赤崎
目が覚める。暗い俺の部屋を見てすぐ目に入るのは中学生の頃のリュック。
、、、そのリュックは泥やら土やら落書きやらで色々汚れていた。
__俺が虐められていた証拠
赤崎
あの記憶を思い出す度、寒気と頭痛が訪れる
赤崎
俺には友達がいる。
好きな人だって、、、
『昔、俺さ。好きだったんだ。るぅとの事』
、、、失恋しかけたけどね。
目を細めため息をついた
だけど”大丈夫”。
この言葉はおまじない。
誰よりも幸せだから。
俺は、幸せ。
そう言い聞かせられる、おまじない。
今日は7月7日、土曜日。七夕だ。
さとみくん達と会う約束をしている
__俺は七夕が大嫌い。
叶いもしない願い事を書く馬鹿が群れる日。
、、、でも、俺だって一昨年願ったよ。
叶わなかったけど
商店街は賑やかだった。
笹はそこら中にあるし、
七夕らしい飾りがわんさか転がっている
紫央
一方俺たちも笹の前の短冊に手を伸ばしていた
桃谷
紫央
黄神
紫央
黄神
橙樹
るぅととジェルもウキウキしながらペンを動かしている
桃谷
紫央
俺たちの声は浮ついた彼らには届かなかった←
皆がワイワイ話している仲僕は莉犬くんと2人離れた場所で呟いた
青猿
赤崎
青猿
赤崎
青猿
莉犬くんはさとみくんが好き。
テスト前、そう教えてもらった。
だけど彼はるぅとくんが好きだった。
僕が好きな人を、彼は好きだった
赤崎
青猿
赤崎
僕らは顔を見合わせ微笑み合う
赤崎
そう彼は口を開く
赤崎
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