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あああ
ねぇ
まほうつか
どうしたの？
しろまどう
どうかなさいました？
あああ
いや
あああ
なんで自分の名前がこんなテキトーなの？
あああ
仮にも俺勇者だよ？
あああ
せめて自分の名前とか他にやりようあったよね？
しろまどう
仕方ありませんわ
しろまどう
何せ、私たちの主人はテキトーですから（笑）
まほうつか
それね笑
あああ
ホントどうかしてるわ
あああ
魔王倒したら、伝説の勇者あああって
あああ
そんな緩い世界あっていいのかよ！
あああ
復讐してやるわ
まほうつか
ちょwww
しろまどう
わたくしは賛成しかねます…
あああ
安心しろ、俺1人でやるから
あああ
じゃあ行ってくる
まほうつか
あーあ
まほうつか
行っちゃったよ
しろまどう
困りましたねぇ
プレイヤーの夢の中にて…
あああ
おい
プレイヤー
誰だよ…って、あっ！
あああ
よぉ。相変わらず呑気な顔しやがって
プレイヤー
ほっとけよ！
プレイヤー
で、夢にまで現れてなんの用だよ
あああ
お前
あああ
俺にこんな名前付けやがって
あああ
おかげで俺はこの先もずっとこのテキトーな名前で語り継がれることになっちまった
プレイヤー
俺には関係ないね
プレイヤー
そもそも、名前を決めるのは俺の勝手だし
あああ
そうか…
あああ
なら、お前には死んでもらう
あああ
それが俺の復讐だ
プレイヤー
待てって。
プレイヤー
意味わからねぇ。
プレイヤー
お前がどうやって俺を殺すんだよ
あああ
ああ
あああ
確かに俺はお前を直接殺すことができない
あああ
だから、お前にはある呪いをかけておいた
あああ
じゃあな。俺はお前と共にこの名前を捨てて新しい冒険の旅に出かけるとするぜ。
プレイヤー
ちょっとm…
数日後
一方、ゲームの世界では…
あああ
どうだ！やってやった！
まほうつか
あんた
まほうつか
あんたが魔王だよ。
しろまどう
えぇ…
しろまどう
でも、あの時引き止められなかった私達も悪いところはありますわ
あああ
あー、スッキリしたー！
あああ
さて！早速名前を変えて新しい冒険に行きますか！（笑）
しろまどう
？
しろまどう
何を言っているんですか？
あああ
？
あああ
いや
あああ
だから冒険に
しろまどう
どうやって行くんですか？
あああ
どうやってって…
あああ
あ…
あああ
そんな…まさか…
pl@?☆$いやyer€
ﾖｸﾓｦﾚｦ
pl@?☆$いやyer€
おﾏェは一shょう
pl@?☆$いやyer€
名前もかェられないし
pl@?☆$いやyer€
そこからｳｺﾞけなｨ
pl@?☆$いやyer€
ずっﾄ、アァあのﾏまだ
pl@?☆$いやyer€
ｺﾚｶﾞｵﾚｶﾞｵﾏｴﾆﾉｺｽｻｲｺﾞﾉﾉﾛｲﾀﾞ
作者です。
突然ですが、呪いって怖いですよね。少なくとも、僕は怖いと思っています。
人を呪わば穴二つ
今回はそんな言葉を題材にして、ゲームの世界の住人と、そのプレイヤーという二人の恨みについて描いてみました。
本当は、もう少しコミカルな感じに仕上げつつ、ゾッとする雰囲気を出したかったです（笑）
とまぁ、そんな事は置いといてこれからも様々な作品を書いていけたらと思いますのでよろしくお願いします！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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