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灰かぶり姫３

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灰かぶり姫３

第1話 - 灰かぶり姫３

52

2019年05月30日

#恋愛

#シンデレラ

怜

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52

怜

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今日は、町中の子女が待ち望んでいた。舞踏会の日。

この舞踏会は、この国の第二殿下の奥方を決める。見定めの日と、噂されている。

年頃の娘なら、誰もが望む。夢のような話である。

だが、この子は、違う。

クレア

今日は、武闘会の日か。

クレア

俺も行きてぇなぁ

リィ

行けるわけないでしょう。

リィ

灰かぶり風情が。

ルゥ

この舞踏会は、第二殿下の奥方を決める。らしいわ、

ルゥ

貴方がそれに出れるわけないでしょう？

クレア

武闘会かぁ。

リィ

そこは、聞いときなさいよ！

クレア

ん？

クレア

どうかしたか？

ルゥ

はぁ、呆れた。

ルゥ

お姉様、もう行きましょう。

リィ

...そうね。

リィ

クレア、貴方、留守番ね。

クレア

∑(ﾟДﾟ)

リィ

じゃあ、行ってくるから、お留守番よろしくね。

クレア

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クレア

まだ、かなぁ。

クレア

はぁ。

クレア

俺も行きたかったなぁ。

クレア

武闘会。

魔法使い

その願い、聞き届けましょう。

そこには、可愛らしい少女がいた。

クレア

本当か？

魔法使い

えぇ。もちろん

クレア

なら、直ぐに行きたい！

魔法使い

分かりました。

魔法使い

では、魔法をかけてあげましょう。

魔法使い

ビビデバビデブー！

ポンっ

クレア

ん、なんだ？この格好。

魔法使い

舞踏会に行くなら、それが適切でしょう。

クレア

クレア

ドレスなんて、やりづれえだろ。

魔法使い

何をやるつもりかは、知らないけど。

魔法使い

この魔法は、日が変わると、共に解けるから、

クレア

おう。

魔法使い

じゃあ、これに乗って。

クレア

これは？

魔法使い

馬車と、馬よ。

魔法使い

早く乗って。

クレア

ん？ああ、わかった。

クレア

じゃあ、行ってくるわ！

魔法使い

うん。行ってらっしゃい。

クレア

ありがとうなぁー！

クレア

帰ったら、絶対にお礼するから！

魔法使い

ふふっ。楽しみにしていますね。