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イッヒ
ああ、この声をよくうりは知ってる。 何度もうりは聞いたことがある。 一番お前に呼ばれただろう。
イッヒ
たまにはこう喧嘩してきたけど、 その声も一番うりが知ってる。 こう馴染んできた声が…
こう頭にこびりついて離れない。 きっとお前は何処かで苦しんでるだろう。 ならうりが助けに行かないと。
絡まった記憶と過去。 それもずっと残ってる。
悲惨なものを目にしたうりが一番知ってる。
うり
うり
孤独を吸い尽くした心は枯れて 辛い日々。
きっとウリはもうダメだ。
でも、ここで挫ける盟友はいるか? 今まで散々救われたウリも恩返しをしたい。
曖昧な記憶しか無いけど、パートナーシップのお前なら よく知ってる。
うり
うり
心の中で、
うり
…ここはどこ? あの川で急に倒れたの?
うり
知ってるあの手の握り方。あの掌(てのひら)
とこ…とこ…とことこ
知ってる此何度も聞いた足音。 この不規則な足音
ふーっ…
うり
知ってるよ、この呼吸の音
分かったんだ、お前がここに居るのを。 一番大切なお前が居るのをな。
絡まりに絡まった闇もお前は掻き分ける その腕に暖かい安心感。
枯れてしまった心をまた潤してくれたお前を その言葉だけでうりは何度救われた?
この言葉の意味はね。 …いや、やっぱうりだけの大切な意味が込められてる。 みんなには教えられないな。
イッヒ
十分過ぎるくらい救われたのに どうして、だんだんと…
…誰だっけ、ずっとここで待ってるのを。
何故自分はここに居る? 自分の名前は?
???
だんだんと知らない不規則な足音が近付いてきてる。
イッヒ
ヤー
知らないはずなのに何処かで1度見た事ある気がした。
イッヒ
ヤー
イッヒ
怖いのに逃げたくない。 知らない人なのに何でこんなにも優しくしてるの?
イッヒ
ヤー
イッヒ
ヤー
イッヒ
ヤー
ヤー
イッヒ
ヤー
ヤー
ヤー
ヤー
イッヒ
ヤー
ヤー
ヤー
イッヒ
ヤー
イッヒ
イッヒ
ヤー
イッヒ
ヤー
ヤー
イッヒ
ヤー
イッヒ
ヤー
イッヒ
ヤー
ヤー
イッヒ
ヤー
イッヒ
ヤー
彼奴のなまえが…
ナオ? チヨ? ナナ?
わかんない。
ヤー
イッヒ
ヤー
ヤー
イッヒ
確かあの記憶は大切な記憶だった気がする。 何も思い出せない。 いや、きっと何も無いはず。 忘れるほどだから。
ヤー
ヤー
イッヒ
ヤー
イッヒ
ヤー
ヤー
イッヒ
ヤー
イッヒ
ヤー