!ATTENTION ‽.この物語は、実際の国や人物とは一切関係ありません。 ‽.政治的、挑発等の意図は一切ありません。 ‽.エスニックジョーク、又はブラックジョーク等が含まれています。 ‽.ショッキングだったり、グロテスクな表現等が含まれています。 ‽.オメガバースの要素が含まれています。 ‽.無理して最後まで見ないでください。任意のタイミングでブラウザバックを推奨します。 ‽.読了後のクレーム等は一切受け付けていません。 以上のことを理解したうえ、お読みください。
20✘✘年、某日。 あの”悲劇”からは何年も経ったが、未だその代償は残り続けていた。
今日はたまたまみんなの休暇が重なったので、せっかくだし、と飲み会を開くことになった。 みんな、人や特定の人以外と会うことが殆ど無いので、「たまには....」という気持ちになったのか、案外来てくれた。 まぁ、空気を読んで参加した、という人も居なくはないと思うが。
イタリア
ドイツ
イタリア
日本
イタリアがドイツに無理やり酒を飲まされ、 日本にほっぺを触られ、足を絡めさせられている。 はたから見ればピンクな職業の人にしか見えないが、あそこの3人はだいたいあんな感じで距離感がおかしい。 今日は酒も入っているしなおさらだ。
イタリア
イタリア
ドイツ
日本
イタリア
まあイタリアもまんざらでもない様子だし、 あいつらはほっといていい(?)
”悲劇”の被害者の後継であそこまで幸せなのは珍しい。 特にフランスは精神がやばい。精神病の一つや二つは確定しているのが見ていてわかる。
....まァ、 「共依存」で 本当に幸せでいられるか、って話だけど。
フランス
フランス
アメリカ
アメリカ
フランスは何か精神病を患っているような感じで、 薬を肌身離さず持っている。 ヒトに近づこうとしなく、ヒトと沢山関わるときには大抵薬を飲んで精神を落ち着かせている、....のか? まぁそんな感じの奴だ。
もしかして先代のやった”アレ”に責任感を持っているのだろうか。 申し訳なさを感じているのだろうか、 それとも、恐れているのではないか。 自分がやったことじゃないけど、 他国から恨まれてる気がして、怖いのか?
アメリカ
そんなことを考えていると、 俺の隣の席にとある者が腰を下ろした。
ロシア
ロシア
アメリカ
ロシア
ハァ?何言ってんだ。 と思ったが、ロシアが急に神妙な顔になったので、少し固まってしまった。
アメリカ
ロシア
ロシア
ロシア
ロシア
アメリカ
アメリカ
ロシア
ロシア
アメリカ
ロシア
ロシアはきっぱりとそう言った。
アメリカ
ロシア
ロシア
ロシア
ロシア
言葉に詰まる。 確かに、俺に少しでも原因があるかもしれない内容だ。 だけど...俺はどうしようもできない。
ソ連の怨念か何かか?
不意にそう思った。
ロシア
アメリカ
ロシアに、言いたくない。
俺は少し考えて、こういった。
アメリカ
ロシア
アメリカ
俺の声を遮るように、 声が聞こえた。
イギリス
アメリカ
イギリス
イギリス
アメリカ
ロシア
イギリス
イギリスはそうロシアに言った後、 俺の腕を強く引いて歩き出した。
親父はトイレの個室に入り、 俺をその部屋の中に入れた後、親父鍵を閉めた。
親父は俺の頬を両手で掴み、俺と無理やり目を合わせた。
イギリス
アメリカ
イギリス
イギリス
イギリス
イギリス
親父は狂ってしまった。
あの事件以来、極めて過保護になり、 特に第二の性別について敏感になった。 あんな事件が二度と起きないよう、と釘をさしてくるが、 親父の私情が絶対入っていると思う。 どんな事情かは知らないが。
そのせいで俺は自由を奪われ、 更に発情期の苦しみにも溺れて、.....。
イギリス
アメリカ
穴があったら入りたい気分になった。
イギリス
イギリス
イギリス
その途端、一瞬だけ、俺の頭のネジが外れて、 叫んでしまった。
アメリカ
アメリカ
アメリカ
やばい、怒らせた。 __そう思って身構えたが、怒号は聞こえてこなかった。 親父は心底悲しそうな顔で黙りこくってしまった。
アメリカ
アメリカ
親父はその後も一言も発せずに、トイレの個室の鍵を開け、席に戻っていった。 俺もまた、親父に続いて席に戻った。
ロシア
アメリカ
アメリカ
ロシア
アメリカ
俺の動きや言動はそうとうおかしかっただろう。 だけど、ロシアはそれを指摘しなかった。
なんで今の時代になっても、 あのことで ”もうとっくに終わったのに” 苦しまないといけないんだろう。
だいいち、どうして、こんな目に、.....
アメリカ
アメリカ
俺たちは、 数十年経った今でも、 ”死んだ何か” に、 ずっと、ずっと 怯え続けている。
出演 イタリア王国 β → イタリア共和国 Ω 第三帝国(ナチ・ドイツ) α → ドイツ連邦共和国 α 大日本帝国 α → 日本国 α ソビエト社会主義連邦共和国 Ω → ロシア連邦 β フランス第三共和政 β → フランス共和国 β イギリス β アメリカ合衆国 Ω
この回をもって、 「どうしてこんな目に!」 は完結となります。
ご愛読ありがとうございました。
PS. 新作を用意してますので、公開は遅くなるかと思いますが、その際は新作も読んで頂けたら嬉しいです。
コメント
4件
尊い推しカプや可哀そうな推しカプご馳走様でした!神小説を有難うございます!
お疲れ様です(๑•̀ㅂ•́)و✧イタリアがΩ…グヘヘ~!!!!(^p^三^p^)めっちゃおもろかったです( * . .)"
うあー!お疲れ様です!最高でした!!!まっじでありがとうございました!