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まぜ太<Խ side

まぜ太<Խ

ぃ"ッ……

たった普通の出来事だった。

紙で指が少し切れたこの一瞬の感覚。

じわっと溢れ出てくる血。

その光景と感覚に俺は、快感を覚えてしまったんだ。

まぜ太<Խ

スッーザクザク……ん、

気づけば自傷行為に手を出してしまっていた。

片手にはカッターを持ち、もう片方の腕に刃を当てつけきる。

いわゆるリストカットだ。

最近、リストカットのしすぎなのか貧血で立ちくらみや嫌悪感を抱くようになった。

一週間後……

けちゃ<Խ

おはよ~

あっきぃ<Խ

けちち!おはよぉ~!!

ちぐさ<Խ

うん……分かった
ゆっくり休んでね、じゃあ

あっと<Խ

ちぐ、まぜどうだって……?

ちぐさ<Խ

フリフリ……来ないだって

最近まぜちは、会議や放送にあまり顔を出さなくなった。

理由を聞いても、風を拗らせてるで終わってしまう。

きっと、別の理由がある……そう思ってる。

ちぐさ<Խ

今日は、5人で会議しよっか!

ちぐさ<Խ

ほら席ついてぇ~

あっきぃ<Խ

ちぐちゃんまだぷーのすけ来てないよッ

ちぐさ<Խ

も、ぷりちゃんまた遅刻ぅ~?

ぷりっつ<Խ

すまんッ、遅れたわぁ~

あっと<Խ

ぷり~?

けちゃ<Խ

……笑

多分上手く笑えてない。

そう思いながらみんなに合わせて笑を作る。

まぜち……大丈夫なのかな

そればかりが頭にあって、会議中も何度か注意されてしまった。

会議終了後

あっと<Խ

けちゃ、どうした

あっと<Խ

なんか悩み事でもある?

けちゃ<Խ

あっちゃん……

僕が上の空だったことを気にかけて

あっちゃんは僕に話しかけてくれた。

僕は素直に思っていること全て伝えた。

あっと<Խ

そうか……俺もまぜのことは心配だ

あっと<Խ

……良かったら、この後2人でまぜの家行ってみるか?

けちゃ<Խ

え、いーのかな……?

あっと<Խ

どちらにせよ、まぜが体調悪かったら看病した方がいいし……そうでなくてもあいつの身に何かあったに違いは無いからな

けちゃ<Խ

……たしかに、

けちゃ<Խ

僕、まぜちに会いたいッ

あっと<Խ

……なら今から行くぞ

けちゃ<Խ

うん……!

数十分後

あっと<Խ

着いたぞ

けちゃ<Խ

あっと<Խ

押すよ?

けちゃ<Խ

コクッ……

インターホンがなる。

押しても一向に出てくる気配のない。

あっと<Խ

……そうだ、ガサゴソ

けちゃ<Խ

……?

あっと<Խ

……ガチャ

けちゃ<Խ

え、あ、合鍵……!?

あっと<Խ

うん、俺ら互いに持ってる……

あっと<Խ

何かあった時にってな

けちゃ<Խ

へ、へぇ……

あっと<Խ

ドア開いたし、行くよ

けちゃ<Խ

う、うん!

久々にまぜちの家に上がるな……

少し進むとツンとした匂いがした。

この匂い……"血"、?

けちゃ<Խ

ッ……ゾワッ

理解してしまった瞬間、鳥肌が立つ。

もしかして……今まぜちは

あっと<Խ

ッ、まぜッ!

まぜ太<Խ

ッ!?

突っ立っていたのはまぜちだった。

だけど明らかに痩せ細っている。

あっちゃんの声に驚いたまぜちは僕たちの方へ振り返る。

けちゃ<Խ

ッ……それ…!

手には無数の赤い線が入っていた。

あっと<Խ

まぜ、やめるんだッ

あっちゃんが、手に持っていたカッターを取り上げた。

まぜ太<Խ

ッ……とるなッ"

まぜ太<Խ

返せッ、返せ返せッ""

あっと<Խ

うぉ……ッ、バタンッ

けちゃ<Խ

あっちゃんッ!!

まぜちに押し倒されてあっちゃんが床に倒れ込んだ。

まぜ太<Խ

俺の……"幸せ"を奪うなッ

けちゃ<Խ

……は、

必死になってカッターを取り返そうとするまぜちと今の発言

要するに、まぜちにとって自傷行為をすることが幸せと感じるということなのか。

暴れ狂うまぜちにあっちゃんは棚に頭をぶつけてしまい少し血を流す。

けちゃ<Խ

ッ……まぜち、もうやめてッポロポロポロッ

まぜ太<Խ

ぁ、ぁあッ……

正気に戻ったのか、床に膝を着いて

青ざめるまぜち

まぜ太<Խ

ごめんなさいッ

まぜ太<Խ

俺のせいで……関係ない貴方たちまでッ

けちゃ<Խ

……、!

けちゃ<Խ

ま、まぜち……僕は?

けちゃ<Խ

僕の……こと、覚えてるよね?

まぜ太<Խ

……ッ、分からなぃ、です

まぜ太<Խ

俺は……誰、?あなたも……誰

まぜ太<Խ

俺は……自傷行為ガスキで

まぜ太<Խ

あれ……名前は?

まぜ太<Խ

俺は……誰なんだ……

まぜ太<Խ

分からなぃ……分からないッバッ

けちゃ<Խ

ッ!?な、何してんのッ

まぜ太<Խ

ヒュッ……はっー、ゲホッゲホッ泣

自問自答をして、わけも分からないことに、自分の首を締め付けだした。

けちゃ<Խ

だめッ、離してッ!!

まぜ太<Խ

邪魔……ゲホッする、な"ッ

あっと<Խ

バッ……落ち着け、まぜ

まぜ太<Խ

ッ……、パッ

まぜ太<Խ

ゲホッゲホッ……泣

まぜ太<Խ

はっー、はっー…ッ"

必死に息を整えようとするまぜち

まぜ太<Խ

……バタンッ

あ逆の果てに倒れてしまった。

僕たちは、あっちゃんの怪我の治療をして

腕に包帯を巻き、まぜちが目を覚ますまでまった。

まぜ太<Խ

……パチッ

まぜ太<Խ

ここ……は

俺の部屋か……

そうだ、あいつらが来て……

まぜ太<Խ

んぇ、何だ……このキズ

まぜ太<Խ

体中に包帯が巻かれてる。

けちゃ<Խ

起きたんだねッ

けちゃ<Խ

まぜち……大丈夫?

まぜ太<Խ

大丈夫って何が……?

けちゃ<Խ

ぇ、

けちゃ<Խ

……ちょっとまってて、

まぜ太<Խ

?おう

俺はこの後話を聞いた。

俺が自傷行為をして、正気の沙汰ではなかったこと。

この後、病院に受診したところ、俺は死傷愛という病気らしい。

まぜ太<Խ

死傷愛?

医者

はい、死傷愛というのは

医者

言葉の通り、自傷行為をすることで幸せと感じる病気のことです。

まぜ太<Խ

ッ……そんな

あっと<Խ

それは、治るんですか?

医者

現地点では……治った方は……

医者

ですが、カウンセリングを受けてみることで症状がマシと言ったデータが見られます。

まぜ太<Խ

カウンセリング……

医者

はい、先程記憶が無くなったと言われていましたが

医者

それも死傷愛の症状のひとつですね

けちゃ<Խ

だから……記憶が

病院の帰り道

まぜ太<Խ

……迷惑かけてごめん

まぜ太<Խ

その……これからも迷惑かけると思うと俺ッ

けちゃ<Խ

……何言ってんの!

けちゃ<Խ

まぜち、迷惑だなんて僕たちは思ってないよ

あっと<Խ

そうだぞー、こういう時こそ仲間で助け合うもんだろ

まぜ太<Խ

けちゃ……あっと

まぜ太<Խ

……2人とも、その……ありがとな

まぜ太<Խ

俺、頑張って治すよ

けちゃ<Խ

ッ、うん!

あっと<Խ

俺たちも全力でサポートするからな

死傷愛……治るかはわからない。

だけど、このふたりとなら……仲間がいたら

一緒に乗り越えていける、そんな気がする。

瑠々羽໒꒱

以上で死傷愛でしたー

瑠々羽໒꒱

長くなっちゃった汗

瑠々羽໒꒱

ᡣ𐭩が何か分からないんですけど、100超えました!

瑠々羽໒꒱

ありがとうございます!

瑠々羽໒꒱

次回もぜひ見てくださいね

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