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???視点

僕は見てしまった

うちのクラスメイトが涙を流している姿

僕は話しかけようか迷った

だけど話しかけられなかった

怖いから

泣いてる姿を見てたなんて知られたら 嫌われるかもしれない

でも追いかけた

あの子には幸せになってほしい

そう思ったから

その子は居たんだ

1人で泣いてた

その涙は儚くて、切なくて

思わず話しかけた

おんりー

っ、はぁ

誰かの話し声が聞こえる

中身なんてどうでもいいんだ

近づいてきているかが気になるだけ

そんな時、話しかけられた

ドズル

あのさ、

おんりー

っ!

人がいたなんて

ドズル

大丈夫?

おんりー

ドズル

な訳ないよね

ドズル

話、聞くよ?

人なんか信じない

聞いたところでどうするの?

笑うの? 励ますの? どっちだっていい

ドズル

ごめん、
見ちゃったんだよね

ドズル

放っておけなくってさ

隣に座ってきた

なんで? なんでこんな自分に近づくの?

おんりー

休み時間終わりますよ…

ドズル

別にいいよ!

ドズル

君と話せるなら、
授業くらいなんともない

この人嬉しそうな顔をした

そんな気がする

ドズル

自信持ってよ!

おんりー

え…

ドズル

めっちゃいい声してるし、

褒められたのなんていつぶりだろ

ドズル

あとさ、
前から気になってたの!

ドズル

音楽の成績5なんだよね?

おんりー

なんで知って…

成績表なんて誰にも見せてないのに

ドズル

音楽の先生言ってたよ

まただ 本人の許可なく言いふらさないでほしい

ドズル

合唱部に入ってほしいな〜って

おんりー

っ…

ドズル

僕はさ歌声に自信ないから

ドズル

教えてほしい

ドズル

どんな努力したら綺麗な歌声が出せるの?

努力 正直嬉しかった

みんな生まれ持った才能だなんていうから

人生勝ち組でいいねなんていうから

本当はたくさん歌ってた

それに気づいてくれたんだ

おんりー

好きなように歌う、
それだけだよ

ドズル

っ!そっかぁ

また嬉しそうな顔をした

ドズル

そういえば名前!
僕はドズルです

おんりー

おんりー

ドズル

おんりー
なんかしっくりくる

この人…ドズルさんとは たくさん話した

泣いてたことには触れなかった

この気遣いが嬉しかった

ドズル

ふぅー
もう友達だね!

おんりー

えっ

ドズル

こんなに笑ってさ

ドズル

僕、楽しかった

ドズル

だから、友達

おんりー

意味わかんない

ドズル

この人と話して楽しい!
って感じた人は友達になった証拠だよ

おんりー

そっか

ドズル

今日さ一緒に帰ろ!

ドズル

いや、
これから一緒に帰ろ!

おんりー

ぅうん!

ドズル

っ!!あははっ

おんりー

ぇへへ?

少年の心に「情熱」の赤色が混ざる予感

To be continued

「信じない」と決めたのに、世界は色を取り戻した。

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コメント

2

ユーザー

この話の1話見たあと国語の授業であの物語の続きを書く提出物があって、今日だしまして、そんなタイミングで2話を見れて嬉しいです!

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