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VIPルームに入ると正面のソファーに偉そうに座っている男性がいた

ボス

……

ボス

お嬢ちゃんが何の用だ?

ソフィア

ちょっと取り引きを

ソフィアさんは慣れた手つきで向かいのソファーに座った

私はその後ろで2人の様子を見ていた

ボス

ほう…

ボス

いくら出せる

ソフィア

物がどのくらいあるかによるかしらね

ボス

…ふーん……

ボス

おい、持ってこい

部下

はい

指示された部下は奥から大量の小袋を持ってきた

ボス

今あるのは20kg分だな

ボス

どうする?

ソフィア

そうね……

ソフィア

これ、全部

ソフィア

証拠として頂くわね

ボス

……は?

ボス

……お前、まさか

ソフィア

ドラッグの売買で貴女達を警察に突き出すわ

ボス

……

ボス

おい、お前ら

ボス

この女を捕らえろ

ソフィア

…ルーシー

ルーシー

はい

数分後

辺りには完全に伸びている男達が倒れ込んでいた

ボス

………ほう

ボス

随分といい護衛を付けたなお嬢ちゃん

ソフィア

当然でしょ?

ボス

ふん

ボス

でも…

ボス

俺には勝てないぞ、ガキ

男は上着を脱いでネクタイを緩めた

ボス

その綺麗な顔、潰してやる

ルーシー

……ふぅ…

ルーシー

……いきます

バシッ、ドシッ、ドシッ

男との激しい攻防 相手も手練だからかルーシーはかわすか、捌くかしか出来ていない

ボス

避けているだけでお姫様は守れるかな?

ルーシー

っ……

ソフィア

(ルーシー……)

部下

………

ソフィア

!んん""

2人の攻防を見ていた そして、油断していた

後ろに隠れていた敵に

ルーシー

(隙が…ないっ…)

掴まれないように何とか一定距離を取りながら捌いていると男の動きが止まった

ルーシー

はぁ…はぁ……

ボス

お姫様

ボス

ちゃんと見なくていいのか?

ルーシー

……!!

パッと振り返るとソフィアさんは1人の男に拘束されていた

ルーシー

ソフィアさん…!!!

ボス

はははっ

ボス

守りながら戦うってのは難しいよなぁ?

ニヤニヤとしながら男は指をパキパキと鳴らした

ボス

動いたら、あのお姫様がどうなるか…

ボス

分かるよなぁ?

ルーシー

っ…………

ドスッ、ドスッ、ガスッ

ルーシー

………

ルーシー

……ペッ

しゃがんだ状態で殴られ蹴られペッと血を吐き出すと歯も一緒に吐き出された

ソフィア

っ…ルーシー…

ソフィア

もう…やめ…て…

ルーシー

……ソフィアさん…

ボス

ははは…

ボス

なんだぁ?敵に懇願するなんて

ボス

……そうだなぁ

ボス

お姫様は随分と顔が良い

ボス

こりゃあ、売れるな

ルーシー

ソフィアさんの首をサラッと男は撫でた

ソフィア

っ……

ルーシー

……

汚い手がソフィアさんに触れてる

ああ、やだ、汚い

汚れる、私の、神様が

ルーシー

触らないでください…

ルーシー

私の…神様…に…

ボス

……あ?

口内が鉄の味で溢れ、鼻からは血が流れ少し固まっていて呼吸がしずらい

頭もボーっとする

ああ、汚れる前に、やらなきゃ

殺さなきゃ、アイツらを

ソフィア

……?

ぶつぶつとルーシーは呟きながらゆっくりと立ち上がった

ルーシー

………

ソフィア

!!あれは…

ルーシーの身体からは耳と尻尾が生え、指の爪は鋭利に、長く伸びていた

ソフィア

(発情…期…?)

ボス

こいつ…獣人か!!!

ルーシー

ソフィアさんから

ルーシー

汚れちゃう

部下

なんだ…あいつ…

私を拘束している男がそう呟いてからしばらくすると私の拘束が解けた

部下

ぐぁっ!!

ソフィア

……へ…?

気づけば視認していたはずのルーシーは居なくなって私の後ろに立っていた

ソフィア

(見え…な…かった…)

ルーシー

……殺す…殺す…殺す…

ソフィア

段々と発している言葉に気づいて振り返る

ソフィア

ルーシー、殺してはダメ!!

ルーシー

は……

ルーシー

…あ…

ハッとしたようにルーシーは私を見つめた

ソフィア

殺さないで、拘束して

ソフィア

分かった?!

ルーシー

……はい

おかしい、さっきまで跪いていたのに、何故お前はお姫様の後ろにいる?

ボス

獣人…の…力…なのか…これが…!

ルーシー

……随分とやってくれましたね

俺の目の前にいるこいつはシャツの袖で鼻血を拭き取ると意識するよりも前に俺の前に立っていた

ボス

は…

ボス

(また…見えなかった…っ…?!)

ルーシー

………これは、お礼…です

ドスッ

鈍い音ともにお腹に鈍痛が広がった

ボス

が……ぁっ…

痛みで両膝を着くと次の横からの衝撃で俺は意識を手放した

ルーシー

……

処理班に任せてさっさと外に出ると車が既に待っていた

メイ

おつかれ…

ルーシー

ハァ…ハァ…ハァ……

メイ

ルーシー…?!

メイ

その耳と…しっぽ…は?

ソフィア

多分発情期…だと思う

ソフィア

(多分…ルーシーは理性のストッパーが他より強いから耐えてるだけ……)

何年もの間奴隷として生活していたからこその忍耐力が、今も彼女を苦しめている

メイ

ど…

メイ

で…でも治療もしないと…

ソフィア

分かってる

ソフィア

今日は私の部屋に連れていく

メイ

わ…分かった…

ルーシー

っ…ぐ…ぅ…

ルーシー

だめ…です…

ルーシー

いま…は…何するか…

ソフィア

そんなの承知で言ってんのよ!

必死になって私を守った貴女に、今更私はどう文句を言うと思ってるのかしら

ルーシー

…っ…あな…た…を

ルーシー

傷つけたくない…っ…!!

ソフィア

頑なに拒否をするルーシー

ルーシー

はっ…っ……ぅ…

ルーシー

め…メイ…さん…っ…

メイ

な…なに…?

ルーシー

私を…拘束…してください……っ…!

メイ

で…でも…

ルーシー

早く…!!

ルーシー

まだ…私の理性が…あるうちに…っ!!

メイ

………

ソフィア

……はぁ…

ソフィア

メイ

メイ

うん、分かった

メイは拘束用の腕輪を持ってきてルーシーに取り付けた

ルーシー

ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…

ソフィア

……行きましょう

ルーシー

ハァ…ハァ…ハァ…

段々と落ち着いてきて耳としっぽは消え、爪も元に戻った

ルーシー

(ど…う…しよう…)

段々と意識が薄れて、自分の理性が遠くへと行くような感覚

ソフィア

ルーシー

ルーシー

………

ルーシー

ソフィア…さん…

ソフィア

……なに…?

ソフィアさんのベッドに横たわり、拘束されている腕を見つめる

ルーシー

私……

ルーシー

役に立ちましたか…?

ソフィア

子供が褒めて欲しそうな顔で、でも機嫌を伺うような表情をするルーシー

ソフィア

(ルーシー……貴女って子は…)

ルーシー

ハァ…ハァ…っ…

ルーシーの汗ばんだ前髪を撫でて頬を撫でた

ソフィア

当たり前でしょ

ルーシー

……えへへ…

ルーシー

よかっ…た…

ルーシー

……うぅっ…

ソフィア

………

ルーシーに掛けてある毛布を捲って下半身の膨らみを確認する

ソフィア

(一応……たってはいる…)

反応はする、でもいざ自分で処理しようとすると恐らく、トラウマが蘇ってしまうんだろう

ルーシー

そ…ソフィア…さん…

ルーシー

大丈夫…ですから…

ルーシー

私は…1人でも…

ソフィア

っ……

この子はいつも、1人で

1人で耐えてきたんだ、全部 発情期も、トラウマも

両親も

ソフィア

(無理かもしれない……けど…)

膨らみをそっとズボンの上から撫でる

ルーシー

っ?!

ルーシー

そ…そ…そそそソフィア…さんっ…?!

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