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泉亭茜
私は泉亭茜。 神主の家系で、実家は代々神社を継いでいる。 今は父と健康優良児の高校生たる私が、病弱な母と姉の代わりに家のために稼いでいる。 しかも姉には発達障がいがあり、精神年齢は5歳ほど。 疲れるけど、大好きな家族のためならなんだってできる。 家族のためなら何があろうと良いと思っていたのに…。
お父さん
不在着信
気づかなかったが、アルバイト中に父から電話があった。
気づくやいなや、 すぐさま私は父にかけ直した。
泉亭茜
通話
33:06
泉亭茜
姉の様態が急速に悪化。 そのまま、帰らぬ人となったと。
お父さん
泉亭茜
一番辛いのは 両親のはずなのに。 私は、 自分の頬を伝う雫を拭う気力なく、ただひたすら打ち拉がれていた。
母のため、バイトをしているときだって。 姉のことをいつだって思い出す。
泉亭紬
泉亭紬
見舞いに行くと、いつも明るい笑顔で迎えてくれた。 会うところは、いつだって病院だったけど。 私を気遣ってくれて 大好きな、お姉ちゃんだった。
泉亭茜
ブルルルルルンッ
通りすがりの人
泉亭茜
キキーーッッッッッッッ
私は 車に轢かれて死んだ。
気がつくと 銀世界の真ん中に私はいた。 近くには、不思議な造形の赤い花があった。 きっとあれは…
泉亭茜
すると急に、この空間に似てもつかないような騒がしい音が聞こえる。
天帝様
天人の使い
天人の使い
見るからに偉いような人が、私に土下座をしてきた。 理由がわからず、私は彼女たちに説明を求めた。
泉亭茜
天帝様
天帝様
泉亭茜
私は、思いっきり怒りをぶつけた。許せなかったんだ。 お姉ちゃんの命を軽んじているようで。
天帝様
泉亭茜
理由がないわけではないと思っていたが、さすがに驚いた。
天帝様
泉亭茜
天帝様
泉亭茜
天帝様
泉亭茜
天帝様
天帝様
泉亭茜
天帝様
泉亭茜
天帝様
泉亭茜
天帝様
泉亭茜
天帝様
泉亭茜
天帝様
泉亭茜
天帝様
泉亭茜
天帝様
泉亭茜
これは、不幸だらけの少女の 姉の魂を取り返す 神界での 壮大な冒険譚である。