ケン
久しぶり、マナ
ケンはどこか寂しげな目で見つめた
マナ
ケン!久しぶり!元気だった?
ケン
ここも、、随分と変わったな……
マナ
そうかな〜?私はもうこの生活に慣れちゃっているからな〜
ケンは周りを見渡して言った
小鳥の声が遠くから聞こえてくる
ケンの背中を光が照らす
ケン
覚えているかな、、、?
ケン
俺達よくここで遊んだよな…
ケン
隠れんぼしたり、鬼ごっことかしたり……
マナ
楽しかったよね…
ケン
………
ケン
だめだな、、、
ケン
思い出話してると、、、会いたくなってしまうわ、、、、
マナ
そうだね…
マナ
せめてお話できたらいいのにね…
ケンは花を置いた
ケン
それじゃ、また来るからな
涙を拭ってひしゃくを置く
マナ
うん、、、、待ってるよ!
マナは手を振り返す
ケンはマナの墓を後ろにして歩いていった
真夏の太陽が光り輝いていた