目覚めると…
そこは薄暗い部屋の中でした。
莉亜
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不在着信
莉亜
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不在着信
莉亜
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不在着信
莉亜
誰か!気付いたら警察へ連絡して!!私誘拐されたみたいなの!電波がなかなか届かないの!場所もわからない。窓もなくて、ドアに鍵をがかかってます。
莉亜
お母さん!助けて!
莉亜
お父さん!助けて!
莉亜
お姉ちゃん!助けて!
莉亜
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不在着信
莉亜
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不在着信
莉亜
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不在着信
莉亜
誰か!気付いて!!助けて!!
祐樹
りあ!大丈夫か!!?
莉亜
嘘、やった。届いた…。お願い!警察に連絡して!誘拐されたみたいなの!家族も誰も連絡つかなくて、お願い!家族に連絡して!!
祐樹
わかった。警察へ連絡する。とりあえず落ち着いて、携帯は犯人に見つからないように使うんだ。家族の家にも今連絡する!
莉亜
お願い!GPSオンにしたからそれで探って!
莉亜
怖いよ…怖い…早く助けて…
祐樹
警察に連絡した!今家族に連絡を繋げてるんだがなかなか繋がらない。お前の家に行ってみるから、待ってろ。
祐樹
それと充電大切だから1時間後に連絡する。
祐樹
りあ、大丈夫だ。きっと俺が助けるから。お前は助かるから。
数分後…
莉亜
ゆうきくん。拐われた姿のままだったから、何故か鞄もあったの…。
莉亜
充電器も入れてたし、ここ、コンセントもあるみたい。
莉亜
お父さんもお母さんもクラスのみんなも既読がつかないの…
莉亜
ゆうきくんだけが頼り…ほんと。
莉亜
助けて…怖いよ…
祐樹
りあ、大丈夫か?
祐樹
俺が絶対助けるからお前は俺を信じろ!
莉亜
うん。
祐樹
今お前の家についた。鍵がかかってるんだが何か知らないか?
莉亜
莉亜
犯人帰ってきたみたい。ごめ
祐樹
りあ!絶対助ける!無事でいろ!!
2時間後…
莉亜
行ったみたい…
莉亜
鍵はポストの裏に貼ってある!
莉亜
お父さんの会社〇〇だから連絡して欲しい!
祐樹
りあ…
祐樹
今の状況のお前に言うべきではないと思ってる…
祐樹
でも心して聞いてくれ。
祐樹
お前の父親が山で死体で見つかった。
莉亜
莉亜
え
莉亜
嘘、
祐樹
それと、お前の母親と姉も行方不明だそうだ…
莉亜
嘘、嘘、嘘、嘘
莉亜
嘘、嘘
莉亜
!!、!、
莉亜
やだよえ
莉亜
嘘
莉亜
うそだぁ
祐樹
取り乱すな!
祐樹
まだお前は生きてる!
莉亜
おとうさん
祐樹
大丈夫!きっと母親も姉も生きてる!
祐樹
信じろ!今は生きる事だけ考えるんだ!
祐樹
今警察が必死に捜査にあたってる。
祐樹
きっとそんなに遠く離れた場所じゃない。すぐ助け出してやるから。
祐樹
信じろ。お前は絶対に大丈夫。
莉亜
莉亜
ありがとう
莉亜
莉亜
きっと大丈夫だよね…
莉亜
ゆうきくんを信じる。
莉亜
待ってる…待ってるね。
祐樹
今は何も考えるな。
祐樹
きっと見つけ出してやるから。
1日後…
莉亜
ゆうきくん。
莉亜
犯人出掛けたみたい…
祐樹
りあ!
祐樹
無事でよかった!!
莉亜
何にも音がしないの…
莉亜
犯人はね、食事だけ出して、ずっと小窓からこっちを眺めてる…
莉亜
気持ち悪いし、怖い。もうやだ
祐樹
くそっ!最低なやつめ!
莉亜
早く逃げたい…
莉亜
食事の時に少しドアがあくの。
莉亜
どうにかできないかな…
祐樹
…それはやめといた方がいいと思う。
祐樹
たぶん相手は男だ。
祐樹
お前の力じゃ抵抗できない。
莉亜
物で殴ってみたらだめかな?
祐樹
万一を考えろ。向こうが気絶せずに襲ってきたらどうする。
祐樹
犯人を刺激ない方がいい
莉亜
うん
祐樹
大丈夫だ。捜索はちゃくちゃくと進んでる。
祐樹
数日の我慢だ
莉亜
なんにも音がしないの。
莉亜
人の声も、なんにも
莉亜
部屋も暗いし、気が狂いそうだよ…
祐樹
リア、大丈夫。
祐樹
俺がお前と一緒にいる。
祐樹
離れていても気持ちがそばにいる。それを忘れるな。お前は1人じゃない。
莉亜
うん。
2日後…
莉亜
ゆうきくん
莉亜
犯人いった
祐樹
りあおはよう。
祐樹
お前が心配でずっとメッセージ待ってた。
莉亜
大丈夫…ありがとう。
祐樹
一日一日、待ってる時間が怖いんだ。
祐樹
お前がどんな辛い目にあってないかって…
莉亜
莉亜
嘘
莉亜
大丈夫じゃない…
莉亜
莉亜
お姉ちゃん、お母さん大丈夫かな…
祐樹
りあ…
祐樹
警察には何度も駆け寄ってるんだ。
祐樹
だけど、慎重を期すからとなんにも教えてはくれない。
祐樹
山にも入れてもらえないし、
祐樹
ごめん。俺、無力で…
莉亜
ううん。ゆうきくんのせいじゃない
莉亜
こうやってメッセもらってるだけでも凄く勇気もらえてるから…
つづく…