この作品はいかがでしたか?
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すっごい! 神を感じる、、、 続き待ってます!
〇〇くんは、みどりくんで、文字化けでわかんない人がらっだぁ?だと思う(最後にマフラーと言っていたから)そしてみどりくんはループの世界に入ってて、らっだぁが4んだらループするんじゃないかな。そして電話かけて折り返して来たのがループの世界に入る前の世界のらっだぁ?で最初のがきょーさんだとしたら後の2人はコンレウだと推測する
chapter. 2 悪夢の元へ
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え、なにここクッサ
へ??
あ、死体のせいか
おいこんなに 悪臭晒してんじゃねぇよ
あんのクソども どーいう気持ちで この洞窟を出入りしてんのか…
さて、次はどんな状態なのかな?
手遅れじゃなかったらいいけど
アイツはなんだっけ
夢、だっけ??
え待って
俺どうやって救えと??
眠り姫の王子様になれとでも?
いや違うな
眠り王子のお姫様だ
そう俺がお姫様じゃないと 誰が姫やるってんだ
まぁせめて王子様なら 城か森の中、林の中 という緑が耐えない場所で 寝て欲しかったっすねえ!
なんで洞窟なんだよもう。
ったく、もう
正義のヒロインらしく 責任果たしてやりますよォ!
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「失礼しまーす」
「て、あれ」
入って早々まさかの ご本人登場!!_________☆
ガラス張りに 閉じ込められている 例の彼
そしてガラス張りの向こうには 人が操作できそうなクソデカ機械
彼が被っている 金属の被り物に様々な 線が付いていて
線の先にはその クソデカ機械があった
「へぇ、弄くり回せるんだ」
「この機械貰っちゃおっかなぁ」
楽しそ笑
「今そんなこと言ってる場合じゃないか笑」
「今からお前を叩き起こしてやるよ」
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どこの世界で どんな俺達なのかは知らない
でも俺はこの世界に 生きている
この世界が元通りになる度に 俺は手元を見る
他人が死んでしまうところも
皆の血も肉塊も 末永く寝てしまうところも
自分の生命が終わるところも
この手が染まるところを 何度もみた。
それは不意であり 故意でもある
何も死なせてはいけない
誰にも殺させやしない
でも分かる
この世界からには 抜け出せないこと
終われないこと
終わらせてくれないこと
呆れる
みんなが崩れて行く日々を 何度も見た。
でも誰よりも楽なセカイ だと俺は知っている
ただ誰だか知らない奴の 死を見ていくだけ
自分が死ぬだけ
仲間の死を 見ていくだけ
痛いだけ
でもこんなの簡単
ゲームで例えれば 数あるルートを進むだけだ
同じ崩れ方や 新しい崩れ方
あれ
新しいの最近みないや
難しいなぁ
俺のところはまだ来なくていい
他のみんなを優先してほしい
まだ俺のところに 来なくていい
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「ね、今度スキー行かん??」
「スキー?」
「おん、スキー」
「どーしよーかなー」
「じゃあ来なくてええで」
「うそ。行く」
「んー、俺も行こうかなー…」
「俺も皆とまだ行ったことないし。」
「いつ行くの??」
「××日」
「うぇー……」
「いけない??」
「いや……あ!」
「あぶね。見間違えてた」
「行けるよー」
「おおお!!」
「てかどこのスキー場?」
「えっとなー××市」
「あーあそこかー」
「そういやなんかあったわ」
それで
「○○は??」
「……」
「行くわけないでしょ。そんな所に」
「え、あ、○○ってスキー嫌いだっけ??」
「……」
「……まぁいっか。来ないね?」
「うん」
「おけ」
「せめて5、6人欲しいんやけど…」
「限界メンバーから抜き取る??」
「えー、飽きた」
「草」
「じゃあ他の人に行けるか聞いてみようか」
「頼んだわ」
「……」
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次こそは
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××日
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《次のニュースは……》
《え〜…午後××時××分に》
《○○県××市にある》
《スキー場で雪崩が発生し》
《約10名以上の観光客が雪崩に巻き込まれ行方不明となっています。》
《警察は現在、行方不明者の捜索中のことです》
《なお、スキー場の設備の確認や、雪崩の原因を探っています》
《町への被害は少々で、負傷者は一人も居ないとのこと》
《……えー》
《次のニュースは__________》
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この世界に来て数年
見たことない世界に 見たことの無い道具
それに慣れて数十年
俺が耳に近づけているもの それは”スマホ”という
そのスマホは 高い音を鳴らしている
ある声を求めるために
他のみんなが嫌いなんじゃない
ただ尊敬する人が 息絶えるところを何度も見た
その声だけが聞こえても
意味無いんだけど
プツッ
……
はは。
「やっぱ無理かぁ……」
知ってた
やっぱいつか 叶うんじゃないかって
期待しちゃう
そして今日みたいに 1人の声だけや
誰1人も聞けなくなったり
「……何が正解なの?」
ッ________ッ__________
小さく俺のスマホが鳴っていた
それは俺が尊敬する人からだった
咄嗟に電話を繋げた
「雅ァ駝:′くん?生きてるの…?」
返事はなし
もしかしたら 喋れないのかもしれない
電話を掛けて 助けを求めてるのかもしれない
どうせ生きているのは 彼だけ。
今助けても また繰り返されるだけ
知ってる
知ってるけど…
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GPSアプリで 居場所を突き止めている
そのスキー場に行く間
何度も電車を乗り変えたが 電話は繋がっていた
一度電話は切れても また向こうから 掛け直してきた
違和感を覚える
何故彼は生きているの?
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案の定スキー場は警察に 囲まれている
正面からではなく 裏から侵入した
携帯を見つけた
”スマホ”だけ見つけた
「…泣きながら俺のこと探しに来てくれたの??」
「まぁある意味俺じゃないけどね」
声は森から聞こえる
それは求めていた声
でも違う
この声は
「こっちの俺のことも大好きさんなのかな??」
「な、んで」
「…なんでって」
「言ったでしょ??」
「お前らの首輪を外しに来たの」
「久しぶり、元気してた?」
ただ飛びついて 泣きじゃくった
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「お前まだ助けに来なくていいとか思ったでしょ」
「ばかだねぇ」
「…どうしているの?」
「操縦席?的なやつイジったら来れた」
「ちゃんと戻れるよ。」
「…他のみんなは?」
「…1人だけ。お前の後まだ助けに行く」
「……生きてる?」
「…大丈夫、生かせる」
「…そう」
「…その、マフラーどうしたの?前つけてなかったよね?」
「…人にジロジロ見られるの嫌だったからさ」
「これで隠してるの」
「…へぇ」
「…それじゃあ、戻ろう」
「うん」
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「…お前管理人ってニンゲンだっけ?」
「そーだけど。神じゃないから五感全て奪われてるから殺すの簡単だよ」
「…そう」
「分かった」
「ここのドアでて。まっすぐ行ったら結界破られてるところあるから、そこからでてね」
「ほら、金あげる。近くに街があるはず、」
「宿借りて寝な」
「俺は皆助ける為に戻ってこないから」
「…うん」
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アイツが生きてるかって…
アイツは哀れな反逆者
ありもしない ただ真っ直ぐ自分らしく 生きていただけ
なのに
あいつの誇りだったものも 奪われ飛べなくなって
肺も喉も体の所々 穴が空いていて
俺があの神様を殺したって 俺もアイツも分かっていた
アイツにとって神のせいで 痛まれて死にたかったはず
でも俺は神様のせいで アイツが心も身も傷つかれ
神様のおかげで アイツが生きていた
でも殺さなきゃ行けない
神様を殺したら
アイツの呼吸は小さくなって 目も一段と暗くなった
死ぬ時も痛かったはず
痛いどころじゃなかったはず
アイツにとって やっと眠れる日だったかも
でも俺は気に入らない
全員殺して
まだ救えていない あの2人も手遅れでも
この身が滅んででも 寝させることはない
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気づけば
ニンゲンは殺していた