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夢路警部

ってぇな……さっさと外せねぇのか!

ルナ

うっせぇよクソ警部が!!

ルナ

外そうとしても外せないんだわ!

私は今、悪夢の中で警察と

手錠で繋がれてしまっている

10分前___。

不安心の悪夢を倒したルナ達は もう一体のnormal悪夢を 倒しに行こうとしていた

トワ

もう一体はどんな悪夢なんでしょう……

ルナ

なんか凄いゲート内からおぞましい雰囲気を感じるんだが…?

トワ

トワ

気のせいで……ってなんかすんごい悪夢臭くないですか!?

ルナ

急にしてきたな…悪夢の匂いの他にもなんか混ざった匂いのような気がする…。

トワ

まさか…お、お化け?

ばくまる

ばくく〜笑笑

トワ

なっ…!怖くないもん!

トワ

さ、さぁ早く行きましょ!

ルナ

あ、あぁ。

トワを先頭に3人はゲート内へ 入っていった。

ゲートの先は 神社のような場所で、鳥居が何基も 建てられていた。

ルナ

神社…か?

トワ

そのようですね。

ばくまる

ばく?ばく。

周りを見渡していたばくまるは 地面に何か落ちているのを発見した

トワ

ほんとだ…何か落ちてる。

落ちていたのは輪が2つ鎖で繋がれた 手錠のような物だった。 だが普通の手錠にしては 違和感を感じる形と装飾だ。

ルナ

手錠…?

トワ

のような、じゃないような…?

ルナ

…持っとく?

ばくまる

ばくぅう!!?

トワ

…神社がステージの悪夢ですから、もしかするととんでもない呪具とか呪物だったりぃ…、、

トワ

トワ

ひぃいいいっ!怖いです!

ルナ

確かにそうかもしれないな…。

ルナ

ま、でも後々まんまと盗まれた後のステージに来るクソ夢路に渡るよりかはマシだろ。重要な悪夢の調査材料だし!

と、ルナは笑顔でこたえ、 落ちていた物に手を伸ばした。

手が触れたとき 急に神社に鈴の音が鳴り響いた___。

チリンチリン…チリンチリン…

トワ

な、な、な、な、な、なんですかぁああっ!出たんですか!?いやこれ出ますね!?

ばくまる

ば、ば、ば、ば、ば、ば、ばくぅ!!

ルナ

ルナ

…悪夢の匂いと足音が近づいてきてる。

トワ

お化けじゃなくて、悪夢ですか…!!?

トワ

安心したようなしてないような…

ルナ

構えろ、来るぞ…。

呪いの悪夢

触り…マシタ?触れ…マシタ?触り…マシタ音。触れ…マシタ音。ヤッチャイマシタ??ヤリマシ他。

呪いの悪夢

さっきモ…触ら例…マシタ。呪呪呪…呪カケマス

ルナ

「さっき」…も?

トワ

他にも誰か居るということでしょうか?

ルナ

考えられるとしたら夢路警部率いる悪夢対策本部の警察組だが…ゲートは完璧に閉めたはずだから…

トワ

…!

トワ

トワ

通信切断…。

ばくまる

ばく!!

ルナ

え、マジで…?

トワ

はい、今日スマホニュースで「悪夢関連のネットワークを1部切断する」と書いてありました。なんでも、定期調整のようで…

ルナ

じゃあ居る…ってことか。夢路が…。

呪いの悪夢

呪いの悪夢

ごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃ…五月蠅イィ!!触った乃二チガイは無い!!

呪いの悪夢

手錠ノ呪縛ヲ クライナサイ…!

呪いの悪夢はルナに向けて ビームの発射準備を始めた。

ルナ

やっべっ……!一旦逃げるぞ!

トワ

はい!

ばくまる

ばく!

ルナ達が逃げようとすると、 道の両脇に生える木達に巻かれていた ツタが伸び、ルナ達の手足に巻きついた

ルナ

くそっ、何だこのツタ!?

トワ

全然取れませんっ!!

ばくまる

ばくぅう!!

呪いの悪夢

呪いの力ハ、悪夢ト合わ差里…更に力ヲマス!

悪夢はルナにビームを浴びせた。

トワ

ルナさんっ!!

ばくまる

ばく!!

ルナ

ぐっ…!!

ルナ

ルナ

って、あれ、…何ともない…?

呪いの悪夢

ふふふ…来のステージ二居ル乃が、警察ナラ羅、イイこん日を久米そう。

呪いの悪夢

ナカマワレ下所ヲ…!!!

とだけ言い残し、呪いの悪夢は 森の中へ去って行った。

ルナ

なんだ、あの悪夢。

トワ

というかルナさん、ほんとにお体大丈夫ですか?

ばくまる

ばく?

ルナ

まじで何ともないんだけど…、とりあえず森の中で悪夢探すか!

トワ

は、はいっ!

3人が森の中へ入ろうとした その時____!!

ドダダダダダダ

と何かが凄い勢いでこちらに 向かって来る音が聞こえてきた。

トワ

な、なんですか!?

ばくまる

ばく!!?

ルナ

おい、まさかこの勢い…!?

ルナの予感は的中し、 森の中から出てきたのは 呪いの悪夢の仲間であろう下級悪夢を 後ろに引き連れた夢路警部だった。

夢路警部

はははは!!追いかけ回されるってこういう事かぁ!

トワ

ゆ、夢路警部!?

夢路警部

お!何だ何だァ、ルナも居るし、話題の助手ちゃんも居るじゃねぇか!

夢路警部

捕まえたいところだが、今は厳しいなぁ…

ルナ

あっそ!!じゃあ悪夢引き離してから出直せ、クソ夢路!

夢路警部

絶対今日こそ捕まえてやるからなァ!!

と夢路警部が鳥居の下を通ろうとした その時、地面に落ちていた手錠が 宙に浮いた。

夢路警部

何だ、この手錠?

ルナ

…!?

トワ

悪夢の匂い…!?まさか、さっきアイツが言ってた呪いと悪夢の力の混じり合いって…

ルナ

あの手錠は…呪具…!!

ばくまる

ばく!!

宙に浮いた手錠にルナと夢路警部は どんどん真ん中に吸い寄せられていく。

ルナ

ぐぅううっ!!やだぁあああっ!!

ルナ

ルナ

絶対っ…!こいつとはっ…!!

トワ

ル、ルナさんっ…!

夢路警部

こっちもオマエとくっ付くのはごめ…

夢路警部

夢路警部

あ、いや。案外近付けるチャンスかもしれんな…。

ルナ

くっついた時ようにもうモノクルで片目隠すもんねー!ばーか!

ルナ

なおさら無理!あ、 K君から貰ったモノクル着けちゃえばいいんだ!!

ルナ

はーい装着完了〜

夢路警部

あ"ぁっ!?何言ってんだクソルナ!!

ばくまる

ばく!!

トワとばくまるがルナに近付こうと 一歩踏み出すと、下級悪夢数匹が 2人の前に立ちはだかった。

トワ

うぅ…ルナさんの方行きたいのにぃ!!

ばくまる

ばく!!

トワ

そうだね、ピストルで…!

トワはピストルで 悪夢を撃ち殺したが、数が多く 殺しても殺しても埒が明かない。

ばくまる

ばくぅ……、

トワ

埒が明かない…!

トワ

ルナさんっ、耐えててください!あと夢路警部も!!お互い嫌でしょ!?

夢路警部

んな事言われても…!!

ルナ

も、もぉ…、!

ルナ / 夢路警部

無理ぃいっ!!/無理だぁあっ!

なんとか耐えていた2人は一瞬にして 片手首を手錠で繋がれてしまった。

夢路警部

いってぇ……

ルナ

手首捻ったぁ…ッ。

ルナ

ルナ

トワ!今援護しに行…っ!

ルナ

くそっ、夢路早く立て!!

夢路警部

待てって、普通に考えて目の前で盗みを見逃すバカがどこにいる?

ルナ

え"っ……それって…

ルナの嫌な予感はまたもや的中し 夢路警部はルナの上に飛び乗ってきた

夢路警部

時計落としたから何時か分かんねーけど、確保ォ!!

ルナ

いやいやいやいや!今明らかそれどころじゃないだろ!!

夢路警部

別に俺はお前を捕まえることだけが使命だからな!

ルナ

なんだよ、それっ!!

下級悪夢

イマが茶ンス。ヤル染!!

トワ達の相手をしていた下級悪夢の 半分が全員2人の方へ来た。

ルナ

まずいっ…!!

ルナ

クソ夢路!はやくどけろッ!!

夢路警部

すまん…、避けたい気持ちは山々なんだが、何故かこのまま体が離れなくてな☆

ルナ

離れなくてな☆じゃねえよ!!

下級悪夢

我々ガイマダケ手錠ヲ操作為手イル!

下級悪夢

ヤレエエエ!!!

ルナと夢路警部は そのまま下級悪夢に倒されていき

最終的に山の斜面まで押され、 落とされてしまった。

ルナ / 夢路警部

うわぁああああっ! / ぐああああっ!

トワ

ルナさんっ!

ばくまる

ば、ばく…!

下級悪夢

タヒン打ナ。

下級悪夢

タヒン打。タヒン打。

下級悪夢

跡ハ貴様羅ダ。

トワ

い、一旦引きましょう!

ばくまる

ばく!

トワとばくまるは 急いで神社から出た。

下級悪夢

まァ良い。直二ミツカル。

下級悪夢

呪イ様が殺ス。

下級悪夢は森の中へ帰って行った。

山から落とされたが二人は運良く 生きて伸びることができ、 トワ達とはぐれてしまった二人は 神社付近のとある茶屋の椅子に 座って居た

が、明らかルナの扱いが雑だ

口をガムテープで塞がれ、 片手首を手錠で繋がれているのにも関わらず、更にロープでルナは 両手を縛られていた。

ルナ

んーんんー?

夢路警部

何言ってるか分からんが、お前の暴言が酷いし、何しでかすか分からんからなァ。

夢路警部

一応こういう処置だ!ハハハ!!

ルナ

ん"…💢

ルナ

ルナ

(別にガムテもロープも外せるけど、どうするべきかなぁ…。)

ルナ

(あ、そーだ!この前盗んだ悪夢ちゃんって確かお話出来るタイプだったから…)

ルナは縛られている手を器用に使い 後ろポケットからビー玉を取り出し 自分の体に軽く当てた。

ルナ

(ねー、夢路〜。これからどうするつもり?)

夢路警部

な"っ…コイツよく漫画とかである「直接脳内に話しかけてくる!?」ってやつを…!

夢路警部

まぁたお前悪夢使ったな?

夢路警部はルナを軽く睨んだ

ルナ

ん"っ…!?

ルナ

(す…すみません…、)

夢路警部

分かればいい。お前もただの人間なんだから悪夢見になれば最悪死ぬ。悪夢を使いすぎて体を乗っ取られたら最期だからな?

夢路警部

てかもうめんどくせーから外してやるよ。頭に直接話しかけられると、頭いてーし

と夢路警部はルナの口の ガムテープを剥がし、 ロープも解いた。

ルナ

へへっ、さんきゅ。

ルナ

ルナ

…。

ルナ

(______。)

夢路警部

夢路警部

…おい、どういう事だそれ。

ルナ

あ、え…これもそっちに行くの…?

ルナ

あーあ、まじかぁ…

夢路警部

まじかぁ…じゃない。お前それは…

ルナ

私のは自分でも手つけられないくらいのだけど?何、見たいわけ?

夢路警部

いや、見たいとかじゃないが…、俺に出来る事があれば…。

ルナ

…あっても頼まない。

夢路警部

夢路警部

そうか。

ルナ

ルナ

つーかこれからどーする?

ルナ

こんな状況だし、トワ達と合流してから悪夢倒すべきだと思うんだけど?

夢路警部

それもそうだな。俺も部下共置いてきたし…。

ルナ

おめー、部下置いてくるとか最低すぎ。ようそれで嫌われないなおい。

夢路警部

ま、ラヴってやつかもな!

ルナ

あっそ。じゃさっさとそっちの部下ん所行こうぜ。

夢路警部

あ"?お前の仲間が先じゃなくていいのか?

ルナ

アイツ見た目の割に結構強いから大丈夫。さ、行こ。どこら辺ではぐれたの?

夢路警部

そこにパトカー停まってるだろ。そこ付近だ。

ルナ

あー、さっきから気になってたんだよね。お宅のでしたか。じゃ、さっさと行こ〜

夢路警部

あぁ。

2人は椅子から立ち上がり、 パトカーの方へ歩いて行った。

一方トワとばくまるは ルナの救出方法を考えていた。

トワ

あれが呪具なら、呪いの悪夢は呪具を操ることが可能……

ばくまる

ばく?ばく。

トワ

なるほどね!つまり、アイツの力を利用して、アイツからの攻撃を手錠を繋げているあの電気に当てれば……!

ばくまる

ばく!

トワ

そうと決まれば悪夢を探さないと……!

トワ

トワ

って、ルナさん生きてる前提で話してるけど、ホントに大丈夫かな。

ばくまる

ばく!

トワ

だよね!よし、行こう!

二人は森の中へ走って行った。

ルナ

どう?夢路警部。仲間さん居た?

夢路警部

……居るには居るんだが…、近くに下級悪夢が居る…。

ルナ

ルナ

……殺る?

夢路警部

すまんな、頼んでも良いか。

ルナ

りょーかい。

ルナは手錠で繋がれていない左手の指で 銃を撃つポーズを取り 悪夢を撃ち殺した。

下級悪夢

ウギャッ……!

ルナ

よし、行けるぞ。

夢路警部

ありがとうな、ルナ。流石だな。

ルナ

……褒めたって、何もでねーからなッ!!

夢路警部

そうかぁ〜

ルナ

残念そうにすんなッ!!

夢路警部

おい、起きろ!お前ら!

夢路警部が寝ていた警察を揺さぶると 警察はむくりと起き上がった。

警察

夢、路警部……?

警察

警察

と、ルナぁあっ!!?

ルナ

どーも!夢見町の警察に直接会うのはこれが初め……いやそんなこと無かったわ。

警察

ちょ、夢路警部!何故ルナと!?

警察

そうですよ!

夢路警部

あぁ、それはかくかくしかじかで……

警察

なるほど……

警察

では、このまま管理タワー内まで連れ込んでみてはいかがでしょうか。

ルナ

…。

夢路警部

夢路警部

いや、今回はいい。

ルナ

…え。

警察

な、何故です?

夢路警部

…なんか今日はそういう気分じゃなくなった。今は悪夢見になってしまったこの人の救助が先だ。

夢路警部

俺の考えが正しければ、呪いの悪夢の攻撃をここに当てれば手錠は外れるはずだ。

夢路警部

悪夢を手分けして探す。危険になったらすぐ声を上げるか、無線繋げるかしろ。

警察

はいっ!

夢路警部が指示すると 部下達は森の中へ入っていった。

ルナ

ルナ

夢路警部…何で庇った?

ルナ

タワーまで連れて行って、私から情報やらなにやら引き出せば良かったのに。

夢路警部

夢路警部

……今日はお前に助けられすぎているからな。

ルナ

あ?そんな私お前の事助けてないけど?

夢路警部

夢路警部

腹付近。

ルナ

っ……!気付いてたのか……

夢路警部

まぁな。

夢路警部

夢路警部

山から落ちた時、俺への被害を防ぐ為に、落ちた先にあったあの岩にすってただろ。

ルナ

ルナ

別に痛くないし大丈夫。さっさと悪夢探しに行こ。

夢路警部

ルナが歩き出すと夢路警部がいきなり ルナの後ろから岩で すった腹部を グッと押した。

ルナ

う"ッ……!!

ルナ

ルナ

てめッ……何し……!

夢路警部

ずっと痛いんだろ、顔に出てた。悪夢の中で出来た傷は現実世界にリンクするんだからな…、放っておけねぇよ!

ルナ

……!

夢路警部

パトカーの中に医療キットがある。治療してから行くぞ。

ルナ

ルナ

……ありがと……。

夢路警部

っしと……これでよし。

ルナ

ルナ

……。

夢路警部

おい、なんかお前さっきから顔赤くないか?

ルナ

…そんなことねぇよッ!

夢路警部

…熱は無いし…、もしかして照れてんのか?

ルナ

な"っ……んなわけねーだろ!

夢路警部

そ、そうか。

ルナ

もぉ、さっさと悪夢探して倒して終わらせるよ!

夢路警部

え、おいちょ、まッ!!

ルナは夢路警部を引きずりながら 森へ向かった。

悪夢を探しに出た白も、 夢路警部達と同じ森に居た。

トワ

……さっき悪夢の匂いがした気がしたんだけどなぁ…

ばくまる

ばく!

トワ

そうだね、諦めちゃだめだよね!

トワがばくまると森の更に奥へ 入ろうとしたその瞬間遠くから 「ぎゃああああっ!!夢路警部!!」 と叫び声が聞こえた。

トワ

夢路警部……!?ということはルナさんが居るかも!行こう、ばくまるちゃん!

ばくまる

ばく!!

叫び声を聞いたルナと夢路警部は 既に現場に着いていた。

だが、そこに居た呪いの悪夢に 苦戦していた。

呪いの悪夢

ギャハハハハ!!息手イルノハワカッテ打!

呪いの悪夢

今ココで死タヒ根!!

夢路警部

……くっ……!

ルナ

っ……。

ルナ

(夢路警部、攻撃をこのレーザー部分に当てるって厳し過ぎないか…!?)

夢路警部

(そうだな。だがここで諦めてはいけない!)

ルナ

(アンタらしいね、夢路警部♪)

二人は再度戦闘準備した。

呪いの悪夢

マダ、戦ヴ飲?¿

呪いの悪夢

キャアアアア!!情熱的根!!

呪いの悪夢

ぃぃよぃぃよ、殺シテ揚ゲル!!!

呪いの悪夢はルナと夢路警部の二人に 攻撃を放った。

二人はその攻撃をレーザーに当てるため 当たる位置を予測し、その位置に行き レーザーに当てる準備をした。

夢路警部

(行けるッ……!!)

ルナ

(あぁ!)

と二人は喜んだ。 だが何やらこっちに放たれている 攻撃の様子がおかしい。

ルナ

……っ!!

ルナ

夢路、これはかわすぞ!

夢路警部

あ"?なんで?

ルナ

なんでもなんだって!!あの攻撃は一見真っ直ぐ来てるように見えるが、対象者の所に近づいていくと、周りを矢に囲われてグサッといくやつ!!

ルナ

前それで死にかけたからガチでヤバイ!

夢路警部

何だと!?じゃあ対象範囲外に……!

二人が逃げ出そうとすると、 地面からツタが伸びてきて ルナと夢路警部の足首に巻きついた

呪いの悪夢

ニガサナアアアイ!!!

夢路警部

なんだこのツタァッ……!

ルナ

またコイツかよ!!!外れないしッ!

二人がツタに夢中になってるうちに 攻撃はみるみる迫ってくる。

ルナ

ヤバイヤバイ!!

夢路警部

早くしなければッ!!

ルナがちらりと攻撃を見ると もう目の前まで来ていた。

ルナ

ルナ

あ……。無理じゃない…?

夢路警部

…俺の人生ここまでかよォッ!!!!

と夢路警部が叫ぶと どこからか声が聞こえた。

「諦めちゃダメです!」

という声と共にルナ達に向かってきていた攻撃が撃ち落とされた。

ルナ

この弾……もしかして!

トワ

トワ

遅れました!お二人とも大丈夫ですか!

夢路警部

怪盗トワ!?

ルナ

大丈夫だ!助けてくれてさんきゅな!

夢路警部

それよりどうする……もう一度攻撃を…

呪いの悪夢

お前達ィ、モシヤ手錠ヲ外し対呪ヵ!!!!

ルナ

くそっ……気付きやがった!!

ルナ

もう倒す以外に方法は無い……!

トワ

あ、あの……それが、ばくまるちゃんが教えてくれたのですが、

トワ

もしかしたらこの下級悪夢のビー玉で外せるかもです!

ルナ / 夢路警部

え"っ!? / マジかよ!?

ばくまる

ばく。ばーく、ばく。

夢路警部

夢路警部

な、なんて?

ルナ

ルナ

このステージの下級悪夢は元々呪いの悪夢から生まれた存在だから、下級悪夢でも手錠を外せる程度の力はあるから…!

夢路警部

なるほどな!

トワ

先程来る途中、下級悪夢を一匹捕まえて来ました!こちらをお使いください!!

とトワが地面にビー玉を投げると 下級悪夢が亀裂から出てきた。

トワ

さあ悪夢ちゃん、お願いします!

トワが悪夢に指示すると 下級悪夢は手錠のレーザーに向かって 攻撃を放った。

夢路警部

っし、いけぇっ!!

悪夢の攻撃をレーザーに当てた

すると……

バチバチと音をたてて、 レーザーは途切れ、手錠が外れた。

ルナ

外れた……!!

夢路警部

よっしゃああっ!

トワ

やったぁ!

ばくまる

ばく!

呪いの悪夢

クソぅ……オノレ…!!

ルナ

形勢逆転、だな!

夢路警部

次はこっちからだ!!

トワ

参りますっ!

ばくまる

ばく!!!

三人は一斉に飛び出し、 悪夢に攻撃した。

夢路警部

オラオラオラァッ!!!バンバン撃つぜ!

夢路警部は二丁拳銃で 悪夢を撃ちまくった。

呪いの悪夢

ギャアアアアアアアアア!!

トワ

ふんっ!!

夢路警部に続いてトワも ピストルで加勢した。

呪いの悪夢

ま、マズイィ。マケル!!逃げ菜ク手派!

と悪夢が森の中へ逃げようとすると 悪夢の前にルナが立ちはだかった。

ルナ

もう逃げられないぜ?

呪いの悪夢

くっ……!!!

ルナ

いっちゃえばくまる!ナイトメア・グローブ!

ばくまる

ばくっ!!!

ばくまるが悪夢を吸い込むと 悪夢は紫色のビー玉になった

ルナ

っし!仕事終わったし、帰るとしますか!

トワ

はい!

ばくまる

ばく!

ルナはゲートを開き、 三人はゲートに足を踏み入れた。

すると後ろから夢路警部がルナを 呼び止めた

夢路警部

あ、ちょ待てルナ!!

ルナ

ん、何?

夢路警部

ホントに大丈夫か。

ルナ

ルナ

あ、あの事か。大丈夫だよ。

ルナ

つーかさっきも言ったけど、

" あっても頼まない " から

夢路警部

そ、そうか。

夢路警部

今回は見逃してやる。早く行け。

ルナ

ふーんやけに素直じゃん?じゃ!

三人はゲートに入っていった。

夢路警部

夢路警部

ルナ……。

ルナ

…。

ルナ

(もう手遅れだって。)

夢路警部

夢路警部

…おい、どういう事だそれ。

夢路警部

俺に出来る事は……

一方現実世界では 由奈に影が忍び寄っていた。

由奈

あの、来ましたよ!

由奈

早くルナさんに……!

ディープ

ディープ

あら、私の下僕にしてやるわ。

由奈

し、下僕……?

由奈

どういうことですか……?

ディープ

それについては

" 悪夢見になってからね "

由奈

……え?

キャアアアアアアアアアアアアアアア!!!

リンク・ナイトメア

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