E.4
聞こえた声は、
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
深澤くんだった、
今までに聞いた事のないくらい低い声で
怒っているようにも聞こえる、
知らない人
深澤辰哉
深澤辰哉
知らない人
知らない人
知らない人
また腕を引かれて連れていかれそうになった時
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
知らない人
知らない人
深澤辰哉
深澤辰哉
知らない人
知らない人
知らない人がニヤッの笑って挑発した瞬間
深澤くんは着ていたシャツを脱ぎ ガードレールにかけて相手を睨む
ダメだ
このままじゃ、
そう思った時、
相手がいきなり拳を握り深澤くんに向かって振り掛かってきた
深澤辰哉
だけどそんな相手に構わず1発の 平手打ちで相手を倒してしまう
知らない人
知らない相手はその場に倒れ込んでいた
深澤辰哉
深澤辰哉
倒れた私の自転車を起こしながら 相手に向かって捨て台詞を吐く
深澤辰哉
瀬戸内菜美
私の自転車を片手で押して 片手で私の手を取る
手は握られたまま無言で すぐ近くの公園に連れていかれる
少し気まずい空気になりながらも、 助けてもらったお礼を言う
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
そう言って私の目線に合わせて 話してくれる
そして頭に手を乗せて
深澤辰哉
そう言われて涙が溢れそうになる
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
何を言われるか分からなくて つい目を逸らしてしまう
深澤辰哉
深澤辰哉
瀬戸内菜美
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
瀬戸内菜美
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
本当に言ってるの?
元アイドルだから、 気にしてくれてるんじゃないの?
そう思ったけど、
瀬戸内菜美
口が本音をポロッと出してしまう
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
瀬戸内菜美
深澤辰哉
深澤辰哉
瀬戸内菜美
深澤辰哉
頭の上に乗っかってた深澤くんの手がぱっと離れる
瀬戸内菜美
私の推しは少し意地悪だ
だけど、そんな推しのことを目の前で知れるなら、
意地悪でも嬉しくなる、
深澤辰哉
深澤辰哉
瀬戸内菜美
深澤辰哉
深澤辰哉
瀬戸内菜美
そういえば、
あの不審者は、?
警察呼ぶって言って呼ぶ行動は見てないけど、
深澤辰哉
瀬戸内菜美
深澤辰哉
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤くんの周りへの配慮はすごいと言うのはファンの間でも話題になる
だけどここまで手厚い配慮だとは思わなかったから
さっきとは違う意味で涙が出そうになる
瀬戸内菜美
深澤辰哉
「ってまぁまだ瀬戸内さんしか担当してないけどなぁ」
なんて語尾に「わら」と付きそうなほど緩く微笑む深澤くんは
私の中にいる誰よりも 1番のヒーローでした
瀬戸内菜美
深澤辰哉
深澤辰哉
瀬戸内菜美
と少し深すぎた?と思うほどの お辞儀をすると
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
深澤辰哉
私が家に入るまで見届けてくれた 深澤くん
そして扉を閉める瞬間
小さく手を振ってくれて
私が小さく振り返すと
にこっと笑って来た道を戻って行った
その瞬間
今までにないくらいに 胸がぎゅうっと締め付けられて
どくどくと高鳴った
今まで抱いたことの無い感情に 今までに感じたことの無い痛み
これは一体、なんなの、?
E.5まで ❤400以上
次回から第2章になります!
❤連打と感想💬沢山待ってます❣️
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