私しかいないそう言われて急いで常川くんの所に戻った
なんで戻ろうと思ったかは分からない 常川くんはいる。ただそう思って必死に探した
○○
常川くん!
呼んでも返事がない
○○
常川くん!常川くん!!
常川
どうしたのそんなに呼んで?
私は常川くんに手をのばした
その瞬間鼻の奥がツンと痛み目頭が熱くなった
○○
...だ...こんなの嘘だ!ちゃんと見えてるのに!こんなの...こんなの...!
常川
ごめん○○。でも嘘じゃなくて本当なんだ。僕はもうすでに死んでいるんだ。ここで
○○
死んでるって分かっちゃったら、もう常川くんは居なくなっちゃうの?
常川
多分ね
多分と言った常川くんの体はどんどん透けていっている
常川
体が透けてきたということはそういう事かもしれないね
○○
私、学校で、いじめられてて、ここに来て、常川くんと会って、色んな事話して...
涙が止まらず途切れ途切れで言葉を告げる私を常川くんは抱き締めてくれた
だけど感触は無い
常川
あぁだいぶ透けてきてしまった
○○
待って!まだ...まだ消えないで!
常川くんが消えてしまう前にこれだけは伝えたい
○○
君と...常川くんと出会えて本当に良かった
常川
僕もだよ...じゃあね○○
○○
うん
私は誰もいなくなった廃墟の跡地でただひたすら泣き続けた






