僕のお姉ちゃんはヒーローなんだ
僕を守ってくれる。
僕に優しくしてくれる。
それは,
僕が〝変な奴〟だから。
僕
おねぇちゃん………
お姉ちゃん
何?
お姉ちゃん
え!?どうしたのその傷!!
学校で僕はなぐられるんだ
蹴られたり
水をかけられたり。
でも僕は笑ってみせた。
僕
でも大丈夫だよ!!
僕
今はやってる遊びの主役みたいなのになってるんだ!!
お姉ちゃん
……………そうなの?
お姉ちゃんが不安そうな顔をするほど僕は嘘をつく。
僕
う、うん!!
僕
なんかね
僕
サッカーとか
僕
野球とか
僕
ドッチボールとかを混ぜ合わせた
僕
ミックスボールっていう遊びを
僕
僕が考えたからさ!
お姉ちゃん
………………
僕
お姉ちゃん?
お姉ちゃんは怒っているような
心配そうな,悲しそうな顔で
僕を見つめた。
僕
………た、
僕
楽しいんだよ!
僕
僕が楽しんでるなんてことないでしょ?
僕
だから平気!!
僕
笑えばなんとやら!!
僕
ほらお姉ちゃん笑って!!
僕は瞳から涙を流した。
ダメだ泣いちゃダメ。
ダメなんだ
僕は
〝変な奴〟なんだから
私の弟は
人思いで
優しくて
可愛くて
いい子なの
少しみんなと違うだけでね
僕
それでね君と僕の約束はね………!!
お姉ちゃん
………………
よく誰もいないところで誰かいるように話したり。
お姉ちゃん
ねぇ颯太………………
お姉ちゃん
颯太!!!!!!!!
僕
あぁぁうっうぅー
自分の指や腕を血が出るまでかじってしまったり。
でも私の弟は
明るく過ごそうと
懸命に生きてる。
でも今私の目の前にいる弟は
嘘をついている。
そしてそれが苦しくて泣いている。
お姉ちゃん
……………バか
僕
…え?
お姉ちゃん
私に
お姉ちゃん
お姉ちゃんに
お姉ちゃん
嘘なんかつくんじゃないの…………
僕
お姉ちゃん……………
僕
お姉ちゃんが
大好き






