って来る…
晴香
ひいおばあちゃんに会いたくなっちゃったから挨拶してくるね!
お母さん
そう?行ってらっしゃい。
晴香
うん!
お墓
晴香
ひいおばあちゃん、ありがとう!
晴香
大好きだよ
すると、私も大好きよという声が聞こえた気がした。
END
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主🥰
最近、ハートが減ってきてる泣