3ヶ月? 3ヶ月経ったら何が分かるの? 何かが変わるの?
僕は訳も分からずまま りいぬくんに着いて行った
りぬ
りぬ
りぬ
ころ
ころ
ころ
りぬ
りぬ
ころ
りぬ
幼稚園の時 りいぬくん視点
俺はある日深夜に女性の悲鳴が聞こえ、目が覚めた
最初なにか霊的なものかと思いころちゃんを起こそうとしたけどぐっすり寝ていて全然起きなかった
仕方なくこのままじゃ寝られないと思って1人で見に行った
廊下に出た瞬間 扉の隙間からちらっと見えた
お父さんがお母さんを殴っているところが
この時俺は決めた 何としてでもころちゃんとお母さんを守ると
その為にお父さんっ子のフリをした
りぬ
お父さん
逃げる為にお金を集める
りぬ
お父さん
りぬ
そう言って貯金をする
小6の頃には80万程溜まっていた
そろそろ住める家を探そうと思っていた
でもそんな時 "ころちゃんが2人での秘密を知ってしまった"
俺みたいにすればよかったのに…
ころちゃんは優しい
俺とは正反対だ
双子なのにな…w
そんな事を思いつつも今まで通りの生活をした
りぬ
お父さん
りぬ
お父さん
ころちゃんとお母さんを殴ってボロボロになった手で撫でられても嬉しいなんて思う訳が無い
りぬ
お父さん
りぬ
お父さん
お父さんは "ころちゃんは俺の事が嫌いだから会いたくないらしい…"
と言われた
大人って嘘をつくのが下手なんだなと思って "そうなんだ…"と答えた
今のでころちゃんがどこにいるのか分かった
お父さんは"ころちゃん"と言った瞬間斜め上を見た
斜め上には屋根裏部屋がある
きっと俺が怖くて1人で入れないからだろう
ころちゃんを助ける為なら全然入れる
俺はお金を貯めながらころちゃんとお母さんを助ける機会を探した
中学1年生から2年生に進学する頃 その機会が見つかった
お父さん
りぬ
りぬ
お父さん
りぬ
りぬ
お父さん
お父さん
お父さん
りぬ
お父さん
りぬ
1週間…何とか助けれるかなと思った
でも、 ''りいぬ1人しか居ないんだから"
お母さんも連れて行くんだ…
とりあえずころちゃんだけでも
そう思って準備を初めた
準備を進めている間にびっくりする事があった
"お母さんの余命が3ヶ月 "
そんな内容が書かれてある診断書が見つかった
正直なんとなく分かっていた
お父さんに殴られていたのもあるけど
お母さんは元々心臓が弱い
そのせいだろう
とにかく今はこの事に頭を悩ませている場合じゃない
ころちゃんを助けなきゃ
ろくにご飯も貰ってないだろうから お父さんにバレない用に急いでおにぎりを作って持って行った
久しぶりに見たころちゃんは 痩せきっていて、"怯えていた"
もっと早く助けるべきだったと思いながらも
お父さんにバレない用に 出来るだけ早く話を終わらせて 屋根裏部屋を出た
お母さんと2人きりで話すのは不可能に近い
だから手紙を書いた
あと3ヶ月で死んで しまうのにずっとお父さん といて嫌じゃ ないんですか? 俺と一緒に逃げませんか
お母さんから来た返事は驚くものだった
私はお父さんのことが 好きで結婚しました。 確かに怖くて地獄みたいな この生活から逃げたいです でも死んでしまうからこそ 大好きな人と一緒に居たいんです。 私からの最後のお願いです ころんを助けてください 2人に弁護士を付けておいたので 逃げた後は私の保険金で 生活を頑張ってください。 頼りないお母さんでごめんなさい
俺は罪悪感に押し潰された
お母さんと関わる事が少なくて 分かってなかったけど、
お母さんはお父さんの事が 大好きなんだ…
その関係を邪魔しようとしていた
自分の最悪さにがっかりした
とにかくお母さんの最後のお願い を叶えるためころちゃんを助けた
ころ
りぬ
ころ
ころ
あむ。
あむ。
あむ。
コメント
1件
お母さん…めっちゃいい人だった(´;ω;`) 莉犬くんのIQ高い… ‘’3ヶ月’ってそういうことだったんだァ🥺 ころちゃんはなんでりぬくんの振りを? やっぱりりぬ君がお願いしたのかな? 次回が楽しみです!