2XXX年
今、この世界では自身のペットを人化して暮らすことができるほど技術が進んでいた。今からのお話は財閥のお嬢様とそのペットのお話
クロ
お嬢様、疲れておりませんか?
クロ
お疲れになりましたらいつでも俺の背中に乗って良いですからね!
凛花
フフ、ありがとう
凛花
でもいざ疲れたらタクシーを呼ぶわよ
クロ
えーそれじゃあ俺がお伴に来た意味が無いじゃないですかぁ・・(泣)
凛花
冗談よ
凛花
クロは狼なのに可愛いわね(笑)
クロ
からかわないで下さいよ・・
凛花
(そう、今隣にいる子は狼。名前はクロ、小さいころからの仲で私のボディガード兼彼氏になっている)
凛花
あらあら拗ねちゃって・・私はアナタが近くにいるだけで安心なのよ♪
クロ
ほんとですか?・・
凛花
ほんとよ
凛花
だから自信を持ちなさい
クロ
はい!
凛花
(尻尾までたてちゃってほんとに可愛い❤)
不良A
おい、テメエが月影凛花か?
凛花
はい、私は月影凛花ですが・・何か?
不良B
テメエが役所に告げ口なんかするからこちとら大迷惑だったぞ!
不良C
店も取り潰されたんだぞ!
凛花
それは、あなた方が自身の力をちつかせて街の人々を恐喝したからでしょう
凛花
全て身からでた錆でしょう
凛花
寧ろその程度ですんだことを喜ぶべきでは?
不良A
うるせえ!テメエが言わなきゃバレなかったんだ!
不良B
俺らみたいな小物の気持なんてお金、美貌、学力に生まれつき恵まれたような奴に分かるもんか!
凛花
確かに分かりません
凛花
でも小物なら何しても良いわけではないでしょう
不良達は凛花に向かって拳を挙げた、しかしそれは凛花の元に届かず砂煙だけ舞い上がった
クロ
お嬢様に手を出す奴らは、この俺が許さねえ‼
不良A
なんだテメエ、犬っころの分際で人間様に楯突くきか⁉
クロ
楯なんざ必要ねえ!
クロ
貴様らの喉仏引き裂いてやる!
クロ
あと俺は狼だ!
凛花
クロ殺しては駄目よ
クロ
むぅ・・・御意
凛花
クロ・・・やり過ぎよ
クロ
で、でも充分手加減したんですよ!
クロ
ほ、ほらちゃんと生きてます
凛花
フフ、それじゃその子達をこっちへ連れてきて
不良A
なんだよ見せしめか?
クロ
黙ってお嬢様のお言葉を待て
凛花
今度ねうちの財閥で温泉を建てるのよ
不良A
だからなんだよ
凛花
まだ分からない?
凛花
宿を建てるのに人手がいるのよ
不良A
・・・・・・は?
凛花
どうせなにもやることがないなら私が雇ってあげるわ
凛花
勿論ちゃんと働いてくれたら正式に雇用するわ
不良A
マジかよ・・・
凛花
街の雇用問題も仕事の内・・・それでどうかしら?
不良A
それってあいつらも良いんだよな?
凛花
当たり前
不良A
なら頼む
凛花
じゃあ詳しい話はまた後日・・
凛花
その時は食事でもしながら・・ね♪
不良A
はい!
凛花
クロ、お座り
クロ
え、あ、はい!
クロ
お、お嬢様⁉///
凛花
守ってくれてありがとう❤
凛花
とても嬉しかったわ❤
凛花
ますますクロの事が好きになったじゃない、どうしてくれるの?❤
クロ
そ、そんな事言われましても////
凛花
じゃあクロからもして
クロ
は、はい・・では失礼します///
クロは凛花の手の甲にキスをした。これは敬愛という意味である。
凛花
・・・やり直し
クロ
え、なにか間違ってましたか?
凛花
クロは確かに私のペット
凛花
でも
凛花
恋人なら・・・キスの場所は?
クロ
え、えっと・・///
凛花
口よ、口
クロ
し、失礼します
凛花
ねえクロ?❤
クロ
は、はい!///
凛花
疲れっちゃたから視察地まで運んで❤
クロ
はい喜んで!//
クロ
ではきちんと捕まって下さいね//
凛花
ええ、お願い❤
クロ
お、お嬢様⁉//
凛花
視察地につくまでクロのほっぺを独り占め❤
クロ
元から俺はお嬢様のものです///
凛花
フフ、そうね
凛花
これからもアナタは私の恋人(ペット)よ❤
クロ
はい///