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深澤くんでてないじゃーんって回でしたね わら← 安心してください!次回からはしっかり出ます!
今回も最高でしたッ✊🏻✨ 続きが楽しみです🎶
白とグレーの狭間
E.1
あれから私は学校や家では、
友達にも家族にも深澤くんが担当の先生とは言わずに過ごしていた
だって深澤くんとの約束だから、
だけど
次会えるのはあと5日後、
既にもう1週間すぎたような すぎてないような、
会いたいのに自分で授業を入れてないから、
わかってたら毎日入れてたよ、
机に頬杖をついて そう言いたげになったけど
言いたくなった言葉を飲み込んだ、
横井沙苗
隣には沙苗がいたから、
沙苗は私の前の席から 私をちらっと見てくる
思ったことをそのまま
瀬戸内菜美
ぼろを出さないように 少し話すだけでも慎重になっていた、
横井沙苗
横井沙苗
ぎくっ、
確かに言われてみれば
あのライブ会見の翌日から BLACK GOLDの話を 沙苗にはしていない、
瀬戸内菜美
私は怪しまれない程度の返しで話題を変えようと目線だけキョロっと 動かす
横井沙苗
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
降りるわけが無い、
だけど、推しが塾の講師だなんて 約束破りな真似はできないし、
横井沙苗
何やら顎に軽く握った右手を当てて少し考え込む沙苗
私は鞄から水筒を取り出し 水分を補給する
横井沙苗
瀬戸内菜美
飲みかけていた水を吹き出しそうになる
というか若干唇にこぼしたけど、
慌ててハンカチで口元を拭い 沙苗に反論する、
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
横井沙苗
横井沙苗
横井沙苗
横井沙苗
“自分では気付かないうちに 持っちゃう感情なの”
焦げ茶色の長いポニーテールが 沙苗の後ろでゆらゆらと揺れている
そして沙苗は続けて
横井沙苗
横井沙苗
横井沙苗
横井沙苗
まるで私が恋してると分かりきったように言う、
瀬戸内菜美
もし、あの日の夜の胸のドキドキが
本当に恋なら、
推し以上の感情なら、
きっと、いや、絶対 叶うわけのない恋だ、
だけどもし、
この気持ちが恋だとわかって、
気持ちを伝えられずに深澤くんが塾講師を辞めたら、?
それは嫌だ、
絶対にやだ、
じゃあこの気持ちは恋なの?
恋愛なんてかれこれ中学生以来してないから、
全く恋がどんなものか、 全然覚えてない、
瀬戸内菜美
横井沙苗
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
気がつけば沙苗に話していた 私の本音
もし私が
深澤くんを好きになってしまったなら、
深澤くんはどう受けとってくれるのかな、?
✱
なぜ楽しみなことがあったりすると時間が過ぎるのは遅く感じるのだろう、
横井沙苗は頬杖をつく菜美を前に ふと考えていた、
最近の菜美はどこか明るく 1週間近く前の推しの芸能界引退の話題があった時とはまるで別人だ、
推しを推さなくなったとか、?
横井沙苗
横井沙苗
話題を持ちかけると、 少しびくついて私を見る
瀬戸内菜美
横井沙苗
単刀直入に聞いてみる
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
瀬戸内菜美
焦って返してくる菜美がなんだか 可愛くて少し笑ってしまう
横井沙苗
考えるふりをしてもうひとつの質問をなげかける
横井沙苗
瀬戸内菜美
水筒の水を飲もうとしていたのか いきなり吹き出しかけて
ハンカチを取りだして口元を拭っている
横井沙苗
思わず笑ってしまう
この時点でわかった、
多分本人は自覚して無いかもしれない、
だけど菜美は
“ちゃんと恋愛をしている”
私は少し嬉しくなって自分の事のようにニコニコしながら自席に戻った
E.2まで ❤400以上
❤連打と感想💬沢山待ってます❣️
4話目時点でのそう❤数が 1.1万を超えました!! ありがとうございます🙇🏻♀️🙇🏻♀️🙇🏻♀️
これからもぜひこの作品をよろしくお願いします そして物語に❤をお忘れなく😚