岩動温泉旅館ホテル・図書館
読者さん
読者さん
本棚の迷宮
乾いた髪の香り
乾いた紙の香り
読者さん
読者さん
読者さん
とは言ったものの
あちらの世界の出来事や記憶を少しずつ失いつつある
なにか違いを見いだせるのだろうか?
読者さん
読者さん
一冊の文庫本を手に取る
それは夢が詰まったもの
紛れもなく英雄譚
読者さん
読者さん
つい大きな声が……
あたりを見渡すも
誰も気にせず本を読んでいる
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
読者さん
頭にほぼ中身が入ることはないが
高速の斜め読み
多分……起承転結はどの作品も似たりよったりだろう
岩動温泉旅館ホテル・図書館
読者さん
読者さん
上の看板のジャンルを見つつ
読みたい本を探して見る
どんな知識に出会えるのだろう?
読者さん
立ち読みしてる一人の少女を発見した
腰から伸びるのは刀
間違うはずもない姫将軍!!
読者さん
聖奈
聖奈
読者さん
気になるな
堅苦しくて真面目な彼女のお眼鏡に叶う書物
気になるのだ
読者さん
読者さん
聖奈
聖奈
聖奈
聖奈
聖奈
読者さん
聖奈
聖奈
そうすると彼女は刀の柄を見せてきた
金色に光る装飾品が……
ぶら下がっている
読者さん
聖奈
聖奈
聖奈
読者さん
聖奈
聖奈
読者さん
聖奈
読者さん
読者さん
聖奈
少女は本を読む
稀人も本を読む
夜の夢を【ヨム】
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