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捨て子の私を溺愛する魔王

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捨て子の私を溺愛する魔王

6 - 捨て子の私を溺愛する魔王⑥

♥

17

2019年07月06日

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魔王

どうして……

魔王

テファリー…///

魔王

嗚呼、もう、この手から離さない

テファリー

えへへっ

テファリー

ごめんね、自殺なんかしちゃって……

テファリー

でも、

テファリー

ファーザーノルスに見つかっちゃって…

魔王

ファーザーが?

テファリー

ファーザー

ファーザーノルス

『何か?』

テファリー

呼んでみただけ、

テファリー

でも、魔王の誕生日祭は参加して?

ファーザーノルス

『魔王様が良いのであれば…』

魔王

良いぞ、

魔王

私のテファリーを助けてくれてありが……

ファーザーノルス

『魔王様に向かっては失礼だが、』

ファーザーノルス

『テファリーは私のモノだ』

魔王

んなっ!?

ミゾファリティー

『Excuse me.』

ミゾファリティー

『私ノダ。』

ミゾファリティー

『触レルナ。』

ドガルシャ

『うるさいなぁ、』

ドガルシャ

『俺のテファリーだから』

フィラ

『テファリ~僕とあそぼーっ』

ジューラ

『魔王様、どうします?』

魔王

『どうするもこうも……』

テファリー

えへへっ…

テファリー

もう~っ/////

魔王

(テファリーが良いなら……良いか、)

ジューラ

(その後の魔王様の誕生日祭は無事に終了し、)

ジューラ

(魔王様も、超ご機嫌ということで、一日を終えました)

フィラ

『テファリー、何してるの?』

テファリー

いろんな魔法覚えて、召喚獣とか、友達を沢山作りたくて……

フィラ

『僕達だけじゃ、足りなかった?』

テファリー

ううん、そういう意味じゃなくて……

フィラ

『?』

テファリー

みんなで楽しくしてたら、寂しくならないし…

フィラ

『分かった、僕も手伝う!』

ミゾファリティー

『オ?何ヲシテイル?』

テファリー

ミゾファリティー!

テファリー

あのねあのね!

ミゾファリティー

『コヤツナンカドウダ?』

テファリー

うん!やってみる!

テファリー

《ソナタの力見据え我にその試練挑まん》

テファリー

《清い心周りをソナタに染めようぞ》

テファリー

《いでよ!シュガルソン!》

シュガルソン

『我が名、名乗る貴様、度胸認めようぞ』

テファリー

わぁ、かっこいい…✧︎

シュガルソン

『っ!?////』

ミゾファリティー

『フッフッフ……シュガル、私ダ。』

シュガルソン

『ミゾファリティー……』

フィラ

『ここにはね、召喚獣としてうまれた者もいるのに、呼ばれなかった者も多いんだ』

ミゾファリティー

『ソウ、ダガ、主人ガソナタ達ヲ召喚シテクレタ』

ミゾファリティー

『感謝スル』

テファリー

いえいえ~

テファリー

私も、みんなには感謝しないと、

テファリー

こうやって、魔王がいない間でも私を相手にしてくれるし!

ミゾファリティー

『モウ、可愛イナ~♡』

シュガルソン

『……ミゾ、』

ここで解説

ドガルシャ

『ドガルシャの解説コーナーのお時間だよ~』

ドガルシャ

『召喚獣、守護神、守リ神、ドッペルゲンガーの違いを教えます~』

ドガルシャ

『まず、我々のような』

ドガルシャ

『守護神!』

ドガルシャ

『守護神は、召喚した“主人”を一生を掛けて守り抜く魔族に属します』

ドガルシャ

『テファリーの場合、意味もわからず召喚しちゃいましたが、私達はそれを許しつつ、愛してます、笑』

ドガルシャ

『では次』

ドガルシャ

『召喚獣』

ドガルシャ

『召喚獣は、主人が緊急事態の時に呼ばれます』

ドガルシャ

『ですが、いまの時代、召喚獣を連れ回し、冒険に出かける者も多いそうです』

ドガルシャ

『緊急事態の時はいちいち、召喚するのが難しいそうで、連れ回していれば、いつでも助けてくれる…との事です』

ドガルシャ

『しかし、召喚獣の中でも悪さをする召喚獣も多いようです』

ドガルシャ

『その話は、また今度』

ドガルシャ

『次に、』

ドガルシャ

『守リ神』

ドガルシャ

『その名の通り、主人を守る神のことです』

ドガルシャ

『守護神とどう違うのか?』

ドガルシャ

『守護神の場合、治療、攻撃、防御』

ドガルシャ

『それぞれ、に属しますが、』

ドガルシャ

『守リ神の場合、天から見ていることが多いです』

ドガルシャ

『なので、召喚してもその場には現れない神と呼ばれてます』

ドガルシャ

『天から、いつも、私たちを見ていつでも助けてくれます』

ドガルシャ

『最後に、』

ドガルシャ

『ドッペルゲンガー』

ドガルシャ

『ドッペルゲンガーを見た三日後は死ぬ』

ドガルシャ

『そのような都市伝説があるのを知っていますか?』

ドガルシャ

『この世界のドッペルゲンガーは違います』

ドガルシャ

『ドッペルゲンガーを見た数日後にまた現れるのですが、』

ドガルシャ

『その時に質問をされることが多いそうです』

ドガルシャ

『その質問を答えた答えによってあなたの人生が変わると言われています』

ドガルシャ

『質問と、答え次第で自分の人生を変えられる……それはいい方へ進むのか?』

ドガルシャ

『また、悪い方へ進むのか…』

ドガルシャ

『続いて、この解説に疑問を持った人へお答えしますね』

ドガルシャ

『はい、まず』

ドガルシャ

『この世界は魔族だけの世界なはずなのに、どうして召喚獣などを召喚できるのか』

ドガルシャ

『魔族が魔族を召喚しているのか?などの質問が寄せられました』

ドガルシャ

『えー、』

ドガルシャ

『魔族の中でも魔王のように人型の魔族が存在します』

ドガルシャ

『しかし、この世界にも階級というのがあります』

ドガルシャ

『魔王が1番上ならば、』

ドガルシャ

『その次が、私たちのような守護神などです、』

ドガルシャ

『その次に、ファル階級(貴族と同じ立場)』

ドガルシャ

『その次、ファルマ(庶民)』

ドガルシャ

『最後に、ドルマ(奴隷に当たる者たち)』

ドガルシャ

『と、されています』

ドガルシャ

『召喚獣たちを召喚できる立場は、ファルから上とされています』

ドガルシャ

『なら、何故テファリーは召喚できたのでしょう?』

ドガルシャ

『テファリーは、現実ならドルマに当たる者になります』

ドガルシャ

『しかし、魔王様に気に入られているので、ファルと同じ階級に入るのです』

ドガルシャ

『どうでしょう?分かりましたか?』

ドガルシャ

『それでは、ドガルシャの解説コーナーを終わります』

ドガルシャ

『さようなら~』

ドガルシャったら、なんでも出来るのね……

流石、『相談ノ神』…

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