死にたくなる病を負った君は神様を信じるのだろうか［ 完結 ］

… 結局かめらおふにしてました （ あにき へ ）

俺は学校に許可を貰い ,1ヶ月程の休みを貰った

実を言うと俺は

サボり屋だった

殆ど学校にも行かず ,

行ったとしても何処かで何かしらとサボっていた

メンバーと出会ってから真面目に授業に出る様になったのは また別の話 -

りうらが入院してから1日目

看護師さんによると , りうらは元々発作を起こしやすい体質らしい

今回のは少し大きな発作で有り , 小さな発作は良くあると本人も話していた

朝には少し復活していたらしく , 俺を起こして来た

俺が起きるとりうらは日常茶飯事 , とでも言う様に

俺を『 あの場所 』へと連れて行った

この屋上とは久しい

俺はりうらが困らない様なシンプルな相槌を打つ

すると彼はとんでもない行動に出た

フェンスに足をかけていた

150センチ位の段差だが , 170センチのりうらには簡単に届いてしまうこの高さ

手に体重を預ければ両足をかける事だって可能になってくる

あゝ , 俺のダメな所 。 こう言う時に限って体が動かない

足 , 手 ,

動け ,

動け ,

動け !

結局未来予言も仕事をしてくんなかったか

そう言い残させて死なせてたまるか , アホ 。

そんな気持ちが俺の身体に強く響く

りうらが両足を外した瞬間に危機一髪阻止に成功

答えは只ひとつ 。

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