お父さんはいつも優しい
そして、いつも挨拶を大切にしている
『いってきます』は欠かせない
いってきますと言うといってらっしゃいと皆が言う
私はそれを誰よりも大切にしていた
でも
私はお父さんと喧嘩した
喧嘩した理由はお父さんが私のプリンを食べた事
物凄くしょうも無いけど、私はそれを根に持っていた
でも…
お父さん
お父さんは『いってきます』と言った
蘭/らん
私はしょうもない意地を張って返事をしなかった
お父さん
蘭/らん
お父さん
蘭/らん
お父さん
お父さん
私はこう言ったことをすぐ後悔した
でも、言い直せなかった
喧嘩をしているから
でも、良く考えるとこうやって言わなくても良かったと思う
お父さんはシュンとして悲しそうに 会社へと行った
蘭/らん
蘭/らん
私は怒りながら家を出た
ー下校時間ー
舞輝/まき
蘭/らん
舞輝/まき
蘭/らん
舞輝は私の親友
今回の喧嘩も物凄く心配していた
きっと、仲良しに戻って欲しいと思ってしつこいくらい
『仲直りして』と言ってきたのだろう
舞輝/まき
蘭/らん
舞輝/まき
舞輝/まき
蘭/らん
蘭/らん
蘭/らん
舞輝/まき
舞輝/まき
舞輝/まき
舞輝/まき
舞輝/まき
蘭/らん
舞輝/まき
私達はこのまま雑貨屋さんへ行って
お父さんへのプレゼントそれぞれ買って帰った
蘭/らん
蘭/らん
私はそう決めて家へ入った
すると、リビングで電話を持ったお母さんが顔を真っ青にしていた
蘭/らん
蘭/らん
お母さん
蘭/らん
お母さん
蘭/らん
お母さん
私は朝の事を激しく後悔した
あの時、いってらっしゃいって言えてればこんなに後悔しなかったはずだ
私は気付くと頬が濡れていた
蘭/らん
お母さん
蘭/らん
蘭/らん
蘭/らん
蘭/らん
蘭/らん
蘭/らん
どれだけ泣いていたかは分からない
分からないけど
涙は完全に枯れていた
ー夜ー
私はベットに入って天井をじっと見つめていた
後悔してもしきれない
お父さんに謝りたい
お父さんにいってらっしゃいって言えていたら良かったのに
蘭/らん
『蘭、蘭!』
何処からか私を呼ぶお父さんの声が聞こえた
蘭/らん
私は飛び起きて辺りを見回した
お父さん
お父さん
蘭/らん
蘭/らん
お父さん
蘭/らん
お父さん
私はプレゼントが入っている引き出しを開けて床にプレゼントを置いた
お父さん
蘭/らん
蘭/らん
何処からかお父さんが現れて
プレゼントをギュッと抱きしめた
お父さん
お父さん
蘭/らん
お父さんはニコッと微笑むと光と共に消えていった
私はこの事を大人になっても死んでも
忘れない
『いってらっしゃい』
コメント
2件
サクラすぴか 様 コメントありがとうございます!
お゛ぉ゛ん なきそう