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1 - リョウメンスクナ

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2022年11月22日

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お久しぶりです。 投稿がかなり遅れてしまってほんとに申し訳ないです。 投稿はやはり遅れそうですが、できるだけ早めにします。

『リョウメンスクナ』

※注意事項 ・この話は都市伝説で私が考えた話ではありません。 ・トシデンというアプリが元ネタです。 ・怖い話が苦手な人はあまりおすすめしないです。 ・すまないスクールのメンバーが出てきます。キャラ崩壊、死亡など含まれます。 ・リョウメンスクナという名前の都市伝説ですが、あの有名な某アニメとは関係はありません。

↓ ↓ ↓

僕達は、とある事情で都会から遠く離れた古いお寺に来ていた。

なぜそんなところに来ているかというと、ミスター銀さんが困っていたお爺さんを助け、そのお爺さんが 「助けて頂いたところ申し訳ないが、私の地域にある寺の片付けを手伝ってくれないか」 という依頼を引き受け、さすがに銀さん1人でやらせる訳にはいかないので僕達も着いてきたという訳だ。

僕達というのは、銀さん、ブルー、赤ちゃん、僕──すまない先生だ。

そして片付けをしている最中、ミスター赤ちゃんが僕を呼んだ。

ミスター赤ちゃん

おーいすまない先生!!ちょっと来てください!!!

そう言われて呼ばれた方へ行ってみると、黒ずんだ長い木箱があった。およそ2m程で、とても古い木箱だった。正直気味が悪かった。

ミスター赤ちゃん

先生、これなんだと思います??

すまない先生

そう言われてもなぁ…分からないよ。あのお爺さんに聞いてみよう。

ミスター赤ちゃん

俺聞いてきます!!

そう言い走り去って行ってしまった。

その箱をよく見てみると、表面には白い紙が貼り付けられていて、何が書いてあるか、相当昔の字なのか、もうボロボロで何が書いてあるかほとんど分からない。

かろうじて読みとれたのは、

『大正??年??七月??ノ呪法ヲモッテ、両面スクナヲ???ニ封ズ』

すまない先生

…気味が悪いな…。

僕はその場から離れるわけにもいかず、木箱を観察しながら赤ちゃんを待っていた。

ミスター赤ちゃん

先生ー!!戻りました!!

ミスター赤ちゃん

あのお爺さんも、明日にここのじゅうしょく?っていうやつに確認をとってみるだってよ!

ミスター赤ちゃん

あと先生!じゅうしょくってなんですか??

すまない先生

ありがとう赤ちゃん。住職って言うのはね──

少し勉強させてから、勝手に開ける訳にはいかないので近くの倉庫に置いて、お寺に戻り銀さんとブルーが来るのを待っていた。

すまない先生

(なんか気味が悪いな…)

僕は赤ちゃんと銀さんとブルーが帰ってくるまで待っていた。僕はただぼーっとしながら考え事をしていたから赤ちゃんが何をやっていたのかは知らない。

ミスターブルー

すまない先生!ミスター赤ちゃん!

ミスター赤ちゃん

やっと戻ってきたか!!

ミスター銀さん

すみません、少し遅れました!

すまない先生

あ!ブルー銀さん!そっちはどうだったかい?

ミスターブルー

特に問題はなかったですよ!

ミスター銀さん

あ、あとあの木箱の事なんですが、あのお爺さんが住職の方へ電話してくれて、それでなんかよくわかんねぇけど元住職の方が、「『絶対に開けるな!!』って凄い剣幕で、なんでも自分が引き取るって言っていてそのまま放置してくれ」ってお爺さんが言ってたな…。

すまない先生

(やっぱりやばい箱なんじゃ…)

僕はそう思いながら木箱を置いていた倉庫へ向かった。

. . .

現場に着いた僕は、その光景に血の気が引いた。

すまない先生

なっ…なんで空いているんだ…!?

ミスター赤ちゃん

すまねぇ…俺がつい、開けちまったんだ…。…それより見てくれよ、この箱の中身……。

…コレはこの世にあってはいけないものだと身に染みて感じた。

…こんなにものに恐怖したのは初めてだ。

両手を胸の前で交差しているかのようなポーズをしており、頭が両側に2つくっついており、腕が左右に2つずつ、足は通常通り2本という異様な形態のミイラ。結合双生児?みたいな奇形児の作り物かと最初は思ったが、どうも雰囲気が生々しく感じた。

元住職

どうして開けたんだ!!この馬鹿が!!

いきなり背後から聞こえる怒号。

どうやらここの元住職で、息子の運転する車で急いできたらしい。

あまりの剣幕で僕達はポカーンとしていたが、今度は息子に怒鳴り始めた。

元住職

お前、リョウメンスクナ様を〇〇寺に送るよう言っただろう!!送らなかったのかこのアホが!!

息子はただただ頭を下げていた。

元住職

…あなたらだけか?コレを見たのは。

元住職

…可哀想だが、あなたらはそう長生き出来ない。

すまない先生

…えっ…?

その場に居た僕達は言われた言葉に絶句した。コレを見ただけで…?

元住職

まぁ、気休めかもしれないが、一応お祓いするか?

あまりにもいきなりの事だったのでカタコトながらお祓いをお願いした。

お祓いも終わり、住職は木箱を車に積み込み、別れ際に赤ちゃんに指を指しこう言った。

元住職

可哀想だが、最初にリョウメンスクナを見たお前は手遅れだ。

『可哀想だが、あなたらはそう長生き出来ない。』

あの出来事から3年の月日が経った。住職の言った通りなのか、あの時最初に開けた赤ちゃんは謎の死を遂げてしまった。…信じたくない。

心肺停止によるものと言われたが…正直なところ、詳しい原因は不明らしい。僕も釘を足で踏み抜き5針縫う怪我を負っている。

…が、何とか生きている。

『リョウメンスクナ』

あの時からミイラの事が気になり、色々と調べているが未だに正体を掴めていない。

そんなある日のこと。いきなり僕の携帯から知らない電話に繋がり、出てみるとある場所に来てほしいとの事なのでその場所に向かうことになった。

すまない先生

…。

着いた場所にあったのは人里離れた山奥の錆びれたお寺だった。正直、行かないでおこうと思った。あの時の記憶が呼び起こされるようでなんとも言えない気持ちだった。

お待ちしておりました。

いきなりの声にびっくりしたが、そのお寺から出てきたのはあの時とは違う80歳くらいのおじいちゃんだった。

すまない先生

あ…すまない、初めまして、
電話の方かい?

えぇ、こんな山奥まで来てくださって、ありがとうございます。

何かがおかしい。

雰囲気というかまるであのおじいちゃんが人間では無いような…そんな気配を感じていた。

『リョウメンスクナ』…あなたはアレをその目で見ましたよね?

いきなりの言葉に僕は全身の血が冷えわたって動悸が高まった。

すまない先生

…見たが、それが何かあるのか…。

ふむ、やはりあなたでしたか。見たところ、もう出来上がっているようですね。

出来上がっている? 何を言って…

あなたには『リョウメンスクナ』の1部になってもらいますよ。

『リョウメンスクナ』

記憶に残るほどの災害を引き起こす圧倒的な呪いの力があり、現実とリンクしていると話題になった都市伝説。

奇形な人間同士の 「蠱毒(こどく)」によって作られたミイラの名称。その姿が 『両面宿儺(リョウメンスクナ)』に酷似していたことからその名がついたとされる。

大正時代に見世物小屋に出されていた奇形な人間を、邪教の教祖が買い取る。 その理由は、呪いのための道具として成立させるために使われた手法が「蠱毒」であった。

その結果、出来上がったものがこの『リョウメンスクナ』である。 邪教の教祖である『物部天獄(もののべてんごく)』が各地に奇形のミイラを持ち運びその度に各地では災害が起こることになる。

読んでくださりありがとうございます!それではすまない!

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