彼女は、いつも
ターコイズブルー色の服装
ターコイズブルー色の小物
ターコイズブルー色のアクセサリーを身に付けていた
そんなにもターコイズブルーが好きなのかと問うと、
彼女は「ラッキーカラーだから」
と言っていた
彼女の部屋はいつも居心地が良いのに、
今日は違う、なにか引っ掛かる
なぜだろうと不思議に思った
ボーッとしていると、彼女が僕に寄り添ってきた
愛菜
蓮
愛菜
思い出さないでほしいと彼女から言われたが、
僕はまた、あの悲しい思い出を思い出してしまった。
あれは、よく晴れた日におこった
隣には、先日付き合ったばっかりの
彼女がいた
沙絵
蓮
ドン!
いやぁぁぁぁぁ!
大丈夫か?聞こえるか!?
大学生がひかれたぞ!
おかあさぁぁぁん!
怖いよー!
その大声に連れられた僕は
嫌な予感がして
事故現場に踏みよった
あ..........
目の前には、
即死の状態だった彼女がいた
怖くてお葬式も行けなかったんだよな.....
ごめんな、沙絵.....
そういや沙絵も、
ターコイズブルーが好きだったっけ....
だからなにか違和感を感じていたんだな...
沙絵のこと忘れかけるなんて、
サイテーだな。俺....
愛菜
蓮
ターコイズブルー色の皿か...
どこまで好きなんだよ、ターコイズブルー....
愛菜
愛菜
蓮
愛菜
蓮
愛菜は沙絵に縁もゆかりもない人物だ
沙絵の名前を知っているはずがない
あの悲しい思い出の話はしたけど名前は出していない
なぜだ?
愛菜
愛菜
蓮
愛菜
蓮
思いだした
確か高校のとき、いじめられてた.....
愛菜
愛菜
愛菜
愛菜
愛菜
愛菜
愛菜
蓮
蓮
愛菜
蓮
愛菜
愛菜
蓮
愛菜
愛菜
蓮
俺は、彼女に手をかけようとした
蓮
愛菜
愛菜
愛菜
いや、殺る、
殺る、
殺るんだ!
そのとき、頬に生ぬるい感触を覚えた。
愛菜
蓮
臼杵玲奈は俺の体を抱き寄せた。
俺はとっさに振り払おうとした。
でも、出来なかった。
1度愛してしまっている人を、
殺すことなど、
出来そうにない.....
愛菜
蓮
愛菜
愛菜
愛菜
愛菜
蓮
愛菜
愛菜
愛菜
愛菜
蓮
愛菜
蓮
愛菜
玲奈はあれ以来、
ターコイズブルー色の物を身に付けなくなった
蓮
俺たちは
客観的に見れば誰もが羨むカップルなのかもしれない
でも実際は違う
ターコイズブルーのような鮮やかな色ではなく、
俺たちは漆黒の色のカップルなのだ
結ばれちゃいけない禁断の絆....
あなたは、結ばれたいと思いますか?
コメント
3件
凄いです!!! とても感動しました