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🌸ポピーの花言葉🌸 ︎︎「恋の予感」
玲桜
︎︎ ︎︎
あれから4ヶ月経ち、
夏休みを迎えた。
夏休みは毎年、
母と一緒に祖父母の家で
過ごしていたため、
小学4年生の夏休みも
祖父母の家のお世話になった。
︎︎ ︎︎
れお
じいちゃん
れお
じいちゃん
じいちゃん
れお
じいちゃん
じいちゃん
れお
じいちゃん
じいちゃん
じいちゃん
れお
母さん
れお
少し目線を逸らし、
視界から母さんを消す。
母さん
れお
母さん
声のトーンが下がり、
身の危険を感じたため
れお
と即座に謝罪する。
母さん
れお
母さんの圧が強すぎて
しばらく顔を上げることが
出来なかった。
───1週間後。
れお
隣町にある
とある神社の鳥居の前で
キョロキョロ、と辺りを見回す。
じいちゃん
じいちゃん
じいちゃん
れお
れお
じいちゃん
じいちゃん
れお
痛いところを突かれて
ダメージを喰らっていた時、
如月 紫苑
背後から声が聞こえた。
れお
れお
振り返ると
淡い紫色の浴衣を着た
紫苑さんがいた。
百合のように美しい姿に
思わず息を呑んだ。
如月 紫苑
如月 紫苑
じいちゃん
じいちゃん
如月 紫苑
じいちゃん
じいちゃん
れお
如月 紫苑
如月 紫苑
如月 紫苑
れお
如月 紫苑
じいちゃん
じいちゃん
じいちゃん
2人の楽しそうな笑顔を見て
胸が痛くなった───。
︎︎ ︎︎
れお
如月 紫苑
如月 紫苑
如月 紫苑
れお
じいちゃん
如月 紫苑
如月 紫苑
じいちゃん
れお
ふと、紫苑さんの足元を見ると
微かに片足を上げて
足首をクルクル、と回していた。
れお
じいちゃん
如月 紫苑
如月 紫苑
如月 紫苑
如月 紫苑
じいちゃん
じいちゃん
じいちゃん
れお
じいちゃん
れお
如月 紫苑
如月 紫苑
如月 紫苑
れお
れお
如月 紫苑
︎︎
如月 紫苑
︎︎
如月 紫苑
如月 紫苑
︎︎
れお
れお
れお
2人を見ていると
何故か胸がモヤッ、とした。
れお
「他の子と話しているとモヤモヤした気持ちになる───」
「それが───」
れお
如月 紫苑
れお
如月 紫苑
れお
如月 紫苑
如月 紫苑
れお
れお
如月 紫苑
れお
れお
如月 紫苑
れお
如月 紫苑
如月 紫苑
如月 紫苑
如月 紫苑
れお
如月 紫苑
如月 紫苑
如月 紫苑
れお
初めて会った日みたいに
向日葵のように眩しい
紫苑さんの笑顔を見た瞬間、
れお
ドクン、ドクン、と
鼓動が早くなる。
れお
「その人のことを考えると心臓がドキドキして」
「他の子と話しているとモヤモヤした気持ちになる───」
「それが『恋』だよ」
ふと、夏休み前の記憶が蘇る。
それは隣の席の女の子が
教えてくれた言葉だった。
れお
れお
︎︎ ︎︎
人々の賑わいが耐えない
夏祭りの夜。
真夏の穏やかな風に当たり、
『恋』を自覚した───。