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高専軸 夏油傑×五条悟 交際中
さっさと手を出して欲しくてあれこれ試す悟と、慎重にことを進めたい傑の話です。
悟
傑
悟
『You Win!』 テレビ画面にでかでかと映し出された文字に、俺は拳を突き上げながら意気揚々と声を上げた。
最近流行りの対戦アクションゲームにどっぷりハマった俺と傑は、まるで何かに取り憑かれたかのように毎晩やり込んでいた。
傑
悟
傑
傑
悟
悟
傑
傑
悟
コントローラーを握り直して キャラクターのセレクト画面に移行しようとした時、壁掛け時計からひっそりと流れる音楽が午前零時を告げた。
…これ、何時からやってたんだっけ。少なくとも2時間はこのゲームに溶かしてしまったような気がする。
傑
傑
悟
前は双六のゲームでオールしたことだってあるのに。
傑
悟
傑
手際よく片付けを終わらせた傑は、束ねていた髪を解いてベッドに腰掛けた。
悟
傑
悟
悟
傑
終始きょとんとした顔をして、傑は俺との添い寝を了承した。
そりゃそうだ。添い寝の誘いなんて今までしたことがなかったから。
傑
悟
傑
悟
傑はくすくすと笑いながら部屋の明かりを消して、布団の中に潜り込んだ。
傑
悟
傑
悟
傑
悟
差し出された手のひらに自分のそれを重ねる。
悟
指先をそれとなく絡めてみると、優しく握り返された。
うすい皮膚を隔てて伝わってくる彼の体温にひどく安心して、胸の奥が甘く疼くのを感じる。
悟
傑
悟
悟
傑
傑の匂いが、俺のからだを包み込んでいる。
眠ろうとしているはずなのに、何故だか心臓の音は早くなっていく。
悟
悟
返事はなかった。
顔を上げてみれば、見慣れた切れ長の瞳は既に伏せられていた。
悟
傑と恋仲になって1ヶ月。
俺は、まだ何もできていない。