紗奈
金本さん、
智哉
ん、何。
紗奈
あの、数学の課題明日までなんだけど
もう出せるかな?
もう出せるかな?
紗奈
山下先生、厳しいからさ早めに渡しとこうと思って。
智哉
あっ、あぁわかった。昼休みには終わらせとくよ。
紗奈
ありがとう。お願いします!
私は金本 智哉 が好きだ。 特に目立つわけでもない、普通の青年 だがある事がきっかけで彼に好意を持つようになった。
それは、私が中学3年生の時 ちょっとした軽いいじめを受けていた時期だった。気が弱い私はやめてとは言えずただ従ってるだけだった。 いじめをうけるのは帰り道だけ。 学校ではみんな優しくしてくれていた。
来実
紗奈ー!!帰ろー!
紗奈
はーい!
来実
もー遅い!
菜々子
結構待ったよもう。
紗奈
ごめんごめん。
思ったより掃除が長くて。
思ったより掃除が長くて。
勇気
おーいさっさと帰ろうぜ。
菜々子
だね、。帰ろ
紗奈
うん。
来実
あっ紗奈カバン変えた?
紗奈
うん!可愛いでしょ。
来実
えぇなんかー紗奈可愛いの似合わない!
菜々子
なんかわかるw
勇気
お前さ男ぽいしさ似合わねぇよ。
来実
紗奈に似合うようにするには
来実
ひと手間加えないと♪ね♪
来実、紗奈のカバンを奪い近くのゴミ箱に投げ入れる。
来実
よし!ok
紗奈
...。
来実
はい、とってきな。これで似合うよーwww
紗奈
..。あ、ありがとう
初めはいつもどうり仲良く帰ってるのに途中から毎回こうなる
智哉
.....。
遠くからそれをみている智哉
来実
紗奈かーえろ!
紗奈
うn
智哉
ごめん。今日こいつ俺と帰るんだ。
「うん」と言おうとした瞬間、 金本さんが入ってきた
あれ、、、私、、そんな約束したっけ
来実
え、何そうなの?
紗奈
え、あ、、
智哉
そうなの。ごめんな
智哉
行こうぜ飯山。
紗奈
あ、、うん。
紗奈
来実ちゃんごめんね。
来実
......。
智哉
あ、飯山ちょっと先行ってて
紗奈
あー、、うんわかった。
教室をでる紗奈
智哉
あのさ。
来実
何。
智哉
知ってるからな。お前らのやってる事。
来実
えわ私そんな事してない。
智哉
あーそう。しらばっくれるのね。
智哉
とりあえず、これから紗奈は俺と帰るから。
教室をでる智哉
智哉
飯山大丈夫?
紗奈
え、あっなにが?
智哉
いや帰り道さ、いじめられてたじゃん
智哉
俺と後ろでみてるだけで何もできなかったのが悔しくて、できる事探したんだ。
智哉
それでこれからは一緒に帰ろうって決めた。
今まで、金本さんなんて意識した事なかったけど、その言葉で完全に彼を意識するようになってしまった。
私の初恋だ。