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吉原 遊郭

甘羽屋にて

 

蘭菊(女装刹那)

…~♪

トントントン…

蘭菊(女装刹那)

は~い?

遣り手婆(甘羽屋)

蘭菊花魁、そろそろ仕事の時間だよ

蘭菊(女装刹那)

はぁい、ただ今♪(ニコッ

 

遡る事1ヶ月前......

コンコンコン

刹那(鬼)

?はーい、どうぞ~

ガラッ

宇髄天元

よ!

刹那(鬼)

おぉ!天元サマじゃ~ん!

刹那(鬼)

お久!

宇髄天元

久しぶり~

刹那(鬼)

本借りに来たの?

宇髄天元

あーうん、まぁそれもあるんだけどさ、

宇髄天元

ちょっと刹那に聞きたいことがあってよ

刹那(鬼)

おぉ、聞きたいこと?

刹那(鬼)

なぁに?

宇髄天元

…お前って女になれたりする?

刹那(鬼)

刹那(鬼)

ン?

宇髄天元

いやだから、性別変えたり出来る?って…

刹那(鬼)

……

刹那(鬼)

いや知らん……

刹那(鬼)

やったことも無いし試そうと思ったこともないから…

宇髄天元

そっかぁ………

刹那(鬼)

…え?なに、なんか、恋人のフリして欲しい…とか??

宇髄天元

あいや、俺の恋人のフリというか…

宇髄天元

店の看板娘になって欲しいというか…

刹那(鬼)

店の…看板娘?

宇髄天元

あのな、実は…

 

刹那(鬼)

えっ、?!

刹那(鬼)

奥さん、3人とも連絡が取れない、?!

宇髄天元

そうなんだよ

刹那(鬼)

(てか3人ってなんだよ……)

刹那(鬼)

え、えと…だからその…遊郭にボクが女になって潜入捜査してきて欲しい、ってこと?

宇髄天元

つまりそういうコト

刹那(鬼)

うーん……

刹那(鬼)

女…女……

刹那(鬼)

えぇ……?どうやってやるんだろう…

刹那(鬼)

髪の色変えたりとかは出来るんだけど(スッ

宇髄天元

うわ!黒になった!

刹那(鬼)

ふふん、他の色にも出来るよ(ドヤ

宇髄天元

え、お前黒髪めっちゃ似合うな……

宇髄天元

てか普通にそのままで女みてぇ…

刹那(鬼)

え、うそぉ

刹那(鬼)

髪長いからかなぁ

宇髄天元

いや、もうそのままでいいや

宇髄天元

刹那(ガシッ

刹那(鬼)

わっ、!

刹那(鬼)

な、なに?

宇髄天元

刹那、頼む。潜入捜査して俺の妻の手がかりを探してきてくれないか?

刹那(鬼)

……

刹那(鬼)

遊郭…

刹那(鬼)

(夜だし…うーん……)

刹那(鬼)

わ、分かった。

刹那(鬼)

なんかやばいなって感じしたら有無を言わずにトンズラするからね

宇髄天元

おう、それで良い

宇髄天元

身の危険を感じたら逃げてもらってかまわねぇ

刹那(鬼)

おーけぇ、ならまかせてよ

宇髄天元

ありがとう、刹那。

刹那(鬼)

取り敢えず向こう着いたら何すればいいの?

宇髄天元

まずは……

 

 

宇髄天元

って感じだな。取り敢えず逐一報告頼む

刹那(鬼)

了解~

宇髄天元

また出発する日にち決まったら伝えに来るわ

刹那(鬼)

は~い

宇髄天元

ありがとうな、刹那

刹那(鬼)

おうよ!任せとけい!

 

 

刹那(鬼)

とは言ったものの…

刹那(鬼)

遊郭かぁ……

刹那(鬼)

…床入りとか…流石にそんな長期いないから大丈夫だとは思うけど……

刹那(鬼)

もし男だってばれたらとんでもない事になりそうだな…

刹那(鬼)

……一応女の子になる練習しとくかぁ、。

刹那(鬼)

髪色を変えた時と同じ要領で……

 

 

 

刹那(鬼)

だめだ……ぜんっぜん出来ない…(ゼーハーゼーハー…

刹那(鬼)

えぇ?どうやってやるの?

刹那(鬼)

ていうかそもそも、性別って変えられるものなのかな…

刹那(鬼)

禰豆子ちゃんみたいにボクは小さくなるやり方も分からないのに…

刹那(鬼)

うーん……

刹那(鬼)

潜入捜査まであと1週間かぁ…

刹那(鬼)

刹那(鬼)

やれる事、やるしか無いよね。

刹那(鬼)

この一週間色々試してみるか!

 

そして1週間後… 宇髄が迎えに来た日のこと。

 

宇髄天元

邪魔すんぞ~

宇髄天元

って………

刹那(鬼)

……

刹那(鬼)

刹那(鬼)

天元サマ~

宇髄天元

……お前、刹那…?

刹那(鬼)

ふふっ

刹那(鬼)

うん!じゃーん!女の子になれました~!

宇髄天元

……(ポカーン

刹那(鬼)

どう?!どう?!上手くできてるかな?!

刹那(鬼)

この一週間、結構頑張ったんだよ!

刹那(鬼)

やっと昨日出来るようになって今練習してたんだけど…

刹那(鬼)

……天元サマ?

宇髄天元

お前…

刹那(鬼)

(な、なんかダメだったかな…)

宇髄天元

めちゃくちゃ可愛いな…

刹那(鬼)

刹那(鬼)

へ?

刹那(鬼)

あ、そっち?

宇髄天元

いやまじで、めっちゃ良いわ

宇髄天元

これ遊女じゃなくて花魁までいけるんじゃねぇの?

宇髄天元

いくらで売れるか………(ボソボソ…

刹那(鬼)

え、えと……

刹那(鬼)

(失敗では…無さそうかな…?)

刹那(鬼)

あの、天元サマ…こんな感じで大丈夫だったかな、?

宇髄天元

おう!完璧だ!(ガシッ

刹那(鬼)

わぁっ

刹那(鬼)

そ、それは良かった、!(笑

刹那(鬼)

でもね、1個困ることがあって…

宇髄天元

?困る事?

刹那(鬼)

うん、実は…

刹那(鬼)

この姿になるとめちゃくちゃ疲れる…………

刹那(鬼)

多分あんまり長い時間この姿は無理かも…(しょも……

宇髄天元

まじか…まぁでもできるようになったばっかりだしな…

刹那(鬼)

だからね、考えたんだけど…

刹那(鬼)

この姿になる時は"もし"、床入り時だけで基本はいつものボクで髪だけ黒髪にする…ってのはどうかな、?!

宇髄天元

なるほどな…

宇髄天元

ちょっともう1回元の姿で黒髪になってみて

 

刹那(鬼)

どう…?

刹那(鬼)

多分化粧したらもっと女の子に寄せれると思うんだけど…

宇髄天元

……

宇髄天元

いや、別に化粧なくても充分女に見えるな

刹那(鬼)

えっそれはそれで……(苦笑

宇髄天元

だって初見、俺お前のこと女だと思ってたからな

刹那(鬼)

えっ?!そうなの?!

宇髄天元

おう、うわー美人来た~って思ってたら男で動揺したわ

宇髄天元

声も中性的だしよ

刹那(鬼)

まぁ声質は…声変わりする前に鬼になったからなのかな?多分…人間の時の姿が鬼になった時に影響が出るかは分からないけど…

宇髄天元

だからまぁ、その姿で大丈夫ってワケ

刹那(鬼)

良かった、ならいつもはこの姿で潜入捜査してくるね

宇髄天元

おう、頼んだ

刹那(鬼)

じゃあ出発の準備しますかぁ~

宇髄天元

だな

宇髄天元

……

宇髄天元

刹那

刹那(鬼)

うん?(クルッ

宇髄天元

…ありがとう

刹那(鬼)

……

刹那(鬼)

ふっ…なに辛気臭い顔してんの。

刹那(鬼)

大丈夫だよ、ボクが必ず奥さん達を見つける手がかりを探してみせるから。

宇髄天元

嗚呼、頼んだぞ、刹那。

刹那(鬼)

うん、任せて。

 

それからボクは潜入捜査として「甘羽屋(アマウ ヤ)」に売られ、遊女として色々探っていたのだが…

天元サマが予言した通り、ボクは花魁まで上り詰めてしまった。

なんでだよ。男だよボク。

とは思ったけど、床入りはかなりの大金を払って沢山の贈り物をし、3度目以降からしか床入り出来ないという店の決まりがあったのでまだボクはこっちに来てから女の姿になってはいない。

もう2回目の来店している人が何人もいるから…多分そろそろ床入りするんだろうなぁ…と………

正直誰かとそういう事をするのはなるべく避けたいが天元サマの奥さん達を見つける手がかりを探るのに時間がかかっているから致し方ない……。

蘭菊(女装刹那)

……ふぅ…取り敢えず今日の分の仕事は終わり…

蘭菊(女装刹那)

(あ"~…疲れた……元々人と関わるのとか苦手じゃないけどここまで誰かの話相手になるのはさすがに疲れるなぁ…。)

蘭菊(女装刹那)

(ったくしかも何だこの服、重すぎるだろうがよ……)

蘭菊(女装刹那)

(遊女と花魁は大変だなぁ…鬼殺隊の服がどれだけ楽か……超軽いし超動きやすいぞ……)

蘭菊(女装刹那)

(…それにしても……)

蘭菊(女装刹那)

(天元サマの奥さん達…お店の名前は知ってるけどなかなか探しに行けないんだよなぁ…)

蘭菊(女装刹那)

(夜は花魁として客の相手をしなきゃいけないし、かと言って昼間はボクが外に出られない…)

蘭菊(女装刹那)

蘭菊(女装刹那)

どうすっかなぁ…

トントントン

蘭菊(女装刹那)

ん、はぁい?

禿1

乱菊花魁、しつれいします!

禿2

しつれいします!

蘭菊(女装刹那)

あら、2人ともどうしたの?(にこっ

禿1

今日もおしごとおつかれさまでした!

禿2

おつかれさまでした!

蘭菊(女装刹那)

あらあら、わざわざ言いに来たのかい?

禿1

はい!

禿2

はい!

蘭菊(女装刹那)

うふふ、ありがとうね、2人とも

蘭菊(女装刹那)

こっちへおいで(手招

蘭菊(女装刹那)

あ、戸は閉めてね

禿1

はーい!

禿2

なぁに?おいらん!

蘭菊(女装刹那)

お仕事終わりに気にかけてくれる優しい2人には…

蘭菊(女装刹那)

はい、飴ちゃんをあげようね(にこっ

禿1

わぁ…!

禿2

いいのっ?

蘭菊(女装刹那)

うん♪いいよ、はいどうぞ

禿2

わぁ…!きれい!

禿1

ありがとう!おいらん!

禿2

ありがとうおいらん!

蘭菊(女装刹那)

うふふ、良いのよ♪

蘭菊(女装刹那)

(可愛いなぁ、2人とも…)

蘭菊(女装刹那)

(妹達を見てるみたい…)

禿1

あまくておいしいね

禿2

ねー♪

禿1

んふふ♪

禿2

んふふ〜♪

蘭菊(女装刹那)

…ふふっ

蘭菊(女装刹那)

この時間はお菓子を食べてはいけないから、みんなには内緒よ♡

禿1

はぁい!

禿2

はぁい!

禿1

しすがにね、

禿2

うん!

蘭菊(女装刹那)

んふふ、

蘭菊(女装刹那)

(可愛い〜…)

蘭菊(女装刹那)

(…でも)

蘭菊(女装刹那)

(こんな小さな子も…こんな所にいるんだよね…。)

蘭菊(女装刹那)

(この歳で売られたのか…または遊女が産んだのか…どっちなのかは詳しい素性は知らないけれど……)

蘭菊(女装刹那)

(この子達がボクがいる間だけでも…少しでも楽しく、笑顔で過ごせる時間が作れればいいな…)

禿1

ねぇおいらん、

蘭菊(女装刹那)

ん?

蘭菊(女装刹那)

どうしたの?

禿1

おいらんは、いつまでここにいるの?

蘭菊(女装刹那)

え?

禿1

その…蘭菊花魁は…みうけ…まだしない?

蘭菊(女装刹那)

…身請け……

蘭菊(女装刹那)

(…身請けって確か、遊女や花魁が男に買われること…だよな…)

蘭菊(女装刹那)

(ボクは潜入捜査で入ってるし…まぁ短期間しかここに居ないから身請けはされないだろうな)

蘭菊(女装刹那)

私は身請けの予定は無いわよ(にこっ

禿1

ほんとう?

蘭菊(女装刹那)

えぇ、本当よ(微笑み

蘭菊(女装刹那)

どうして?

禿1

だって…その……

禿1

蘭菊(女装刹那)

(あれ…黙っちゃった……)

蘭菊(女装刹那)

(どうしたのかな…)

禿1

あのね、まえ、ここで働いていた花魁もやさしかったんだけど…

禿1

きょうごくや、っていうところのおみせにいる花魁がね、とってもこわい人ってきいて…

蘭菊(女装刹那)

(京極屋?)

禿2

それでね、わっち達、つぎにこの店にくる花魁がとってもこわい人だったらどうしよう、って…

禿1

でも、蘭菊花魁はとってもやさしいから!だいじょうぶだったんだけど…

禿1

またつぎ、もし蘭菊花魁もみうけしていなくなって…ちがう人が来たとき、おっかない人だったらどうしようって…

禿2

こわいの……

蘭菊(女装刹那)

……

蘭菊(女装刹那)

(この子達がこんなに怯えるって…どんな花魁だよ…)

蘭菊(女装刹那)

(京極屋………あまりここら辺の事知らないから分からないな…)

蘭菊(女装刹那)

(後で遣り手婆に聞くしかないか)

蘭菊(女装刹那)

…そうだったのね

蘭菊(女装刹那)

大丈夫よ、貴方達に酷いことする人は私が許さないんだから(優しく抱きしめながら微笑み

禿1

…!

禿2

おいらん…!

禿1

えへへっ(ギュッ

禿1

わっち、蘭菊花魁だーいすき!(ぎゅぅ

禿2

わっちもわっちも!(ぎゅー

蘭菊(女装刹那)

わぁっ

蘭菊(女装刹那)

んふふっ、あらあら

蘭菊(女装刹那)

よしよし(撫

禿1

えへへ〜

禿2

えへへ、

蘭菊(女装刹那)

ふふ♡

蘭菊(女装刹那)

(……ごめんね、ボクは…嘘つきだ…。)

蘭菊(女装刹那)

(きっと長くは居られない、。)

蘭菊(女装刹那)

(…ごめんね)

 

蘭菊(女装刹那)

さぁ、2人とも

蘭菊(女装刹那)

貴方達もそろそろ休んできなさい(にこっ

禿1

はぁい!

禿2

は〜い

蘭菊(女装刹那)

良い子ね、(撫

禿1

それではおやすみなさい!

禿2

おやすみなさい!

蘭菊(女装刹那)

はい♪おやすみなさい(にこっ

禿1

…おいらん!

蘭菊(女装刹那)

禿1

おいらん、だいすき!

禿2

わっちもだーいすき!

蘭菊(女装刹那)

禿1

へへっ

禿2

えへへっ

タッタッタッ…

蘭菊(女装刹那)

…(クスッ

蘭菊(女装刹那)

全くもう…そんな事言われたら離れずらいじゃないか………

蘭菊(女装刹那)

蘭菊(女装刹那)

(…無意識に殺された妹と重ねてしまう…)

蘭菊(女装刹那)

…はぁ……

蘭菊(女装刹那)

切り替えよう。ボクのやるべき事をやらなきゃ

 

遣り手婆(甘羽屋)

よいしょ…それで話ってどうしたんだい?

蘭菊(女装刹那)

たまには空いてる時間にお話するのもありかな~って♪

遣り手婆(甘羽屋)

んもう、あんたはいつも楽しそうね(クスッ

蘭菊(女装刹那)

売られた時はどうしようって思ったけれど…(別に思ってないけどね)

蘭菊(女装刹那)

でも禿の子達も、他の遊女の人たちも、勿論女将も…皆優しくって案外楽しいの

蘭菊(女装刹那)

ここのお店で良かったなった思ったわ(にこっ

遣り手婆(甘羽屋)

……

遣り手婆(甘羽屋)

あんた…ほんとに良い子ね…(ベシッ

蘭菊(女装刹那)

いった!(笑

遣り手婆(甘羽屋)

私も貴方がうちに来て助かっているわ、店の雰囲気が良くなったからね。ありがとう

蘭菊(女装刹那)

そうなの?

遣り手婆(甘羽屋)

えぇ、貴方すっごく人当たりが良いじゃない。それに影響されて自然に店の雰囲気が良くなったのよ

遣り手婆(甘羽屋)

私こそ感謝しているわ(微笑み返し

蘭菊(女装刹那)

…ふふっ、そうだったのね

遣り手婆(甘羽屋)

それに、前に客が暴れでうちの遊女に暴力を振るおうとした時、貴方咄嗟に助けてくれたでしょう?

遣り手婆(甘羽屋)

あの時は本当に助かったわ……

蘭菊(女装刹那)

あぁ…あれね…

蘭菊(女装刹那)

こっちの部屋にも騒ぎ声聞こえてきたから客とどうしたのかな、って話してて見に行こうってなって見に行ったら拳振り上げてたから驚いたわよ…

蘭菊(女装刹那)

でも、遊女達が怪我しなくて良かった本当に良かったわ…

遣り手婆(甘羽屋)

ありがとうね、貴方は大丈夫だった?

蘭菊(女装刹那)

えぇ、全然平気よ♪

遣り手婆(甘羽屋)

本当かい?身体は花魁にとって大切な部分だから大事にしてちょうだいね

蘭菊(女装刹那)

そうね、これからは気をつけるわ

蘭菊(女装刹那)

あ、それで聞きたいことあったんだった

遣り手婆(甘羽屋)

?何かしら

蘭菊(女装刹那)

京極屋…ってどんな店なのか知りたくって

遣り手婆(甘羽屋)

蘭菊(女装刹那)

(あれ……黙っちゃった…)

遣り手婆(甘羽屋)

あそこの店にはあまり干渉しない方が良いわ。

蘭菊(女装刹那)

…どうして?

遣り手婆(甘羽屋)

あそこは…少し前から可笑しいのよ…。

蘭菊(女装刹那)

(可笑しい?どういう事だ…)

蘭菊(女装刹那)

何かあったの?

遣り手婆(甘羽屋)

えぇ、あそこの女将…少し前に不自然な仕方で死んだのよ…。

蘭菊(女装刹那)

死んだ…?

遣り手婆(甘羽屋)

自殺だって…そう言われているけれど……なんだかねぇ…

蘭菊(女装刹那)

(なにか引っかかってるなこれ…)

蘭菊(女装刹那)

不自然死って事…?

遣り手婆(甘羽屋)

えぇ、私はそう思っているわ

遣り手婆(甘羽屋)

あそこの花魁、歳を取ってないのよ。ずっと声も、姿もうんと昔の頃と同じなのよ

蘭菊(女装刹那)

遣り手婆(甘羽屋)

ほんっとう…あの花魁はいつになったら身請けが来るのかね…物騒だし、なんだか雰囲気も悪いからこんな事言ったらあれだけど…

遣り手婆(甘羽屋)

さっさとこの遊郭から出ていって欲しいわ……。

蘭菊(女装刹那)

……

蘭菊(女装刹那)

そうなのね…怖いわ…

遣り手婆(甘羽屋)

大丈夫よ、あんが道中する時はあたしが守ってあげるからね(ドンッ

蘭菊(女装刹那)

うふふっうちの女将は頼もしいわね♪

遣り手婆(甘羽屋)

ふふっ

遣り手婆(甘羽屋)

聞きたかったことはこれだけかい?

蘭菊(女装刹那)

えぇ、これだけよ

蘭菊(女装刹那)

時間をくれてありがとう♪

遣り手婆(甘羽屋)

良いわよ、あんたには感謝してるからね

遣り手婆(甘羽屋)

さ、あんたももう休みな

蘭菊(女装刹那)

えぇ、ありがとう

パタン

蘭菊(女装刹那)

蘭菊(女装刹那)

こりゃ大当たりだな

〜次の日:仕事の時間〜

や、蘭菊花魁

蘭菊(女装刹那)

あらいらっしゃい♪

俺の事覚えてるかな?

蘭菊(女装刹那)

えぇ勿論、栄口さんでしょう?(にこっ

お!大正解だ!

蘭菊(女装刹那)

ふふっ

蘭菊(女装刹那)

ねぇ栄口さん、少し聞きたいことがあるんだけれど…

なんだい?

蘭菊(女装刹那)

京極屋って…知ってるかしら?

京極屋?

あぁ、勿論知ってるさ!

有名な花魁が居るからね、あそこは

蘭菊(女装刹那)

へぇ!そうなのね

ただあの花魁はおっかないっていう噂もあるよ

蘭菊(女装刹那)

(また……)

蘭菊(女装刹那)

あら、そうなの?

噂だけどね!(笑

どうしてそんな事を?

蘭菊(女装刹那)

あ、えっと…

蘭菊(女装刹那)

前に京極屋は売上も凄い、っていう噂を聞いたから

蘭菊(女装刹那)

どんな遊女達がいるのかなって!

蘭菊(女装刹那)

(もっと京極屋の花魁の情報引き出さなきゃ…)

そうだな〜、まぁ"蕨姫花魁"は異次元だからな!

蘭菊(女装刹那)

(ピクッ

そりゃ売上も凄い叩き出してるだろうな

蘭菊(女装刹那)

…へぇ…蕨姫花魁…っていうのね(にこっ

蘭菊(女装刹那)

ありがとう♪

蘭菊(女装刹那)

私…ここに来たばかりだから他のお店の事とか何も知らなくて…

蘭菊(女装刹那)

教えてくれてありがとう(微笑み

あ、嗚呼、勿論だよ!

そうだ、今日は贈り物前より沢山持ってきたんだ

蘭菊(女装刹那)

まぁ!こんなに沢山…!

蘭菊(女装刹那)

ありがとう(にこっ

 

 

コンコンコン…

蘭菊(女装刹那)

はぁい?

禿1

そろそろお時間です!(襖の外から声をかけ

おっと、もう時間か…

蘭菊花魁は話相手を乗せるのが上手いから楽しいよ!時間があっという間だ

蘭菊(女装刹那)

やだもうっ、そんな褒めて~(笑

ではここで失礼するよ

また来るからよろしくね

蘭菊(女装刹那)

えぇ、待ってるわ♡

(可愛い……)

 

蘭菊(女装刹那)

…"京極屋の蕨姫花魁"………。

蘭菊(女装刹那)

歳を取らない花魁…

蘭菊(女装刹那)

……ほぼ確定だな。

蘭菊(女装刹那)

天元サマに報告を…(フッ

蘭菊(女装刹那)

?!(ゾッッッ

堕姫

初めまして…蘭菊花魁…♪(ニヤァ

蘭菊(女装刹那)

なッ

堕姫

(シュルッッッ

蘭菊(女装刹那)

んグッッッ?!(ドッ!!!

蘭菊(女装刹那)

ぁ…(やばい…やらかした、。)(ドサッ

堕姫

……新しい花魁が入ったって聞いたけど

堕姫

何こいつ?鬼じゃない。

堕姫

まさかアタシと同じ様に人間を喰う為にここに来たのかしら…

堕姫

………ふっ

堕姫

まぁいいわぁ。一旦こいつも帯の中に取り込んどこ

堕姫

後でじっくり…話を聞いてやるからね、センパイが♡

蘭菊(女装刹那)

………

 

宇髄天元

………

宇髄天元

(刹那と連絡が取れなくなって3日…)

宇髄天元

(嘘だろ刹那……)

宇髄天元

(毎日文通する様にしていたのに…)

宇髄天元

…くそッッ

宇髄天元

…まずいな…

宇髄天元

これは…上弦が居るぞ…

宇髄天元

宇髄天元

俺が行くしかねぇな。

(遊郭だと思ってください)

宇髄天元

っつー事で付いたが…

宇髄天元

お前ら………ブッサイクだなぁ…

善子(善逸)

ハ?!?!

伊之子(伊之助)

あ"?

善子(善逸)

ちょっとあんた何更にイケメンになってんだよ!!!ふざけないでいただきたい!!!!!(大声)

伊之子(伊之助)

ったく歩きにくいぜこれ…

善子(善逸)

ていうか何この格好?!可笑しいでしょ!!!!

善子(善逸)

明らかに可笑しい!!!

宇髄天元

うるせぇ!!!

宇髄天元

目立つようなことするんじゃねぇって言ってんだろ!!!

宇髄天元

俺の嫁も刹那も連絡が取れねぇから俺達がわざわざ現地に出向いてるって言ってんだろ!!!

伊之子(伊之助)

嫁もう死んでんじゃね?

炭子(炭治郎)

い、伊之助ッッッ!!!!

宇髄天元

(ドカッッッ

伊之子(伊之助)

グェッッッ(ドサッ

宇髄天元

静かにしやがれ(キレ

善子(善逸)

ハ…ハイ……

炭子(炭治郎)

そ、それで俺たちはどうすればいいんですか?

宇髄天元

まずはお前らを俺の嫁が潜入した店に引き取ってもらう、そこで各自俺の嫁の情報をゲットする

炭子(炭治郎)

刹那は…

宇髄天元

刹那の店は俺が出向く。客としてな

善子(善逸)

そういう口実で遊んでくんじゃないのこの人……

宇髄天元

あ"?

善子(善逸)

ピャッッ

宇髄天元

ったく…

宇髄天元

いいか?!お前は声が太いから喋るなよ!

伊之子(伊之助)

あ"ぁ"?

伊之子(伊之助)

めんどくせぇな

炭子(炭治郎)

伊之助、今回は俺達の任務がこれなんだ

炭子(炭治郎)

一緒に頑張ろう…!

伊之子(伊之助)

チッ…わーったよ

炭子(炭治郎)

えらいな!伊之助!(撫

伊之子(伊之助)

…(ホワ………

伊之子(伊之助)

ハッ

伊之子(伊之助)

頭触んな(ベシッ

宇髄天元

ったく、おら、行くぞ!

宇髄天元

気ぃ張れよ!

炭子(炭治郎)

はい!

 

 

宇髄天元

……は"ぁ"〜………

宇髄天元

あいつら引き取ってもらうのにどんだけ時間かかってんだよ……

宇髄天元

…よし

宇髄天元

刹那の行った店に行くか…

宇髄天元

えーっと確か…甘羽屋…お、ここか

宇髄天元

…っし

 

ガラッ

遣り手婆(甘羽屋)

あらいらっしゃい

遣り手婆(甘羽屋)

って……

遣り手婆(甘羽屋)

良い漢ッッッッ

宇髄天元

どうも(ニコッ

遣り手婆(甘羽屋)

あらあら…なんて良い漢なの…

宇髄天元

ははっ、そりゃどうも〜

宇髄天元

なぁ女将さんよ、

宇髄天元

ここにめっぽう綺麗な花魁が居るって聞いたんだが…今は空いてるかい?

遣り手婆(甘羽屋)

宇髄天元

確か名前は…蘭菊花魁だったかな

遣り手婆(甘羽屋)

ら、蘭菊花魁は………

遣り手婆(甘羽屋)

、。

宇髄天元

宇髄天元

なぁ、ちょっと奥で話したいんだが良いか?

遣り手婆(甘羽屋)

えっ、で、でも

宇髄天元

だめかい?(キラキラキラ

遣り手婆(甘羽屋)

は、はい♡(なんてかっこいいの…♡)

宇髄天元

(刹那………何処行ったんだよ…)

〜客室間〜

遣り手婆(甘羽屋)

はい、お茶どうぞ(コトッ

宇髄天元

悪いね、女将さん(座

遣り手婆(甘羽屋)

良いのよ〜

宇髄天元

…それで、蘭菊花魁の事なんだが…

遣り手婆(甘羽屋)

遣り手婆(甘羽屋)

あの子は今この店に居ないわ…

宇髄天元

宇髄天元

一体何処へ行ったんだ?

遣り手婆(甘羽屋)

分からないわ…3日前からパタッと姿を消しちゃってね

遣り手婆(甘羽屋)

………はぁ……

遣り手婆(甘羽屋)

きっと足抜けよ……

宇髄天元

足抜け…

宇髄天元

(足抜けは有り得ないな。潜入捜査で足抜けする必要なんて無い。)

遣り手婆(甘羽屋)

本当に物騒だわ…。

宇髄天元

物騒?

遣り手婆(甘羽屋)

あら、あんた知らないのかい?

遣り手婆(甘羽屋)

京極屋って所の女将は不自然死するわ足抜けの遊女が多発してるわ…それが本当に足抜けなのかも分からない…

遣り手婆(甘羽屋)

足抜けした痕跡が全く無いのよ、さっきまでそこに居たのに急に消えた、みたいな事がここ数年ずっと続いていてね…。

宇髄天元

……

遣り手婆(甘羽屋)

……それも全部…あの女が来てからよ…

宇髄天元

あの女?誰のことだ?

遣り手婆(甘羽屋)

…"京極屋"の"蕨姫花魁"よ…

宇髄天元

宇髄天元

(京極屋…雛鶴と善逸が行った所…)

宇髄天元

そいつが来てからその不自然死ってのが増えたのか?

遣り手婆(甘羽屋)

えぇ…私はね、京極屋の女将と仲が良かったのよ。昔からね

遣り手婆(甘羽屋)

この遊郭でどっちが売上を伸ばすことが出来るか、って勝負を始めた事がきっかけで私もあの女将も、自分の店を作ったんだよ

遣り手婆(甘羽屋)

途中までは順調だった……

遣り手婆(甘羽屋)

けれど…

遣り手婆(甘羽屋)

あの蕨姫花魁が来てからあの店では不可解な事がずっと起きている、定期的にね

遣り手婆(甘羽屋)

……お三津……

宇髄天元

……

宇髄天元

なるほどな

宇髄天元

そういう事か。あいつが居なくなった理由が分かったぜ

遣り手婆(甘羽屋)

え?あいつ?

宇髄天元

ありがとな、女将さん

宇髄天元

時期にここは危険になるだろう。店の連中連れて遠くへ逃げな。

遣り手婆(甘羽屋)

え、な、何を急に…

宇髄天元

…あの蕨姫花魁は人間じゃねぇ。それだけだ

遣り手婆(甘羽屋)

………

遣り手婆(甘羽屋)

やっぱり…そうなのね…

遣り手婆(甘羽屋)

あの女が……あの女が私の親友を…!

宇髄天元

宇髄天元

俺が仇をとってやる。だからさっさと逃げな

宇髄天元

少しでも犠牲を減らしたい

宇髄天元

頼む。女将さん。

遣り手婆(甘羽屋)

……

遣り手婆(甘羽屋)

…分かったわ

遣り手婆(甘羽屋)

…それより貴方…何者なの?

宇髄天元

俺?

宇髄天元

俺は…

宇髄天元

ド派手な神、鬼狩り様だぜ(ニッ

遣り手婆(甘羽屋)

鬼狩り………

宇髄天元

じゃあそういう事でな。ありがとよ、情報提供してくれて

遣り手婆(甘羽屋)

…蘭菊花魁も、もう…あの蕨姫花魁に…

宇髄天元

…急に失踪したならそうだろうな

宇髄天元

だがきっとあいつなら大丈夫だ。

宇髄天元

だってあの蘭菊っての、俺が潜入捜査で入れた紛れもない"男"だからな

遣り手婆(甘羽屋)

………

遣り手婆(甘羽屋)

え"ッッッッ?!?!

宇髄天元

じゃ、そーいうことで…(ガラッ

宇髄天元

うおっ

禿1

あっ…

禿2

あっ……

遣り手婆(甘羽屋)

遣り手婆(甘羽屋)

あんた達、客人との会話を盗み聞きなんてするんじゃないよ!

禿1

あっ、ご、ごめんなさい…

禿2

ごめんなさい…

禿2

でも、蘭菊花魁の名前が聞こえたから…

宇髄天元

宇髄天元

(こいつら、文通で刹那が可愛い可愛い言ってたやつらか…)

禿1

蘭菊花魁、何処に行っちゃったの…?

禿1

ずっと一緒って…言ってくれたのに……(うるっ

宇髄天元

……

宇髄天元

正直、どうなったかまでは分からねぇ(2人の前にしゃがみ

宇髄天元

でも、俺は助けられるって信じてる。

禿1

…!

禿2

ほんとう、?

宇髄天元

嗚呼。

禿1

宇髄天元

今の俺と女将さんの話聞いてたら分かるな?

宇髄天元

今すぐ支度してここから離れろ、いいな?

宇髄天元

女将さんの言うこと、ちゃんと聞くんだぞ

禿1

、!

禿1

はいっ!

禿2

はい…!

宇髄天元

よし、良い子だ

宇髄天元

じゃぁな女将さん、世話になったぜ

宇髄天元

…蘭菊は……いや、刹那は俺が助ける。だから安心して逃げな

遣り手婆(甘羽屋)

…そうかい

遣り手婆(甘羽屋)

あの子は…刹那っていう男の子だったんだね…

遣り手婆(甘羽屋)

えぇ、任せておきな。

遣り手婆(甘羽屋)

さぁ今すぐ屋敷のみんなを集めて!客人には帰ってもらうよ!きっと信じちゃくれないからね

遣り手婆(甘羽屋)

2人も仕事中の遊女をここに集めて、いいね?

禿1

はい!

禿2

はい!

禿1

行こう!(タッタッタッ

禿2

うん!いそがなきゃ!(タッタッタッ

宇髄天元

…頼もしいじゃねぇか、あの二人

遣り手婆(甘羽屋)

ふっ、私が育ててんだから当たり前よ

遣り手婆(甘羽屋)

…蘭菊…いや、刹那を頼んだよ

遣り手婆(甘羽屋)

あの子は、こんな所で死ぬのは勿体なすぎるわ。

遣り手婆(甘羽屋)

それに…

遣り手婆(甘羽屋)

あの蕨姫…必ず倒して…お願い……

宇髄天元

嗚呼、任された。

宇髄天元

じゃ、達者で(タッタッタッ

遣り手婆(甘羽屋)

………あんたも死ぬんじゃないわよ

 

一方その頃、刹那は…

 

宇隨が遊郭に現着する1日前に遡り

 

蘭菊(女装刹那)

蘭菊(女装刹那)

んぁ…(パチッ

蘭菊(女装刹那)

………

蘭菊(女装刹那)

ン???

蘭菊(女装刹那)

ん〜………ン????(困惑

蘭菊(女装刹那)

……スゥー…何処だここ…

蘭菊(女装刹那)

なんじゃここ…

蘭菊(女装刹那)

空気悪ッッッ!!!

堕姫(帯)

やっとお目覚めかい?

蘭菊(女装刹那)

ダー!!!!

蘭菊(女装刹那)

びっくりしたぁ!

蘭菊(女装刹那)

って……

蘭菊(女装刹那)

お、帯…?

堕姫(帯)

ふんっ

堕姫(帯)

驚いたかしら

蘭菊(女装刹那)

いや…まぁ驚いたけど…

蘭菊(女装刹那)

お、帯が…

堕姫(帯)

(ふっ、このガキ、ビビってやがる。雑魚確定ね)

蘭菊(女装刹那)

帯が自立してる…すげ…

堕姫(帯)

堕姫(帯)

は?

蘭菊(女装刹那)

え、それどうやって縦になってるんだ…

蘭菊(女装刹那)

重力無視できるんすか?

堕姫(帯)

………

堕姫(帯)

(何なのこいつ…)

堕姫(帯)

(普通もっと他にあるでしょ?癪に障るわね…)

蘭菊(女装刹那)

ところで…此処何処なんですか?

堕姫(帯)

ここは私の食料庫よ

蘭菊(女装刹那)

食料庫…?!

堕姫(帯)

(ふっ…そうよ…もっと怖がりなさい!)

蘭菊(女装刹那)

こ、ここが食料庫って……

堕姫(帯)

(そうよ、あんたも食材になるってことよ)

蘭菊(女装刹那)

食料庫にしては空気悪くないかッ……???(顔を歪め

堕姫(帯)

…あ?

蘭菊(女装刹那)

もーちょい換気できる場所の方がいいっすよ…ここ湿気めっちゃたまるからせっかくの食材がだめになっちゃう

堕姫(帯)

基本帯に"生きたまま"入れてるから腐ならないわよ!!!

堕姫(帯)

ふざけやがって!!

蘭菊(女装刹那)

ええぇ、なんかすみません…

蘭菊(女装刹那)

(成程、生きてはいるんだな。)

蘭菊(女装刹那)

(ならこの帯は攻撃しない方が良いのと攻撃専門の帯じゃないって事か…捕らわれてる人を救出したらどうなるか分からないけれど…)

堕姫(帯)

ほんっとムカつく奴ね

蘭菊(女装刹那)

スミマセン

蘭菊(女装刹那)

…それで…どうして私は帯の中ではなく解放されているのです?

堕姫(帯)

はっそんなの言わなくても分かるんじゃない?

堕姫(帯)

あんた、鬼でしょ

蘭菊(女装刹那)

(バレてらーーー)

蘭菊(女装刹那)

(ここはボクの演技力が試されるぞ…)

蘭菊(女装刹那)

えっなんで分かるんですか?!凄い、!

堕姫(帯)

ふっこれくらい当然よ

蘭菊(女装刹那)

凄い…!貴方、とっても強いんですね!

蘭菊(女装刹那)

(ちょっとわざとらしいかな…)

堕姫(帯)

何よ、分かってるじゃない

蘭菊(女装刹那)

(おーけいそういうタイプね、持ち上げればこっちのもんだ)

蘭菊(女装刹那)

とっても綺麗な帯だけれど…貴方はそれが本体なの?

堕姫(帯)

綺麗でしょう?これ

堕姫(帯)

本体では無いわ。本体はもっともっと美しいんだからね(ふんっ

蘭菊(女装刹那)

へぇ!是非ともこの目で見てみたいなぁ(キラ…

堕姫(帯)

良いわ、明日にでも会いに来てやっても

蘭菊(女装刹那)

え〜?!優しい🥺!

蘭菊(女装刹那)

(…この鬼…多分強い……でもなにか違和感がある…気配的に猗窩座だっけ…あの鬼くらいかそれより下だな…)

蘭菊(女装刹那)

(………こいつ、本体じゃないみたいだし…そりゃ変な感じはするよね)

蘭菊(女装刹那)

蘭菊(女装刹那)

(常に警戒しておこう。)

 

次の日:京極屋にて

 

旦那(京極屋)

で、ではこちらの部屋におりますので…

旦那(京極屋)

ごゆっくり…。

刹那(仮の姿)

ありがとう旦那さん(にこっ

旦那(京極屋)

失礼しますね……

刹那(仮の姿)

……

刹那(仮の姿)

(この人はきっと蕨姫が主犯だってこと、知ってるんだろうな。)

刹那(仮の姿)

(さて………)

刹那(仮の姿)

(……やるか)

パタン…

旦那(京極屋)

(どうして女子(オナゴ)がこんな所に……)

旦那(京極屋)

(あの客も遊女か?それともただの………。女子(オナゴ)が花魁に会いに来るなんて初めてだ…)

旦那(京極屋)

(しかもあの蕨姫に…)

旦那(京極屋)

…知り合いとかなのか……?

刹那(仮の姿)

…失礼

刹那(仮の姿)

わ…綺麗……

堕姫

ふっ、当たり前でしょ

堕姫

随分遅かったじゃない、蘭菊花魁♪

刹那(仮の姿)

ごめんなさいね、こういう靴…あまり慣れなくって…(笑

刹那(仮の姿)

それこそ花魁道中で履くあの下駄よりかはマシだけれど…

堕姫

あらそう?アタシはもう慣れたわ
まぁ足抜けされないようにあの靴にしているんでしょうね、花魁が誰よりも華美で着重ねするのもそれでしょう

刹那(仮の姿)

あれを慣れた?!

刹那(仮の姿)

さすがね…一体いつから花魁やればそんな極めれるのよ…

堕姫

ふふっでしょ?

堕姫

そうねぇ…ここに来てからもう"何十年"も経ってるから嫌でも慣れるわ

刹那(仮の姿)

やだぁ〜かっこいい(キラ

刹那(仮の姿)

(何十年…結構喰ってるなこいつ…)

刹那(仮の姿)

(潜伏が上手すぎる、こりゃ気づかんわ…)

刹那(仮の姿)

それが本当の姿?

堕姫

いや?まだよ。一応鬼の姿だけど

刹那(仮の姿)

あら、違うの…

堕姫

えぇ、他の帯が身体に戻ったら本来の姿になるわ

刹那(仮の姿)

(ほーん…いい事聞いた)

刹那(仮の姿)

(多分他の帯って食料庫にあったやつだよな…)

刹那(仮の姿)

貴方、とっても美しいけれどその秘訣って何かしら…?!

刹那(仮の姿)

是非貴方みたいな綺麗な方に教えて頂きたいわ(キラキラ

堕姫

そ、そう?

堕姫

そうね…まぁ私が綺麗なのは当たり前として気にかけている事は若い女しか食わない事よ

刹那(仮の姿)

若い女…ふむふむ…

刹那(仮の姿)

(だから身請け先が決まっていても足抜けする遊女や花魁がいる訳か…)

刹那(仮の姿)

私まだ来たばかりだから何も分からないんだけれど昼間は外に出られないし、夜は客の相手をしなきゃいけないし…いつ他の店の人を喰っているのかしら…

堕姫

そんなもの、帯さえあればどうにでもなるわ

堕姫

帯が通れる少しの隙間さえあれば何処にでもいけるからね

堕姫

ま、あんたくらいの雑魚鬼じゃ到底無理でしょうけど!(ケラケラ

刹那(仮の姿)

あはは…

堕姫

でも遊郭に来たのはいい所に目をつけてるわね(フッ

刹那(仮の姿)

や、やだ嬉しいわ…(照

刹那(仮の姿)

(おめーさんが居なきゃ興味すらないから来なかったけどな)

堕姫

それにしてもあんた、花魁の姿じゃなくていつもの鬼の姿になりなさいよ

刹那(仮の姿)

ん……

刹那(仮の姿)

(えー気まず…)

刹那(仮の姿)

い、良いけれど引かないでくれるかしら…

堕姫

なに?そんなに醜いの?

刹那(仮の姿)

え?!う………(気まずそうに

堕姫

良いわよ、そんなの

堕姫

だってアタシが1番キレイなんだから(ニヤッ

刹那(仮の姿)

それはそうね(クスッ

刹那(仮の姿)

(うぇ〜…どうすっかなぁ…)

刹那(仮の姿)

(天元サマ、ボクが元の姿のままでも女に見えるって言ってたよな〜…)

刹那(仮の姿)

(ま、素でいっても男ってバレないでしょ)

刹那(仮の姿)

は、恥ずかしいからちょっとだけ向こう向いてくれないかしら(テレテレ

堕姫

はぁ?恥ずかしいってなによ…

堕姫

まぁ良いけど(フイッ

刹那(仮の姿)

…ズズ………

刹那(鬼)

えっと…どうですかね

堕姫

………

刹那(鬼)

(やっべ、バレたかな)

堕姫

やだあんた可愛い顔してるじゃない!

刹那(鬼)

へ?

堕姫

結構童顔なのね、白髪だし…

堕姫

アタシと一緒!(笑

刹那(鬼)

刹那(鬼)

(あれ、なんか………)

刹那(鬼)

(笑うと"小さな子供みたい"…)

刹那(鬼)

えへへ、嬉しいな…(笑

刹那(鬼)

あ、名前ってなんていうの?

堕姫

堕姫よ、堕姫

刹那(鬼)

へぇ!堕姫ちゃんって呼んでもいい?

堕姫

(ちゃん……)

堕姫

…いいわよ!

堕姫

(初めて呼ばれる…)

堕姫

あんたは?

刹那(鬼)

ボ…わ、私はセツミ!(?)

刹那(鬼)

(やべ、名前考えて無かったから適当に答えちゃった……)

堕姫

ふーん、セツミね

堕姫

ならセツミって呼ぶわ

刹那(鬼)

はーい♪(危ね~…)

刹那(鬼)

というかその目…上弦?

堕姫

えぇ、そうよ

堕姫

あんたは雑魚鬼だから普通の目ね。

堕姫

羨ましい?(笑

刹那(鬼)

羨ましいというより今そんな凄い鬼と対面でお話出来てるのがとっても嬉しいわ(微笑み

堕姫

ふ、ふーん…

堕姫

堕姫

あんた気に入ったわ

刹那(鬼)

へ?気に入った…?

堕姫

あんたも強くなりなさい、それで上弦に入るのよ

刹那(鬼)

お……

刹那(鬼)

(うおおぉぉ勧誘されたぁぁぁ…)

刹那(鬼)

(猗窩座といい堕姫といい…上弦は鬼になるよう勧誘するのが趣味なのか…?)

刹那(鬼)

え、えぇそんなボ…ン"ン"ッッ私なんてへなちょこだから堕姫ちゃんみたいにはなれないよ~!(ワタワタ

堕姫

まぁそれもそうね!(バーン

刹那(鬼)

えぇ?!

堕姫

きゃははっ!

刹那(鬼)

あ……

刹那(鬼)

(また…子供みたいに…)

刹那(鬼)

………

刹那(鬼)

(違うよ、ボク。相手は今回の戦闘相手、気を抜くな。)

堕姫

あんたもアタシを見習って勝ち上がってきなさいよ

堕姫

あ!でもアタシの狙ってる花魁とかに手出したら容赦しないんだから!

刹那(鬼)

はぁい

刹那(鬼)

気をつけます♪

刹那(鬼)

あ、ねぇ…

刹那(鬼)

私、店から居なくなっちゃったから足抜けだと思われてるかな…

堕姫

それもそうね。身請け先が無いならそう思われてるかも

刹那(鬼)

げ…じゃあもうあの店で働くのは無理か……

堕姫

また姿変えて違う店で働けばいいじゃない

刹那(鬼)

そ、そうなんだけど…

刹那(鬼)

(皆…良い人だったからちょっと寂しいな……)

コンコンコン…

刹那(鬼)

わ、!

堕姫

なぁに?

禿1(京極屋)

あ、あの…もう少しでお時間となります……(戸の向こうから声をかけ

堕姫

そう。

刹那(鬼)

刹那(鬼)

(素っ気ないなぁ…)

刹那(鬼)

(禿の声が震えてる…おっかないってのは本当っぽいな。)

堕姫

分かったから下がってちょうだい。支度が整ったら行くから

禿1(京極屋)

か、かしこまりました…。(カタンッ……タッタッ…

刹那(鬼)

堕姫

さ、そろそろ時間だから帰ってちょうだい

刹那(鬼)

ちょっとぉ〜…どっかの誰かさんのせいで帰る場所なくなったんですけどぉ………

堕姫

………

刹那(鬼)

ちょっとちょっと、どこ向いてますの(チョイチョイ

堕姫

仕方ないじゃない、アタシ以外に鬼で花魁やってるヤツなんて居ないんだもの

刹那(鬼)

親近感湧いた?

堕姫

まぁね

堕姫

久しぶりに(フッ

刹那(鬼)

…ふふ、そっかぁ

堕姫

でもそうね…どうしようかしら

刹那(鬼)

うーん…どっかで引き取って貰わないと困るよなぁ

堕姫

ここで働けば?

刹那(鬼)

え"ッ

刹那(鬼)

(良いかもしれないけれど………)

刹那(鬼)

(流石に"近すぎる"…。)

刹那(鬼)

(ボクが鬼殺隊員だって知ったら確実に殺される…)

刹那(鬼)

(天元サマとも文通出来なくなるし…)

刹那(鬼)

(…あ、ていうか毎日欠かさず、って言ってたのにもう2日返せてない…)

刹那(鬼)

(マズイ………状況を一旦伝えないと…)

堕姫

…ちょっと?

刹那(鬼)

えっあぁごめん!

刹那(鬼)

その…どうしようかな〜って…

堕姫

何よ、ここで働いたら困ることでもあるの?

刹那(鬼)

や、そうじゃなくて…その…

刹那(鬼)

だ、堕姫ちゃん可愛すぎるし綺麗だからここで働いちゃったら花魁に戻れないな、って…!

堕姫

堕姫

なぁんだ、そんな事?

堕姫

当たり前じゃない!アタシがこの遊郭で1番、綺麗で美しい美貌の持ち主なんだから(フンッ

刹那(鬼)

(うーわすんごい楽しそう)

刹那(鬼)

で、でしょぉ?

刹那(鬼)

だからここで働くのはなーって!

堕姫

まぁそうね、花魁になりたいなら違うところで働く必要があるわね

刹那(鬼)

う、うん…!そうそう!

刹那(鬼)

(取り敢えずここで働くのはほぼ監視下に置かれてるようなものだから流石に避けたい…)

堕姫

そうねぇ…

堕姫

今遊女を求めてる店見つかるまであの食料庫にでも居たら?

刹那(鬼)

(いやあそこ空気悪いし酸素薄いしやだなぁ…)

刹那(鬼)

(でも昼間、陽光が刺さない所に居ないといけないし……)

刹那(鬼)

(…仕方ない)

刹那(鬼)

ならお言葉に甘えてそうさせてもらおうかしら!

堕姫

分かったわ、ならはい、帯に入って(シュルッ……

堕姫

入ったら少しの間意識は飛ぶけど帯から出たら少しの間で意識は戻るから

刹那(鬼)

分かった、ありがとう堕姫ちゃん!

刹那(鬼)

(さて………)

刹那(鬼)

(天元サマと連絡取れないのだけが心残りだな…)

刹那(鬼)

(取り敢えずやるしかない、ボク一人で判断するのは重すぎる相手だし…)

刹那(鬼)

…じゃあお願いします!

堕姫

ん、また何かあったら帯にでも言いなさい

刹那(鬼)

分かった、ありがとう

シュルッッッ

 

刹那(鬼)

……

刹那(鬼)

んぁ…(パチ…

刹那(鬼)

ん〜……

刹那(鬼)

……

刹那(鬼)

あぁ…そっか、ここ堕姫ちゃんの…

刹那(鬼)

刹那(鬼)

(ここで何か出来ること、したいけどあの1つ目と口が着いてる帯…あれがいるとだめだな…何も出来ない…)

刹那(鬼)

(つか、ここどこだ…?)

刹那(鬼)

(辺り全体が土で覆われてる…)

刹那(鬼)

(……地下的な感じで地中の中にこの大きな穴を作っているのかな…)

刹那(鬼)

………はぁ…

刹那(鬼)

(外の様子が見えないと身体時計も狂うな…)

刹那(鬼)

(チッ………めんどくせぇなまじで…)

刹那(鬼)

(天元サマ………来てくれないかなー…。)

※遊郭です

 

そして今に至る。

(ここは原作通りでいきます。 宇隨が京極屋の旦那に蕨姫花魁についての情報を聞きに行き、善逸は帯に取り込まれ、伊之助は帯の存在に気づき炭治郎へ報告しに行く。 この日の夜に鯉夏花魁が堕姫の帯に取り込まれて炭治郎が出くわす(既に戦闘開始済み)、 ここからお話の続き始まります。)

宇髄天元

(タタタッ

宇髄天元

(クソ…日の当たらない北の部屋に居るって言ってたが…間に合わなかったか…ッ…)

宇髄天元

(今の時間帯的に狩りに出かけてるのか…。)

宇髄天元

(微かに鬼の気配が残っていた、あそこに居たのは確定だな。)

宇髄天元

何処にいやがる………上弦…!(ダッ

ガンッッッッッ!!!!!

竈門炭治郎

ハァッッハァッッ……

堕姫

キャハハッ!よっわいねぇ、あんた!

竈門炭治郎

(クソッ…反応するのに手一杯で攻撃を仕掛けられない…!)

堕姫

不細工で弱くて頭の硬い鬼狩り…

堕姫

アンタみたいな弱虫にはアタシの首は斬れないわよ!(ヒュンッッッ

竈門炭治郎

ッ!

竈門炭治郎

(右から来る、右から!右、右ッッッ!)

竈門炭治郎

(攻撃を受け流せ!刀を横から押されたら折れる!)

竈門炭治郎

ヒュウッッ

竈門炭治郎

玖ノ型、水流飛沫・乱!(ガキャンッッッ!!!

竈門炭治郎

(クソッ…!帯すら切れないッッ…!)

堕姫

ほんっと弱いわねぇ…ま、アンタには何をしても無理だろうけど(クスッ

竈門炭治郎

っ……

竈門炭治郎

(避けるだけじゃダメだ、攻撃を受け流しながらこっちから攻撃を仕掛けないと首を斬るどころか近づくことすらままならない…!)

竈門炭治郎

はぁっ、はあっ………

竈門炭治郎

(落ち着け、落ち着け……)

堕姫

眼は綺麗だからそれだけは喰っておこうかしら…

堕姫

他は要らないや、若い女じゃないと美味しくないし

堕姫

ていうか、柱連れてきなさいよ!柱!

竈門炭治郎

今は俺が相手をしてる!(グッ

堕姫

だからぁ、アンタみたいな弱虫なんて倒しても何も意味ないのよ!

堕姫

(無惨様に褒めてもらいたい…ただの鬼狩りなんて意味ないわ…)

竈門炭治郎

っ………

竈門炭治郎

(ヒノカミ神楽を使うと身体が上手く動かせなくなる…代償が大きい、あまり使わないようにしないと…)

堕姫

さ、もうアンタには飽きたから柱の所へ行かせてもらうわよ

堕姫

これで終いね(ヒュンッッッ

竈門炭治郎

ッ!

竈門炭治郎

ヒュウッッッ

竈門炭治郎

ヒノカミ神楽、碧羅の天!

堕姫

?!

堕姫

(速度が上がった…ッッ!)

堕姫

あつッッ、!!

竈門炭治郎

ハッ…

竈門炭治郎

(帯が切れた、ヒノカミ神楽なら切れる、!)

竈門炭治郎

グッッ…

竈門炭治郎

肺が…ッ……

堕姫

チッッ

堕姫

この糞餓鬼!!!!(ビュンッ

竈門炭治郎

(まずい、まずいまずいまずい、立て!)

竈門炭治郎

(呼吸を使え!回避しろ!)

竈門炭治郎

ヒュゥゥッ

竈門炭治郎

ッッ!(ジャリッッッッ!!

竈門炭治郎

ハッハッハッ……

竈門炭治郎

(危なかった、)

竈門炭治郎

(ヒノカミ神楽…あれだけ鍛錬してもまだ身体が距離反応を……クソっ…。)

堕姫

チッ!!!

堕姫

本当に癪に障る餓鬼ね………

ヒュンッッ

竈門炭治郎

?!

竈門炭治郎

(帯?!一体何処から…)

堕姫

こんな餓鬼に帯切られるとか…頭にくるわ…。(帯が身体に入っていき

竈門炭治郎

な"ッッッ…

竈門炭治郎

(帯が…体に………)

堕姫

(ズズズ………

竈門炭治郎

…!

竈門炭治郎

(髪の色が変わった…)

竈門炭治郎

(何が起こった?)

堕姫

……さぁ

堕姫

今からお前をぐちゃぐちゃにして殺してあげるわ(スッ…

竈門炭治郎

ヒュッ…(ゾワッッッッ!!!!!

竈門炭治郎

(な、なんだ、この気配は…)(ガチガチガチ…

竈門炭治郎

(恐怖から手足が震える、っ…)

竈門炭治郎

っ、!(グッ

竈門炭治郎

(しっかりしろ、俺!)

竈門炭治郎

(宇髄さん達が居ない今、戦えるのは俺だけだ!)

竈門炭治郎

(俺が守らないと、、!!!)

堕姫

…殺す(ビュンッッ

竈門炭治郎

ッッ…!

 

一方その頃、刹那は…

刹那(鬼)

はーーー

刹那(鬼)

暇だーーーー

刹那(鬼)

暇すぎるーーー

刹那(鬼)

ねぇ帯ちゃん〜何か面白い話してよぉ

堕姫(帯)

そんなもの無いわ

刹那(鬼)

えぇ?

刹那(鬼)

も〜ここ退屈〜

堕姫(帯)

うるさい子ねぇ…

ズズ……

刹那(鬼)

んぁ?新しい帯が入ってきた…

刹那(鬼)

って………

刹那(鬼)

(…は?こいつ善逸クン…じゃないの?)

刹那(鬼)

(なんかすっごいトンチンカンな格好してるけど…)

刹那(鬼)

(なんで???)

堕姫(帯)

新しい食料よ。不細工だけど

刹那(鬼)

へ、へぇ…

刹那(鬼)

(もしかして善逸クンが来てるってことは………天元サマも来てる?)

刹那(鬼)

(クソ…亞修羅丸が居ないから今どういう状況なのかが分からない…)

刹那(鬼)

(ここの出入口は帯が入るような隙間しかない…ボクには無理だな……)

刹那(鬼)

………

刹那(鬼)

(どうするかなぁ…。)

刹那(鬼)

…?

刹那(鬼)

え、なに…

堕姫(帯)

?何?

刹那(鬼)

えなんか聞こえない…?

堕姫(帯)

……

堕姫(帯)

?!何か動いてる音が…

「俺様、登場!!」

堕姫(帯)

?!

刹那(鬼)

?!!

刹那(鬼)

…え?!

嘴平伊之助

伊之助様のお通りじゃあ〜!!!!

刹那(鬼)

な"ッッッ

刹那(鬼)

(伊之助クン?!?!)

刹那(鬼)

(来てたんだ…!てことは炭治郎とかもいるってこと??!!)

刹那(鬼)

って、関節どうなってんだッッッ!!!

刹那(鬼)

(しかもいつもの格好だし!!!善逸クンのあれは何?!)

堕姫(帯)

なんだお前は!

嘴平伊之助

ヒャッホーウ!!!

嘴平伊之助

俺の間接は柔らかいからなぁ!骨なんかいくらでも外せるぜ!!ガハハハ!!!

刹那(鬼)

(誰よりもバケモンじゃんよ)

嘴平伊之助

つーかなんだこの帯の数!人間が張り付いてるぞ!

刹那(鬼)

ハッ!

刹那(鬼)

(まって、それ切ったら中の人たちが死んじゃ……)

刹那(鬼)

まっ、!

嘴平伊之助

んだこれぇ、変な感じがするぜ!

嘴平伊之助

これ本物の人間だな?

堕姫(帯)

刹那(鬼)

刹那(鬼)

(そっか、伊之助クンは勘が鋭いから分かるんだ、)

嘴平伊之助

オラオラオラァ!!!!(ジャキジャキジャキッッッ!!

堕姫(帯)

やめろぉ!!!!

刹那(鬼)

!!!

刹那(鬼)

(切れた帯から人が落ちてくる…ボクもこんな感じだったのか、。)

刹那(鬼)

(息は…)(タタッ……

刹那(鬼)

ホッ…(ちゃんと息してる…生きてる…)

刹那(鬼)

(顔色も悪くない、大丈夫そうだ)

嘴平伊之助

ん???

嘴平伊之助

あ?!お前なんでここに…

刹那(鬼)

刹那(鬼)

シー!シー!(バレるバレる…!)

堕姫(帯)

?何を…

嘴平伊之助

あ?

刹那(鬼)

帯ちゃん!こいつ何?!鬼殺隊?!

刹那(鬼)

(演技してるのバレるからボクのこと言わないでくれー!)

堕姫(帯)

分かりにくいけど鬼殺隊だよ!!!

堕姫(帯)

そいつを止めな!

刹那(鬼)

っ、だよねぇ

刹那(鬼)

(そりゃボクが相手になるよね…)

バチッッバチバチッ……

刹那(鬼)

ハッ…

我妻善逸

シィーーーーー………

嘴平伊之助

あ!寝坊助野郎!起きたのか!

我妻善逸

……

嘴平伊之助

…あ?寝てる?

刹那(鬼)

…寝てるね

堕姫(帯)

(?!こいつもやっぱり鬼狩り…!)

堕姫(帯)

どいつもこいつも…!いい加減に…!!!

ゴゴ………ゴゴゴ…

堕姫(帯)

?!

堕姫(帯)

次から次へと…何?!

ドガッッッッ!!!!!!!

刹那(鬼)

…!

刹那(鬼)

ははっ

刹那(鬼)

来るの遅いよ、ったく…!

宇髄天元

よぉ!待たせたな!

堕姫(帯)

?!

堕姫(帯)

(この気配…柱?!)

堕姫(帯)

(まずい、帯だけで対処は…!)

宇髄天元

ヒュー…

宇髄天元

(ダッ!!!

宇髄天元

(シャキンッッシャキッ!!!!

堕姫(帯)

なッッッ

堕姫(帯)

(帯を…人間の部分を避けて切りやがった…!!!)

堕姫(帯)

クソッ!!!(ヒュンッッ

刹那(鬼)

刹那(鬼)

(何処へ行くつもりだ?)

嘴平伊之助

あ"?!おい待て!!!

嘴平伊之助

どこ行くんだよ!!!!待ちやがれ!

刹那(鬼)

(外に出て行った……)

刹那(鬼)

…という事は…

刹那(鬼)

…まずいな、本体の方へ向かった

宇髄天元

刹那!!!(ダッ

刹那(鬼)

刹那(鬼)

天元サマ…へぶッッ!(ガシッ

宇髄天元

刹那(鬼)

へ、へんへんひゃま?(顔を両手で捕まれ

宇髄天元

…無事で良かった…

刹那(鬼)

、!

宇髄天元

はぁ………

刹那(鬼)

………

刹那(鬼)

心配かけてごめん、

刹那(鬼)

もう大丈夫。油断しない。

宇髄天元

刹那(鬼)

行こう、今の帯はきっと鬼本体の所へ向かった。

刹那(鬼)

恐らく炭治郎とやり合ってる。急いで向かわないと間に合わなくなる、流石に炭治郎1人じゃ無理だ。

宇髄天元

そうだな、おいお前ら!行くぞ!!

宇髄天元

この祭りの神についてこい!!!!(ダッッッッ

刹那(鬼)

行くよ!皆!!

嘴平伊之助

おう!!(ダッ

我妻善逸

…(タッッッ

刹那(鬼)

…!

刹那(鬼)

(あの3人が……天元サマの奥さん…)

刹那(鬼)

(皆綺麗だね〜…流石、(笑))

刹那(鬼)

…取り敢えず無事で良かった

地上にて

宇髄天元

(タッタッタッタッ

刹那(鬼)

天元サマ!(タッタッタッ

宇髄天元

どうした?

刹那(鬼)

今回の帯鬼について説明させて

宇髄天元

!助かる。

刹那(鬼)

今ボク達が向かっている鬼は上弦の陸、技は帯で血鬼術が使えると思う。

刹那(鬼)

花魁に化けて何十年も京極屋って所で人を喰っていたらしい

宇髄天元

上弦の陸か………

宇髄天元

激しい戦いになりそうだな

刹那(鬼)

だね

刹那(鬼)

だから天元サマ、そっちの鬼は伊之助クンと善逸クンを向かわせるよ

宇髄天元

宇髄天元

お前は?

刹那(鬼)

ボクは奥さん達と一般人を避難させてくる、このままじゃ巻き込まれてしまうからね

刹那(鬼)

鴉に今伝言頼んでこっちに足を向かわせてるから

※足とは→現代でいう車や電車などの交通機関の言い回しです。

宇髄天元

そうか、ならそっちは頼んだ。

宇髄天元

おい後ろの2人!聞いてたか!

嘴平伊之助

あ"?!聞こえねぇーよ!

嘴平伊之助

つか速すぎんだろ!!!!

我妻善逸

………

刹那(鬼)

あはは…ちょっと遠かったか…

宇髄天元

ったくアイツらは…

刹那(鬼)

ボクは奥さん達と一般人の避難を急がせる!だから2人は天元サマと共に鬼の元へ!上弦の陸だ!気を抜くなよ!!!

我妻善逸

上弦の陸……

嘴平伊之助

…分かったぜ!!!ならさっさと行くぞ!カンパチ郎が危ねぇからな!!(ダッ

刹那(鬼)

あはは…炭治郎ね…

宇髄天元

誰だよカンパチ郎

刹那(鬼)

避難が完了次第、そっちに加勢しに行くから

刹那(鬼)

少しの間、よろしく頼むよ。天元サマ

宇髄天元

嗚呼、任せとけ

宇髄天元

行くぞ!お前ら!

嘴平伊之助

おうよ!!!

我妻善逸

(コクッ

宇髄天元

(ダッ!!!!

刹那(鬼)

奥さんのお2人ええっと……

まきを

まきをだよ!

須磨

須磨ですぅ!!!

刹那(鬼)

まきをさん、須磨さんですね

刹那(鬼)

刹那と申します!

まきを

了解!刹那君ね!

須磨

え?!ちゃんじゃないんですか?!

まきを

え?!

刹那(鬼)

あぁぁ男ですぅ〜!!!

須磨

ええぇぇぇ?!?!

須磨

うそぉぉ!!!

まきを

こら須磨!!!そんな事どうでもいいからもっとはやく走りなさいよぉ!!!

須磨

ギャー!!!まきをさんが虐める~!!!

まきを

うるっさいわね!

刹那(鬼)

あっはは………

刹那(鬼)

(なんだか騒がしい人達だけど足…めっちゃ速いな…)

刹那(鬼)

(くノ一って言ってたっけ…はは、どうりで…)

刹那(鬼)

あの!ボクは南から避難させますので、お2人は北も西から!

刹那(鬼)

恐らくもう戦闘開始しているのでなるべく急いで避難誘導をお願いします!

刹那(鬼)

東の森の手前にボクの鎹鴉に頼んだ足が居るので、そこに着いた人たちからなるべく遠くへ出発するよう声をかけてください!

まきを

了解!

須磨

分かりましたぁ!!

刹那(鬼)

ではお願いします!ご武運を!(ダッ!!!

まきを

フッ、あんたもね!(ダッ

須磨

2人とも気をつけてください〜!!(タッ!!!

一方その頃、炭治郎は……

※原作の炭治郎が気絶して禰豆子と堕姫との戦闘シーンまで飛ばします。

 

堕姫

よくもやったわねッッ!!!!

堕姫

アンタ…そうアンタ…アンタなのね…!!!

堕姫

あの方が言っていたのはアンタなのね!!!!!

竈門禰豆子

ウ"ーッッ!!!ウ"ーッッッ!!!!!!

堕姫

えぇ、勿論なぶり殺してやります、お望みのままに…!!!

竈門禰豆子

ウ"ー!!!

堕姫

蹴るしか脳が無いのかい?!(シュルッ スパッ!!!

堕姫

雑魚鬼がァ!!!!!(シュルッッ!!!

竈門禰豆子

ウ"ッッ!!!!

ドガンッッッ!!!!!!

堕姫

なぁに、対して強くもないじゃない

堕姫

そんな弱いやつがアタシの…よくもアタシの頭を蹴り飛ばしてくれたわね………

堕姫

本っ当に癪に障る……

ガラッ…ガラガラ……

堕姫

は…

竈門禰豆子

フーッフーッ……

堕姫

(ちょっとまってよ。なんで立ってんの?)

堕姫

(身体がなき分かれになってるはず…)

堕姫

(さっきちゃんと切断した感触したもん。)

竈門禰豆子

ウ"ー…フーッフーッ……

堕姫

(身体を真っ二つに切断されてこの再生速度…上弦に匹敵する…)

堕姫

ハッ

竈門禰豆子

ン"ウ"ゥ"!!!!!!!(ドガッッッッ

堕姫

ガハッッッ

堕姫

ウザイんだよ不細工!!!!(シュルッ!!!

竈門禰豆子

!(スパッッッ

堕姫

(こいつは蹴ることしか出来ない雑魚鬼、こんなのさっさと殺して……)

竈門禰豆子

(グチャッッッッ!!!!

堕姫

カハッッッッ?!?!?!

堕姫

(は、なんで今切断したばっかりの脚がアタシの身体に………)

堕姫

(今、再生したの???)

堕姫

(そんな、こんな再生速度、アタシより…!!!)

竈門禰豆子

ア"ア"ァ"!!!!!!!(ドガッッッドカッッッ!!!!

堕姫

ゲホッッガハッッッッ

堕姫

退け不細工ッッッ!!!!(シュルッッ!!

堕姫

(切断して帯に取り込んでやる!!!)

竈門禰豆子

……ア"ー………

堕姫

なっ……

堕姫

(切断…できてない……?)

堕姫

(血が固まって……)

堕姫

キャアアァァァアァアァアアアアア!!!!!!!!!!!!!(燃え上がり

堕姫

(なに、これ、?!?!)

堕姫

(火、?!?!)

堕姫

(これ、あの、あの時の…)

堕姫

イヤアアアァァァァァア!!!!!!!!!!!

竈門禰豆子

ウ"ァ"ァ"!!!!!(蹴

堕姫

ガハッッッッ!!!!!

堕姫

う"…ッ、

堕姫

(こいつ…こいつッッッ…!!!)

堕姫

(何なの?!さっきとはまるで別人じゃない…!)

竈門禰豆子

ウ"ァ"ァ"!!!!!!(ドカッッッッ!!!!!!

堕姫

ガハッッッッ……!!!

ガッシャーン!!!!!!

竈門禰豆子

ウ"ー…ウ"ー……

竈門禰豆子

…ア"………

遊女

ハッ…ハッ………いや……

竈門禰豆子

ア"ー………

遊女

やだ、やめて…だ、れか…

遊女

だれか、たすけ……

竈門禰豆子

ウ"ア"ァ"ァ"!!!!!!(ダッ

遊女

ヒッ!!!!

竈門炭治郎

禰豆子ッッッ!!!!!!(ガッッッ

遊女

!!!

竈門禰豆子

う"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!!!(ドタバタ

竈門炭治郎

やめろ、我慢だ禰豆子!!!!

竈門炭治郎

だめだ!!!!!

竈門炭治郎

人を襲うな!!!

竈門炭治郎

辛抱するんだ禰豆子…!!!

竈門禰豆子

う"ァ"ァ"!!!!!あ"ぁ"ぁ"!!!!

竈門炭治郎

ごめん、ごめん禰豆子!!!

竈門炭治郎

戦わせてごめん!!!!

竈門炭治郎

(そこら辺から禰豆子の血の匂いがする…どれだけ出血したんだ…)

竈門炭治郎

ぐ…ぅ……ッッ!

竈門炭治郎

(なんて力だ……!)

竈門炭治郎

(敵がまだいるのに、禰豆子が…!)

竈門禰豆子

う"ァ"ァ"ァ"!!!!!!

竈門炭治郎

ッッ!!!!

竈門炭治郎

禰豆子!!眠って回復しろ!禰豆子!!!!

竈門炭治郎

(だめだ、俺の声が全く届いてない…!)

竈門炭治郎

(どうしよう、どうしよう…!)

竈門炭治郎

(俺が気を失ったせいで…!!!)

ガシャンッッッ

竈門炭治郎

ハッ…

堕姫

ほんっとう……なんなの?お前……

堕姫

血鬼術…使えるのねぇ、アンタ。

堕姫

しかもこの火傷治るの時間がかかる

堕姫

ものすっごく癪に障るわ…。

竈門炭治郎

(まずい、まずいぞ、逃げ遅れた人がいる、攻撃が来る、でも禰豆子が…!)

堕姫

もういいわ、アンタ達全員皆殺しよ(ヒュンッッッ

竈門炭治郎

ッ!!!

シャキンッッッ

竈門炭治郎

ハッ!!!

遊女

ハッ…ハッ………

堕姫

…あ?

竈門炭治郎

う、宇隨…さん…

宇髄天元

よぉ竈門。

宇髄天元

宇髄天元

おい、これ竈門禰豆子じゃねぇか(しゃがみ

宇髄天元

派手に鬼化が進んでやがる

竈門炭治郎

宇隨さんッ…、!

宇髄天元

御館様の前で大見得きってた癖になァんだこの体たらくは!!!!

宇髄天元

誰も鬼化を派手にやれなんて言ってねぇぞォ!!!

竈門炭治郎

ウっ?!?!

堕姫

柱ね

堕姫

そっちから来たの

堕姫

手間が省けた

宇髄天元

うるせぇな

宇髄天元

お前と話してねぇよ

宇髄天元

失せろ

宇髄天元

お前上弦の鬼じゃねぇだろ

宇髄天元

弱すぎなんだよ

宇髄天元

俺が探ってたのはお前じゃない

堕姫

なにを馬鹿な事を…

堕姫

(ドサッ

堕姫

……え?

竈門炭治郎

き……

竈門炭治郎

(斬った、斬った、!!!)

竈門炭治郎

(首が落ちてる、宇隨さんが斬ったのか?)

竈門炭治郎

(凄い…!)

宇髄天元

おい

宇髄天元

戦いはまだ終わってねぇぞ。

宇髄天元

妹をどうにかしろ

竈門禰豆子

ウ"ァ"ァ"!!!!!

竈門炭治郎

クッ…禰豆子…!!

竈門禰豆子

ウ"ァ"ァ"!!!!!

宇髄天元

ぐずり出すような馬鹿餓鬼は戦いの場に要らねぇ。

宇髄天元

地味に子守唄でも歌ってやれよ

竈門禰豆子

ウ"ァ"!!!!!!(ドンッッ

竈門炭治郎

ガハッ、!!(禰豆子と共に吹っ飛び

宇髄天元

 

宇髄天元

ったく………

堕姫

ちょっと待ちなさいよ!!!

堕姫

何処行く気?!

堕姫

よくもアタシの首を斬ったわね!!!

堕姫

ただじゃおかないから!!!

宇髄天元

まだギャーギャー言ってんのか

宇髄天元

もうお前に用はねぇよ

宇髄天元

地味に死にな。

堕姫

ふざけんじゃないよ!!!

堕姫

だいたいアンタさっき、アタシが上弦じゃないって言ったわね!

宇髄天元

だってお前上弦じゃねぇじゃん

堕姫

アタシは上弦の陸よ!!!

宇髄天元

だったらなんで首斬られてんだよ

宇髄天元

弱過ぎだろ

宇髄天元

脳みそ爆発してんのか

堕姫

アタシまだ負けてないからね!!!

堕姫

上弦なんだがら!!

宇髄天元

負けてるだろ。一目瞭然に

堕姫

アタシ本当に強いのよ!

堕姫

今はまだ陸だけど…

堕姫

これからもっと強くなって…!

宇髄天元

説得力ねー。

堕姫

っう………

堕姫

あぁぁーーーー(泣

宇髄天元

?!

堕姫

ほんとにアタシは上弦だもんほんとだもん!(ポタポタ

堕姫

数字だって貰ったんだからぁ!

堕姫

アタシ凄いんだからぁ!

宇髄天元

(ギャン泣きじゃねぇか…)

宇髄天元

(いやいやいや、それよりこいついつまで喋ってんだ?)

宇髄天元

(首を斬ってるのに身体が崩れねぇぞ。)

堕姫

死ね!

堕姫

死ねぇッッ!!!

堕姫

皆…死ねぇ!!!!!(ダンッッ

堕姫

首斬られたァ…首斬られちゃったぁ…

宇髄天元

堕姫

お兄ぃちゃぁん!!!!!!(ズズッ…

宇髄天元

(ダッッッ シャキンッッ

ドガン!!!!!!!

宇髄天元

妓夫太郎

泣いてたってしょうがねぇからなァ…

宇髄天元

…!

妓夫太郎

首くらい自分でくっつけろよなァ

妓夫太郎

おめェは本当に頭が足りねェなァ

宇髄天元

(首を斬り落としたのに死なない…)

宇髄天元

(背中から出てきたもう一体はなんだ?)

宇髄天元

(反射速度が比じゃねぇ…。)

堕姫

ヒック…うぅ……(ポタポタ

妓夫太郎

顔は火傷かァ?

妓夫太郎

これなァ…

妓夫太郎

大事にしろォ、顔はなァ…

妓夫太郎

せっかく可愛い顔に産まれたんだからなァ…

宇髄天元

(ダッッッ シャキンッッ!!!

宇髄天元

宇髄天元

宇髄天元

…(ポタポタ…

妓夫太郎

へェ…やるなァ……

妓夫太郎

攻撃止めたなァ…

妓夫太郎

殺す気で斬ったけどなァ…

妓夫太郎

良いなァお前…良いなァ…

妓夫太郎

お前良いなァ…

宇髄天元

宇髄天元

(…なんだこいつ……)

宇髄天元

(攻撃が全く見えなかった…速すぎる。)

ダンッッッ!!!

宇髄天元

、!

宇髄天元

お前ら…

嘴平伊之助

ん"は"は"は"は"!!!!

嘴平伊之助

やっと追いついたぜ!!!!

我妻善逸

スゥー…スゥー……

堕姫

…!

妓夫太郎

ア"ァ"…?

妓夫太郎

次から次へと何なんだよなァ…

妓夫太郎

雑魚が増えてもォ…お前ら人間が負けるっていう未来はァ変わらねぇんだよなァ……

宇髄天元

いーや?勝つね

妓夫太郎

ア"?

宇髄天元

こいつらは俺の"継子"だ。逃げねぇ根性がある。

宇髄天元

何があっても俺たちが勝つぜ。

堕姫

お兄ちゃん…!

堕姫

こいつだけじゃないのまだいるの、!

堕姫

アタシを焼いた奴らも殺してよ!

堕姫

絶対!!!

堕姫

アタシ一生懸命やってるのに、

堕姫

凄く頑張ってたのよ?

堕姫

一人で…

堕姫

それなのにね、みんなで邪魔して…

堕姫

アタシを虐めたの!

堕姫

寄って集って虐めたのよ!!

妓夫太郎

そうだなァ…そうだなァ…

妓夫太郎

それは許せねぇなぁ……

妓夫太郎

俺の妹が足りねぇ頭で一生懸命やってるのぉ…

妓夫太郎

虐めるような奴らは皆殺しだァ…

宇髄天元

……(ジャリ……

妓夫太郎

取り立てるぜェ…

妓夫太郎

俺はなぁ……

妓夫太郎

やられた分は必ず取り立てるぅ…

妓夫太郎

俺の名前は妓夫太郎だからなァ!!!!!!(ビュンッッッ

ドガン!!!!

 

 

皆さんタップお疲れ様です〜!

こんなに沢山タップするお話書いたの初めてで時間かかっちゃってすみません( ; ; )🙏🏻

遊郭編が一番書きたかったので時間かけてますが自分の納得いくものがかけてるのでめちゃんこ楽しんでます🤚🏻

そして!!!!

なんと!!!!

Xアカウント作りました〜!!

基本このお話中心の呟きで、細かい設定とか、裏話とかを皆と気軽に共有できたらなって思ってます!

恐らく本編では書かれないエピソードとかも書きますので気になる方は是非♪

@takutaku_sub_

となります!是非フォローしていってください!

プロフに書いてある地雷以外は特にありませんので【鬼滅の刃のbl作品のみ】リクエストもお待ちしております♪

逆に地雷が多い方は気をつけた方がいいかもしれないです………🗝垢なので好き勝手呟くので…🥹

では!ここら辺で失礼します!

次のお話もお楽しみに〜👋🏻✨️

 

人間を喰えない鬼のお話。

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