No titel Part1

ついさっき

のはず。きっとあってると思う。

俺のいつものいつもどおりの日々が訪れるはず。

だった。

でも

今目の前にあるのは、

得体の知れない 「モンスター」 がいる。

……………………………………

放課後

タツヤはクラスで一番仲がいいやつだ。

あいつが休むと1人になってしまう。

この時、この辺りから

俺の「いつも」が終わった。

おめでとうございます！

あなたには化け物と戦う力を与えましょう！

あなたの今着ている服のポケットに 「ｾ✋ソ九無」 を入れました！

さぁ！早くｵｼ尾梦をして 生き残りましょう！

プツン

探してみたが、結局あのアプリは見つからなかった。

あった

カードが1枚だけ

Agreementと書かれたカードが

1枚だけ。

全く破れない。

シュレッダーにかけても 傷ひとつつかなかった。

午後9時25分 様々なの人喰い生物が各場所で発見されました。 住民は建物から出ないで自衛隊が来るのを待っていてください。

化け物と戦う力を与えましょう！

プルルルルル

突然。電話の着信音が鳴った。

パリン

ごとん。カチャカチャ、

ぶつっ

切れた電話に声を必死にかけた。

当たり前だが、返ってくるのはつーっつーっという音だけ

化け物と戦う力を与えましょう！

体が震えながらタツヤの家へ走った。

必死に。