深夜に小腹が空いた奏美は近所にあるコンビニへと向かっていた。
奏美
あれ?こんな近くにコンビニあったっけ?しかも見たことの無い看板……
普段なら、徒歩五分くらいかかるはずなのだが徒歩二分程でつく位置にコンビニができていた。
奏美
まぁいっか。便利になったということでー
奏美は特に警戒などせずにコンビニへと入っていった。
店内は他のコンビニと殆ど変わらなかった。
奏美
いやーいい買い物出来た!
奏美
あのコンビニ色々置いてあってすごかったなぁ
奏美
夜色って量じゃないな……
奏美
まぁいっか
翌日、学校帰り。
美琴
ねぇ奏美
美琴
お腹空かない?
奏美
確かに空いたかも
美琴
コンビニ寄ってこー
奏美
いいよー
美琴
あれ?あんなとこにコンビニあったっけ?まぁいいや丁度いいね!あそこ行こ
奏美
あ、あのコンビニ……
美琴
どうしたの?
奏美
昨日も見たんだよね
美琴
へぇー最近でき始めたのかな?
店内は昨日と変わらなかった。いい買い物が出来たと満足して帰る二人だった。
それからも、奏美が行く先々にあのコンビニがあった。
奏美は段々と不安になっていた。
奏美はなるべくそのコンビニを使わないようにしていった。
コンビニができるようになって数日が経ったある日、奏美は空腹だった。
奏美
な、んで?
奏美
ここはスーパーだったはず……
以前はスーパーだったそこには例のコンビニになっていた。
奏美は恐る恐るコンビニに入る。
店員
こんにちは。奏美さん
奏美
え?
奏美
なんて私の名前……
店員
最近起こしにならなくて寂しかったですよ
店員は不気味な笑みを浮かべていた。