私は中学の頃から柊と付き合っていた
楓
ねぇねぇ、今度ダブルデートしない?!
明里
いいねそれ
柊
俺もさんせー
楓
椋もいい?
椋
俺は別に……
楓
決定ね!じゃあ今週の日曜日に!
椋
おい俺まだ何も言ってねーぞ!
楓
べつにいいじゃんー
椋
別に……まぁ来てって言うなら来てやってもいいけど……
楓
じゃあ決定!
明里
てか何するの?
楓
んー?まぁタピオカとかロールアイスとか食べ歩こうよ
明里
相変わらず楓は食べ物好きだねー
楓
だってー美味しいんだもん!
明里
もう!それで太ってないのマジで謎なんだけどw
楓
えー私結構太ってるよーw
柊
相変わらず仲良いな
椋
そうだな、喧嘩とかしてないからよかったよ
土曜日の朝、ラインで楓に呼び出された
明里
ん?なんだろ
明里
まぁとりあえず行ってみるか……
楓
おーきたきた明里~
楓
ちょっとここ立って?
私は体育倉庫の扉の前にたった
ドンッ!
私は勢いよく突き飛ばされた
その時……ガチャッ!
鍵が閉まる音が聞こえた
明里
え?
明里
楓ー?
明里
おーい!
明里
どうしたの楓!ねぇ!
明里
ねぇ!ねぇ開けてよ!
明里
お願い開けて!なんでこんなことするの!
楓
はぁ……そんなことも分からないのね……
楓
うざいからに決まってんじゃんw
楓
じゃあね〜♪
いつの間にか夜になり私は寝ていた
その時……ガチャン!
私は勢いよく飛び出した
明里
楓?!
明里
どこにいるの楓!
明里
(話したい)
明里
(こんな事しないよね楓は?)
明里
(ほんとに楓なの?なんで?でも楓は……)
明里
…………
柊
どうした?元気ないじゃん
明里
実はさ……
私は口が柔らかい性格だったからすぐ相談した
柊
そうか……ちょっと屋上に来て貰えるか?教室じゃ人いっぱいいるし……
明里
うん……
私は柊が必ず助けてくれると思っていた……必ず……
柊
あのさぁ……
明里
(え、口悪くない?)
柊
別れて?
明里
なんで……、
柊
俺、そういうの関わりたくないんだよね
柊
めんどい事になりそうだし
明里
…………
柊
しかもさ、俺お前のこと好きって思ったことねぇから
柊
楓の方がまだマシ、
柊
今ので分かったっしょ?
柊
だから別れて?
明里
はい……
明里
ゴメンなさい……
柊
うん、じゃあね
明里
…………
私はもう涙も出なかった
柊が私を裏切った……そう思うたびに……
怒りがこみあげてくる……
明里
椋?
椋
ん?なんだ?
明里
信じれないかもだけど、私、楓に
私はまた全部話した
椋
は?!いや……そんなわけ……
明里
そう思うでしょ?やっぱりね……
椋
ちょっとまって、楓に話してみるから
明里
うん
椋
楓?
椋
お前が楓をいじめたって、ホントなのか?
楓
いや、そんなわけ……
楓
ううん、こんな私じゃダメだよね
楓
うん、私は比奈に命令されて明里をいじめた
楓
自分を守るために
楓
ゴメン、あたし明里より自分を選んじゃった……
楓
本当にゴメンなさい
明里
ううん、いいんだよ
明里
正直に謝ったらそれでいい、その勇気尊敬するよ
明里
もう比奈なんかほっときゃいいじゃん!
明里
これからは3人で仲良くしようよ!
楓
うん!そうだね!
椋
これからもよろしくな!
明里
うん!
〜END〜