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やばい今ドキがムネムネしてるんだが
プグマ失礼します!
終礼も終わって今は中一の廊下を歩いている。
中一の階に中三がいることが珍しいからか変に視線を感じる。
気づいたら2歳下の弟の教室前に着いていた。
je.
モブ5
ro.
カバンを肩にかけて慌ててこちらへ走ってくる。
je.
ro.
下駄箱まで行き、靴を履き替え、嫌なほどまだ明るい空の下を歩いていた。
すると、突然るぅちゃんが先をスタスタ歩き始めた。
je.
焦って追いかけようとすると突然立ち止まり、消えそうなくらい小さな声で弟が言った。
ro.
je.
急な言葉に驚いて足が勝手に止まった。
彼は昼休みの時のように空を仰いでいた。
ro.
何も無かったかのようにニコニコ笑っていた。
俺は不安になった。
「まさか昔の記憶を取り戻したのか?」
と。
でもそんなに前の記憶はないはず。
とにかくるぅちゃんを不安にさせないように笑顔を作り、
je.
と、返事した。
昨日、僕が莉犬にぃの部屋で遊んでいた時、ふと気になったことがあった。
それは机の上に伏せてある写真立て。
いつものことだったので普段は特に気にしていなかったが、今日はなぜかあの写真に何が写っているのかが気になった。
でも伏せてあるからか見てはいけないのかもしれない、見たら怒られると思ってしまった。
そこで莉犬にぃがトイレに行った隙に写真立てに飾られている写真を見た。
そこにはお兄ちゃんたちにそっくりな小学生、幼稚園児くらいの子供が合わせて5人、お母さんと知らない男の人が写っていた。
最初は意味がわからなかった。
「なんでこの仲の良さそうな写真を伏せておくのだろう」と。
でもすぐに気づいた。
そうだ、これはみんなの「父さん」。
僕はみんなの兄弟じゃない。
偽の家族なんだ。
ガチャ、とドアの開く音がして慌てて写真立てを戻す。
何も無かったかのように振る舞ってゲームの続きをした。
その夜、夢を見た。
小さい頃の夢。
どこだここ?
あれ、いつもの家だ。
隣に僕と手をつないだお父さんがいた。
ピンポーン ガチャ
??
ペコリと頭を下げた、僕よりも遙かに身長が高い人が出てきた。
優しそうな笑みを顔に浮かべている。
お父さん
そう言ってお父さんもニコッと笑った。
お父さん
na.
僕は咄嗟にお父さんの後ろに隠れてしまった。
お父さん
na.
そう言って右手を差し出してくれた。
ro.
僕はそう言ってななにぃの手にハイタッチした。
お父さん
na.
お父さん
家に入ろうとすると廊下をバタバタ走る音が聞こえた。
??
僕はビックリしてまたもや隠れた。
今度はななにぃの後ろに。
すみれ
次回に続く…